今回は、昨年購入した中国製のマニュアル式エスプレッソメーカー (緑融手圧式エスプレッソメーカー、以下緑融手圧式とします) を紹介します。
上の写真がそのエスプレッソメーカー ”緑融手圧式” で、武骨でシンプルなデザインが特徴の一つです。
ポンプ式のエスプレッソマシンとは異なり、マニュアル式は手動で圧力を掛けながらエスプレッソを抽出する仕組みで、日本でも比較的に知られているFlair Espresso MakerやROK espresso machineなどと原理的には同じタイプのエスプレッソメーカーです。
ここでは、この緑融手圧式の紹介に加えて、同ジャンルの他製品を選ぶ際にも役に立ちそうなこともトピックに加えます。
こういったエスプレッソメーカーに興味のある方は、どうぞご覧ください!
- 製品の特長|緑融手圧式エスプレッソメーカー
- マニュアル式エスプレッソの淹れ方|緑融手圧式を例にして
- コーヒー粉の挽き方 (最も重要)
- コーヒー粉のバスケットへの充填方法
- シリンダーの予熱とエスプレッソの抽出
- フォームミルクの作成方法
- まとめ|マニュアル式エスプレッソは面白いが...
製品の特長|緑融手圧式エスプレッソメーカー
最初に私が購入した緑融手圧式の特徴を説明します。
これは中国の「广州市绿啡堡贸易有限公司」という会社の製品で、タオバオ等の販売サイトでは「绿融咖啡贸易」というショップに出店されています。
タオバオの绿融咖啡贸易の製品説明より
構造上の特徴
私が購入したものは第二世代の方で、上の図を見ての通り、旧型からはいくつかの改良が施されています。
具体的には上の説明で、シリンダー部の断熱性や蓄熱性の向上、ポルタフィルターバスケットのハンドルの設置などを謳っています。
ただネットの評判をみると一番クレームがあったのは、オレンジ色の矢印で指したシリンダーの支え部分です。(かなりの負荷がかかる部位)
この部分が旧製品では弱く、ネジがすぐにダメになりガタつくという問題がありましたが、第二世代では取り付け方式が変更されて改良されていることがわかります。(使っていて、これまで特に問題はありません)
次にデザイン以外の機能的な本製品の特徴を説明します。
タオバオの绿融咖啡贸易の製品説明より
一番メーカーがアピールしているのは、ラックギアを使用して力がシリンダーの中のピストンに対して真っすぐに掛けられることです。
この結果、シリンダー内のピストンが均一にバスケット中のコーヒーに対して圧力を掛けることができ、より好ましい抽出を可能にすると謳っています。
この構造は探した限りは他社製品には見つけられず、ピストンに対して上図の右上のような何らかの支点を介して押すような仕組みになっているのが普通です。
このような構造の場合、ピストンが若干傾き、コーヒーの抽出が不均一になり得ると... (実際の程度は分かりませんが、理屈の上での話です)
また、回転式ハンドルでピストンを押す方式 (例えばAram Espresso Maker) では、こちらは圧力自体はコーヒーのバスケットに対して均一に加えることが可能です。
しかし、ハンドルの回転スピードによる圧力のコントロールの難しさを指摘しています。(これも実際のところはその程度は不明ですが...)
一見して良さそうな緑融手圧式の構造上の明らかなデメリットはそのサイズが大きいことで、設置場所に高さが90㎝、奥行き60㎝程度は必要になります。(ピストンをシリンダー部から引き抜くときに、ハンドルを後ろ側まで回す必要があるので)
さらにほぼ金属の武骨な構造なので、その重量が約9㎏... (頑丈は頑丈ですが...)
