現地採用エンジニアの中国ブログ

中国の華南地区(深圳周辺)で現地採用として働き始めたエンジニアです。中国で体験したことや趣味の話を中心に発信していきます!

【続実験】マキネッタでクレマを出すのにナチュラル式ロブスタは有効か?【マニア向け】

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前回の記事に出てきたロブスターつながりで、今回は再度コーヒー豆のロブスタ種 (中国語:罗布斯塔种) についてのトピックです。

本音を言うと、2020年4月現在、しばらくおうちカフェの需要が高まりそうなのでコーヒー関係の記事を増やそうかと目論んでいます... (内容がマニアック過ぎるのは重々承知ですが、趣味なので...)

 

▼参考 (時系列的に前回の記事)

 

▼参考 (内容的に前回の記事) :下記はインドネシア産のコーヒー豆である水洗式ロブスタWIBを試してみた記事で、マキネッタのカミラを使用してクレマのでき方を評価しています。

 

今回は上記の記事で使用した水洗式ロブスタではなく、ベトナム産のナチュラル製法のロブスタを試してみた結果をまとめます。

この記事は上の記事の補足内容になりますが、ナチュラル製法のロブスタを使用して直火式エスプレッソを抽出し、クレマの出来を確認しました。(抽出に使用したのは同じく直火式エスプレッソメーカー (マキネッタ) のカミラです)

最近ハマっているラテアート用に上手く使えることを期待しましたが...

 

【結論】ナチュラル式ロブスタ、もう買いません... 面倒だしマズイ... (もちろん主観ですが…)

追記) …と思っていたのですが、最近は浸漬法で淹れると結構美味しく飲めるかなという気がしています…

興味のある方はどうぞご覧ください!

 

今回に使用したロブスタ種 (生豆) については下記の通りで、品質というよりは製法に着目して選びました。(少なくとも小売りではナチュラル製法のロブスタは取り扱いが少なく、あまり選択肢がなかったです)

  • 産地 :ベトナム
  • 等級 :1級 (基準は知りませんが...)
  • 処理法:ナチュラル
  • 価格 :約200円/500g  (水洗式WIBの半分以下の価格です...)

 

生豆の外観は下の写真のような感じで、水洗式と比較すると均一性はかなり劣ります。

焙煎する前に8%ほどピックアップして除去しました。(黒かったり、白かったりする豆や形状がイビツな豆を素人ながら選別...)

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下が除去した欠点豆です。(本当に異物に見えます... )

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焙煎後もかつて見たことがないほど、かなりムラムラな仕上がりでした... (片手鍋を使った焙煎でここまでムラになったことはありません...)

ちなみに中深煎りを狙い、とりあえず150g程焙煎しました... (さらに焦げた豆はピックアップして除去しました...)

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生豆を見てから焙煎まで、結構テンションが下がりましたが、まずはこんな感じでナチュラルのロブスタを焙煎豆を準備しました。(品質にはそれほど期待はしていなかったんですが...)

 

気を取り直して、焙煎二日後に使ってみました。 (まずは100%ロブスタで...)

普段だったら豆を手動コーヒーミルで豆を挽いている間はコーヒーの香りを楽しむ優雅なひと時なんですが、ロブスタは違いました...

なんと例えてわかりませんが、匂いははっきりいって微妙です... (香ばしさは感じられるのですが、嗅ぎなれないのか、良い匂いには感じられません)

 

コーヒーミルを開けてみて、さらにビックリ...

挽いた粉がミルにびっしり付いています。(ちなみにコーヒーミルはタイムモアのG1Sです...)

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これも初めての経験で、今までこんな風に粉がミルにびっしり付いたことはありません。

ナチュラルのロブスタは含水量が少ないんでしょうか?(ちなみに焙煎は2ハゼが聞こえ始めてから数秒の時点で止めています...)

もしくは微粉ができやすいのか... (カミラの抽出圧の上がり具合は他の豆と大差なかったので、微粉が多いという訳ではなさそうですが...)

 

普通はこんな感じです... (よく飲んでいる雲南コーヒー (カチモール) です)

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コーヒーを抽出する前からいい予感はしません...

まあ、豆によってミルへのこびり付き具合が、こんなに異なるのは発見でしたが...

 

▼参考 (タイムモアのG1S)

 

そしてカミラで抽出してみました。

ラテが前提なので、味をしっかり出すため、沸騰音がしてからレバーを閉めています。(ちなみにアメリカーノにするときは沸騰音がする前に閉めています...)

▼参考

 

肝心の100%ナチュラル・ロブスタのクレマはこんな感じです。(左が抽出直後で、右が3分放置後です)

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100%ロブスタのクレマの量にしても、経時での減少の仕方も他の豆と大きな違いはありませんでした...

