エンジニアの中国ブログ

中国の広東省在住、現地企業勤務のエンジニアです。中国生活で体験したことや趣味の話を中心に発信していきます!

【豆の形状】自宅焙煎の初心者向けのコーヒー豆を見つけました!【ピーベリー/丸豆】

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左がピーベリー (丸豆)、右が通常の平豆、共に雲南コーヒー (カチモール種)

 

今回はコーヒーの自宅焙煎で、特に初心者にも片手鍋や手網で焙煎し易い豆を紹介します。

最初に答えを述べてしまいますが、その焙煎し易い豆というのはピーベリー (Peaberry) のことです。(通常の平豆に対し、丸豆とも呼ばれています。)

 

▼参考

Peaberry - Wikipedia

 

焙煎時になぜ焦げやすいのか?|コーヒー豆の形状

以前の記事にも書きましたように、現在、私は自宅焙煎のためのお手軽な焙煎器として片手鍋を使用しています。

 

片手鍋は鍋自体に攪拌機能はないので、均一に焙煎するためにタイミングをみながら鍋を適度に振る必要があります。

この鍋の振り方やタイミングは個人差があり、コンロ、焙煎量や豆の種類といった条件によっても異なるもので、初心者には上手く焙煎するのが難しい場合があります。

 

また、上手く焙煎し難い理由については、素材のコーヒー豆自体の形状も関係しています。

なぜなら、通常のコーヒー豆は平らな面を有していますが、この平らな面のせいで鍋底で転がり難く、特にその平らな面が焦げやすい傾向にあります。(下の写真のようなイメージです)

 

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一方、ピーベリーは形状が比較的に球状に近く鍋底で転がり易いため、片手鍋や手網といった手振り焙煎に好適ではないかと、ふと気付きました。(もちろん知っている人は知っていたのでしょうか...)

今まで雲南コーヒーの試供品を通じてピーベリーの存在は知っていましたが、平豆と味についてそれほど違いを感じなかったため、興味がありませんでした...

 

しかし、焦げた豆の平面を見ながら丸い豆があればいいのになぁ~と思っているときに、たまたま思い出したわけです。

この丸い形状のピーペリーを...

 

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専用設備とスキルのある業者が焙煎をした平豆と丸豆に違いを感じなくとも、素人焙煎であれば焙煎し易い分だけ差が出る可能性もあります。

また、うまく焙煎できる焙煎度のバリエーションも広がる可能性もあります。(特に浅煎り方向で...)

 

丸みを帯びていて小粒なピーベリーは焙煎し易い

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上の写真の左がピーベリーで右が平豆ですが、ピーベリーの方が丸くサイズも一回り小さいのが分かります。(コーヒーの品種は同じです)

私が入手したのは普段よく飲んでいる雲南コーヒー (カチモール種) のピーベリーで、平豆に対して価格は15%ほど高めでした。(他の品種のコーヒー豆もピーベリーだから極端に高くなることはないようですが、少し割高になるようです)

 

▼参考:雲南コーヒーに関して

 

 

しかし、上手く焙煎できるのであれば、15%ほどの価格アップは十分に許容できる範囲です。

早速、入手した雲南ピーベリーを焙煎してみました…

 

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予想通りですが、けっこう均一に色が着きやすく、浅い焙煎度も取り組み易い印象です。(上の写真は右の方が焙煎度は浅いです...)

 

焙煎し易い豆+α|自宅焙煎をより充実させるために!

好みの豆を思い通りに焙煎する、もしくは豆のポテンシャルを最大限に引き出した焙煎をするといったことが、コーヒー豆を焙煎をする上での究極の目標になるかと思います。

しかし、そこまで深入りせずとも個人で自宅焙煎を楽しみたい場合、焙煎し易い豆を使って、煎りたてのコーヒー豆を味わうのも一つの手段だと思います。

 

そんな場合に今回のピーベリーは、有力な一つのオプションになると思います。

私の場合、この豆を使って今まであまりチャレンジしていなかった浅煎り〜中煎り付近の焙煎を自分なりに極めて行こうかと考えています。

 

また、浅煎り〜中煎り付近を美味しく飲むためのオプションとして高木まろやか式の抽出方法も非常に役に立っています。


まろやかドリップ初級クラス

 

この方法はかき混ぜる蒸らしと差し湯が特徴です。

焙煎に失敗した思ってもけっこう誤魔化しが効き、美味しく飲めると思います。

ただし、深煎りだったら蒸らし中にかき混ぜない松屋式みたいな方が好みですが…

 

あと最近、浅煎り方向にシフトしているのは、新しいミル (TimemoreのSlim plus)でジョリジョリと挽きたいというのもあります。

このミルは硬い豆でも引っかかりもほとんど無く、かなり使い勝手がいいです。

刃が改良されているので旧型のTimemoreのミルより微粉もも少なく、浅〜中煎りでサッパリ飲むのにもうってつけです。(もうじき日本にも導入されるはずです。このミルの紹介記事も予定しています)

 

以上、自宅焙煎を楽しむために焙煎技術の向上だけに拘るわけでなく、利用できるオプションは利用し、煎りたてのコーヒーを楽しんでいます

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

 

 

以降では本ブログのコーヒー関連の記事を紹介しています。よろしければどうぞ!

 

下記は現在の自宅焙煎で、焙煎器として使用している片手鍋に行きついた経緯などをまとめています。

 

下記は現在使用している片手鍋とその選定基準などに関しての記事です。(片手鍋にも材質やサイズなど色々と選択肢があります)  昨年から10ヵ月ほど、現在の鍋を使用しています。

 

下記は電動の鍋型焙煎機についての記事です。鍋焙煎が気に入っているので、同じような感じで焙煎できそうな電動焙煎機を買ってみました。焙煎条件は限定されますが、まずまずの買い物でした。

 

下記はあっさりが特徴と言われる雲南コーヒーの紹介です。現在、私のお気に入りの銘柄です。(今回のピーベリーも雲南コーヒーです)

 

下記はタイムモアSLIMというコーヒーミルについての記事で、中国の新興企業であるタイムモアのミルを、ドイツの老舗ザッセンハウスが (うっかり?) パクってしまったという話です。私が購入したのはこの後継機種でSLIM plusという機種ですが、デザインは同一です。シンプルなデザインが気に入っています。(もちろんミルとしての性能も高いです)