バスケットのサイズ
上はポルタフィルターバスケットと各種ツールです。(別途説明します)
コーヒー粉を充填するポルタフィルターバスケットのサイズは58mm径で、業務用で古くからあるE61規格に準じたバスケットが使えます。(家庭用エスプレッソマシンだと径が小さく、51mm径などが多い)
この結果、コーヒー粉を充填する際に有用なツールが色々と豊富に選べます。(ディストリビューターやタンパーなど)
また、径の小さいバスケットよりもコーヒー粉が薄い層で充填され、原理的には過抽出を防ぎつつも美味しい成分を効率的に抽出しやすくなります。(ただし、コーヒー粉は径の小さいバスケットよりも細かく挽く必要があります)
ちなみにE61規格のポルタフィルターは中国や東南アジアのマニュアル式のエスプレッソメーカーでは珍しくありません。
欧米系だとFlairがFlair58としてリリースを予定していますが、現状、日本で流通している家庭向けのエスプレッソメーカーではあまりないようです。(機械式、マニュアル式共に)
特徴のまとめ
以上、緑融手圧式の特徴をまとめると次のようになります。(赤字はメリット、青字はデメリット)
- 武骨でシンプルなデザイン
- ラックギアを使用した均一な加圧方式
- E61規格のポルタフィルター
- 大きくて重い
※デザインに関しては個人の好みです...
マニュアル式エスプレッソの淹れ方|緑融手圧式を例にして
続いてマニュアル式でのエスプレッソの淹れ方を、緑融手圧式を例にして説明します。(基本的な淹れ方の流れは各社のマニュアル式でほとんど共通です)
なかなか全てのワークフローを自分で撮るのが難しいので、ここはメーカー (緑融珈琲) の作成動画で代用します。(いずれは自分でも撮ってみたいです...)
手压式咖啡机视频_哔哩哔哩_bilibili (外部サイトで動画を見る)
※上記は中国語ですが、抽出の流れは把握できると思います。
上の動画の内容 (エスプレッソの淹れ方) をざっくりとまとめると次のようになります。
なお、動画中のエスプレッソメーカーは旧型なので現行製品と細部の仕様が若干異なりますが、基本的な作業の流れは同一です。
- シリンダー部の予熱 (水を沸かしている容器の上に予め設置)
- コーヒー豆を挽く
- バスケットへコーヒー粉の充填
- シリンダーにバスケットをセット
- シリンダーにお湯を投入
- レバーを絞ってエスプレッソの抽出
- ミルクフローサーでフォームミルクの作成
- エスプレッソにミルクを注いでラテの完成
以上、ラテにしない場合は6までで作業は完了となります。(慣れれば10分くらいでラテが淹れられます)
作業の流れををみるとそれほど難しく見えないと思いますが、実際に使ってみるといくつか注意すべき点があります。
具体的に、それら注意すべき点を抜き出すと下記のようになります。
- コーヒー粉の挽き方 (最も重要)
- コーヒー粉のバスケットへの充填方法
- シリンダーの予熱方法
- フォームミルクの作成方法
これら一つずつを以降で説明していきます。
コーヒー粉の挽き方 (最も重要)
コーヒーの粉の挽き方ですが、これが最も重要でマニュアル式エスプレッソメーカーを使いこなすのに鍵になってきます。
具体的には電動グラインダーや手挽きミルでコーヒー粉を得るわけですが、これらの選び方がけっこう難しいです。
もちろんお金を十分に掛けられればよいのですが、エスプレッソメーカーに気を取られてグラインダーを考慮することがおろそかになってしまうこともあるのではないでしょうか?