今のところ確認できた限りでは、クレマの量に効果が大きいのはコーヒー豆の焙煎後の鮮度 (おおよそ焙煎後2~3週間以内が良好)と、抽出時の圧力 (高い方が良好) です。

 

少しがっかりですが、そのままラテにしてみました...

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ラテの絵はだいぶ安定してきましたが、これはロブスタは関係ありません。

日々、練習しています...

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ちなみにフォームミルクは下記の方法で作っています。

冷蔵庫から牛乳を出してから3分程で作成でき、上記でロブスタを3分放置したのはフォームミルク作成の所要時間です。

▼参考

 

100%ナチュラル・ロブスタの直火式エスプレッソは、直接鼻で嗅いだ香りも、口に含んだ際の香りにしても良いとは感じませんでした...

ただし、苦くて飲めないとかいうことはなく、ミルク無しで飲んでみても味自体は意外とすっきりしています。

この辺は水洗式のロブスタにも通じるところですが、カミラでの抽出自体がすっきりする傾向にあるのかもしれません...

 

雲南コーヒーとブレンドも試してみましたが、ロブスタの配合量を30~40%程度に抑えれば、ロブスタの風味としてはあまり感じなくなりました。

ただし、普通にハンドドリップだと上記の分量でも苦みがきつく感じ、蒸らし時間次第ですが、10~20%であれば程好い苦味が加わるように感じました。

ブレンドに関しても水洗式ロブスタでも同じような感じなので、焙煎前後のピックアップ等の手間を考えると、ハンドドリップの味の調節に使うとしても水洗式を選んだ方がいいかな...(水洗式は価格が倍以上ですが、豆自体の品質もよかったです)

 

まとめると、マキネッタで直火式エスプレッソを入れる際、ナチュラル式のロブスタを使用してもクレマが特別にどうにかなる兆しも見えず、風味も好みではありませんでした。

さらに欠点豆を除去するのも面倒です。(一方、最近のアラビカ種の豆であればハンドピックはほとんど必要無いように見えます...)

 

ナチュラル式ロブスタ、もう買わないと思います!(あと300g以上の生豆が残っている...)

 

 

以降では本ブログのコーヒー関連の他の記事を紹介しています。よろしければどうぞ!

 

下記はお気に入りの直火式エスプレッソメーカーのKamira (カミラ) についての記事です。クレマを上手くつくるにはコーヒーミルでの粒度調整と焙煎豆の鮮度が非常に重要です。

 

下記はカミラのフィルターホルダーへのコーヒーの充填性を改善するために、なんちゃってファンネルをつくった話です。

 

下記の記事では自分なりの手動コーヒーミルの使い方を紹介しています。焙煎したてのコーヒー豆を自分で挽くのは、一番コーヒー豆の香りを楽しめる瞬間だと思います。特にカミラ用に豆を挽くときは細挽きなので、一段と豊かな香りが楽しめます!

 

下記は現在お気に入りのコーヒーミル、Timemore (タイムモア) のG1についての紹介記事です。G1は同社のフラッグシップモデルに相当します。

 

下記はタイムモアのミルのハンドドリップ用とエスプレッソ用の刃の違いを検証した記事です。ここではタイムモアのG1とG1Sで比較していますが、他のモデルと刃の形状は同一なので、傾向は他のモデルにも当てはまると思います。

 

下記の記事はタイムモアのミルのエントリーモデル、タイムモアCについての記事です。ハンドドリップ用に使っています。

 

下記はタイムモアSLIMというコーヒーミルについての記事で、中国の新興企業であるタイムモアのミルを、ドイツの老舗ザッセンハウスが (うっかり?) パクってしまったという話です。

 

下記は、タイムモアのコーヒーミルの普段のメンテナンスについての記事です。普段はほとんどブラシを使った掃き掃除しかしてないです...

 

下記は自宅焙煎を始めた頃の話です。初めから片手鍋に出会っていればとも思いますが、懐かしい思い出です。自宅焙煎した新鮮なコーヒー豆を使うとカミラのなめらかなクレマも非常につくり易いです

 

下記は片手鍋に出会う前の記事で、焙煎器具として煎り上手や手網を比較した記事です。しかし、現在、片手鍋が一番気に入っています

 

下記は、コーヒーの焙煎用器具として片手鍋を初めて知った話です。ずいぶん遠回りしてしまいました...まさに灯台下暗しでした...自宅焙煎に興味のある方は是非ご覧ください!

 

下記の記事で紹介している片手鍋が現在焙煎に使用しているもので、上記の記事で紹介している片手鍋よりも鍋底が薄いタイプです。(価格も安いです)

 

あっさりが特徴と言われる雲南コーヒーですが、カミラで抽出すると濃厚で飲みやすいコーヒーが淹れられます。雲南コーヒーとカミラの組み合わせは非常に良好です!