まず自分の経験からグラインダーやミルに求められる特性を挙げたいと思います。
格安電動グラインダー (XEOLEO相当品) から得た教訓
電動グラインダー (XEOLEO相当品) と手挽きミルの1ZpressoのJE-plus
上の写真はエスプレッソ向けを期待して入手したグラインダーとミルですが、現在、全く使われていない2製品です。
それぞれ問題点を挙げると下記のようになります。
<電動グラインダー (XEOLEO相当品)>
- 粒度の調節がシビアで難しい (目盛りが狭すぎて設定変化に敏感)
上のようにこの電動グラインダーには0~5のレンジで目盛りが振ってあるのですが、実際にエスプレッソに使うのは0.5近辺です。(0~5のレンジで粒度的にはエスプレッソ~ハンドドリップまでカバー)
そのため、ダイヤルを少し動かしてもシビアに粒度が変わるので調整がかなり面倒です。(58mm径よりも小さいバスケットを使用する場合、粒度がもう少し大きいところなので余裕はできると思いますが...)
というわけで、エスプレッソ向けのグラインダーには極細挽き領域での粒度調整のし易さが求めれます。
粉の残りに関しては、このグラインダーは0.8g程度であり電動グラインダーとしては特に多い方ではありません。(手挽きミルやシングルドーズのグラインダーよりは多いですが...)
「粒度調整がし易いこと」・・・これがこの電動グラインダーから得た教訓です...
手挽きミル (JE-plusとSlim plus)から得た教訓
次に手挽きミルのJE-plus (1Zpresso) についての不満点です。
- 挽けるのが遅い (18g挽くのに1分半程度)
こちらは粒度調整はし易いのですが、挽けるのがかなり遅いです。 (58mm径向けの粒度だからというのもありますが...)
ちなみに、Flair pro2のバスケットサイズだと同じJE-plusで1分弱で使われている方もいらっしゃいます。(感覚的に1分は切りたいので、Flairだったらそ不満は感じなかったかもしれません...)
同じく手挽きミルのTimemoreのSlim plus (上の写真) については、58mm径のバスケット向けで下記のような不満があります。(参考:【TIMEMORE】手挽きコーヒーミルPlusシリーズの性能の違いと注意事項)
- 粒度調整幅が細かくない (1クリックの変動が大きい)
- 粒度の細かさが足りない (硬い豆が特に...)
- 外刃の固定が甘い (硬い豆でズレたことがある)
ちなみに、挽ける速度的にはSlim plusはJE-plusの半分ぐらいの時間で挽けます。(ただし、硬い豆だと粒度の細かさも不足することがあり)
あと焙煎日から日が経つにつれてガスが抜けて抽出圧がかかり難くなっていくので、このための粒度補正も必要になってきます。(人によっては粉量と抽出量でカバーできるかもしれませんが…)
以上から、手挽きミルに求められる特性としては下記のようになります。
- 適当な速さで挽けること
- 十分に細かく挽けること
- 調整幅が細かいこと
- 負荷のかかる極細挽きでも十分に耐える強度があること
これが手挽きミルのJE-plusやSlim plusを使って得た教訓です。
こういったことを全て十分に満たすようなグラインダーを安価で探すことは難しく、何かを妥協することも必要になるかもしれません...
また、バスケットサイズが大径になるほどグラインダーに求められる要求は高くなるので、バスケットが58mm径のエスプレッソメーカーを購入する際は注意がより必要です。(大径ほどバスケット内の粉層が薄くなるので、厚みでカバーし難いため)
ただし、上記で述べたようなグラインダーやミルが全く使えないということではなく、場合によっては使えると思います。(例えばバスケット径が大きくなかったり、深煎り中心、新鮮な焙煎豆を使うなど…)
エスプレッソ向けの新しいグラインダーやミルを購入する際、その選定基準が自分の中であいまいな場合は、上記のような点も参考にしてみてください。
これらのグラインダーを選んだ経緯
自分自身がエスプレッソ向けのグラインダーやミルはなかなか選ぶのが難しく感じているので、気軽におススメできるものは無いというのが本音です。(特に58mm径のバスケットを使用する場合)
参考までに自分がこの電動グラインダーを購入する切っ掛けとなった動画を下に挙げます。
ちなみにこのグラインダーは、中国でブランド名違いの相当品が6000円程度で入手できましたので、金額的にはそれほどダメージはありません...
初めての電動グラインダーなので、勉強として気兼ねなく弄ってみようかと思っています...
1ZpressoのJE-plusに関しては、メーカー名称がエスプレッソっぽいので、そこのエスプレッソ向けのハイエンドであれば期待できるだろうなあという思いで購入しました。
ただし、下記の記事にも書いたのですが、期待したほどエスプレッソ向けに特化した製品ではなく、どちらかというとハンドドリップ中心に使うよう使い方が合うようなバランスが取れたミルという印象です。
かと言って、同じくハンドドリップではTimemoreの栗子Xの方が気に入っているので、JE-plusを使う機会がありません...
また、直火式のマキネッタや水出しコーヒーなど細挽きで使う際にはTimemoreのSlim plusなどの方が使い易いです。(JE-plusはバランスがいい反面、その特徴が薄く感じます。一つのミルで何でもやりたい人にはTimemoreよりも向いていると思いますが...)
価格面で言うと、中国では日本の半額以下で1Zpressoの製品は入手できるのでコストパフォーマンスは悪くないです。(造りも精巧)
ただ、日本の代理店を通した価格を見ると、海外と価格が違い過ぎて気軽に勧める気にはなり難いミルになってしまっています...
現在、エスプレッソ向けに使用しているミル
以上、エスプレッソ向けのミルに関して紆余曲折あった末に辿り着いたのが下記の手挽きミルです。
このミルの詳細はまた別途で記事にしようと思いますが、中国メーカーのHelor製のコーヒーミルです。(上の左下のそのコニカルの刃で、Timemoreのplusの刃と比較すると強大なのが明らかです)
- 適当な速さで挽けること
- 十分に細かくできること
- 調整幅が細かいこと (XEOLEO相当品にも該当)
- 負荷のかかる極細挽きでも十分に耐える強度があること
上記の点をかなり高いレベルで満たした手挽きミルですが、本体重量は1.8㎏もあり、この点は妥協しました... (ハンドルは減速機が入っているので、浅煎りの極細挽きでも楽に挽けます)
手挽きミルに対する嗜好性も影響すると思いますので、特にお勧めするわけではありませんが、ご参考までに... (自分としてはかなり気に入っています)
コーヒー粉のバスケットへの充填方法
豆を挽いたら、次はポルタフィルターバスケットへのコーヒー粉の充填になります。
上の動画は実際のポルタフィルターバスケットへの充填の様子です。(2倍速)
まとめると下記のような流れになります。
- ミルの粉受けから粉をポルタフィルターに移す
- 針状のディストリビューターで粉の塊を解す
- 通常のディストリビューターで粉を均す
- タンパーでタンピング
ここで、針状のディストリビューターはWDT (Weiss Distribution Technique) ツールと呼ばれます。
▼参考:WDTについて
Weiss Distribution Technique - Barista Hustle
下の写真は各ディストリビューターの粉に当たる面です。(左:針状のディストリビューター、右:通常のディストリビューター)
58mm径のポルタフィルターバスケットの場合だとミルの選定が難しくなりますが、反面、このようなツールの選択肢は豊富です。
この粉の充填の工程も圧力の掛かり具合やチャネリング等に直結するの重要になります。
ここはまだ色々と試しているところですが、タンパーでギュウギュウに粉を締めるのはあまり良くないと感じていて、粉を十分に細かくして適度なタンピングを心掛けています。(強いタンピングはチャネリングや過抽出につながり易い印象なので)
もう少し作業が洗練されたら上の動画と一緒に加筆・修正したいと思います。
シリンダーの予熱とエスプレッソの抽出
ほとんどのマニュアル式に必須となるのがシリンダーの予熱工程です。
多くのケースはお湯をシリンダーにお湯を入れて温めるのだと思いますが、緑融手圧式はシリンダーが外せるので、下記のようにお湯を沸かすケトルの上で温めることが可能です。(場合によってはカップも一緒に予熱)
ケトルで温める時間にもよりますが、沸騰水を注ぐとだいたい90℃弱になります。
さらに高温で抽出したい場合は注いだ沸騰水を一度捨てて、ケトルから再度沸騰水を注ぐと92~95℃程度で抽出できます。
抽出の様子は下記のようになります。(下側から抽出を見た様子... 自分でエスプレッソを淹れている人はこのアングルが好きなはず...)
上から抽出をみるとこんな感じです。(ここでは抽出前に少し蒸らしています。粉の充填時のタンピングをあまり強くしないで、この段階で充填された粉をゆっくり注水しながら締めて整えるようなイメージを持っています)
フォームミルクの作成方法
ラテにする場合、フォームミルクが必要になります。
私の場合は、現在、下記のように直火式スチーマーを使用しています。
直火式スチーマーでフォームミルクを作っている様子│ベルマンCX-25SP
ラテアートはあまり上達していませんが、下記のような感じです。
【ラテ練】
— いーてん☕📝 (@kafei_mi) 2021年6月12日
少しラインが濃くなったかな🤔
最近は暑くてラテの頻度はますます減っています… pic.twitter.com/T3NbppelS9
直火式スチーマー以外のフォームミルクの作成方法は下記にまとめましたので、よろしければ参考にして下さい。
まとめ|マニュアル式エスプレッソは面白いが...
マニュアル式エスプレッソは一言で言うととても面白く、DIY (手作り) コーヒーの醍醐味を味わえるはずです。(抽出の様子を見ているだけでも自己満足に浸れます)
特にエスプレッソを絞り出している感覚は独特で気持ちよく、この辺に興味を持つ人も多いのではないでしょうか?
セットアップの手軽さや電気系のトラブルがないのも魅力です。
たたし、機材に拘るとけっこうお金がかかりますので、できるだけ慎重に検討された方がいいかなとは思います。
また、本体と共にミルやグラインダーも含めて検討されることをお勧めします。(もしくは後から出費が必要となる可能性も覚悟の上で...)
ミルやグラインダーもかなり重要で、エスプレッソの品質をかなり左右します。
これらへの投資を惜しむのであれば、フィルターに加圧弁の付いたタイプのマシンを選択するのも賢明かもしれません…(Flair Neoなど)
最近は色々と魅力的なエスプレッソメーカーが出てくるので、他の機種を眺めるだけでも面白いです。
とは言っても、私自身はまだまだこの緑融手圧式エスプレッソメーカーで、試行錯誤しながら楽しめそうです!
以上、長くなりましたが、ご参考になれば幸いです。
以降では本ブログのコーヒー関連の記事をいくつか紹介しています。よろしければどうぞ!
下記は現在の自宅焙煎で焙煎器として使用している片手鍋に行きついた経緯などをまとめています。(現在は電子レンジ焙煎中心になっています...)
下記は現在使用している片手鍋とその選定基準などに関しての記事です。(片手鍋にも材質やサイズなど色々と選択肢があります)
下記は電動の鍋型焙煎機についての記事です。鍋焙煎が気に入っているので、同じような感じで焙煎できそうな電動焙煎機を買ってみました。焙煎条件は限定されますが、まずまずの買い物でした。(マイルド条件な焙煎では使いやすいです)
下記はコーヒーの電子レンジで焙煎に関する記事です。現在はもっぱらこの方法で焙煎していておススメの焙煎方法です!雑味の少ないクリーンな仕上がりが特徴的です。
下記はTIMEMOREという中国ブランドのコーヒーミルについての記事です。私はこのTIMEMOREのミルをとても気に入っていて、ここのミルで毎日コーヒーを淹れています!
下記はTIMEMOREのコーヒーミルの中で最も売れているC2という機種についての記事です。ただし、C2はドリップ用途では活躍しますが、エスプレッソには向いているとは思えません...