現地採用エンジニアの中国ブログ

中国の華南地区(深圳周辺)で現地採用として働き始めたエンジニアです。中国で体験したことや趣味の話を中心に発信していきます!

【重要】浸漬式クレバーコーヒードリッパーの使い方のコツ【初心者が気付きにくい注意点】

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今回は浸漬法というコーヒー抽出方法に関連したトピックです。

簡単に言えば浸漬法は挽いた豆をお湯に付けおきしてコーヒーを抽出する方法で、初心者でも安定して (味がブレずに) コーヒーが淹れられると評判です。

 

▼参考 (コーヒーメーカーの公式サイトから引用)

『クレバー コーヒードリッパー』の場合、手順さえ守れば、誰でも安定した味に淹れられるというところが最大のメリットかもしれません。

引用:クレーコーヒードリッパー入門|3つの特徴・器具の使い方など | UCC上島珈琲

※クレバーコーヒードリッパーは浸漬法のドリッパーの一つです

 

☆ お湯を直接注いでドリッパー内に溜めてからドリップするので特別な技術は不要!
☆ 粉とお湯の量、抽出時間をしっかり計ればだれでも簡単においしいコーヒーが点てられます

引用:クレバードリッパー【HAMACOFFEE[onlineshop]】

 

なぜ誰でも安定して淹れられるのか?

はたして本当に安定なのか?

また、実際のところ、安定して不味かったらどうすればよいのか?

 

今回は、実際に自分で使用しているクレバーコーヒードリッパーの紹介がてら、自分なりに考えたこと (注意点やコツ) をまとめたいと思います。

 

クレバーコーヒードリッパーとは?

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クレバーコーヒードリッパーは特殊ポリエステル樹脂製 (耐熱温度:100℃)で、既に200杯以上使用していますが、汚れ等の付着もなく良好に使えています。(コーヒーミルのタイムモアCの色に合わせて赤色を購入しました)

 

クレバーコーヒードリッパーは台湾発のコーヒードリッパーで、上の写真のような一見は普通のコーヒードリッパーです。(公式サイト:https://handybrew.com/index-jp.html)

以外かもしれませんが、中華圏 (中国、台湾、香港) のコーヒー道具には結構魅かれるものも多くて、まめにチェックしています。(特に台湾はコーヒー好きも多そうです)

クレバードリッパーの概要は既に色々なサイトにあるので省きます。(例えば下記のサイト)

 

▼参考

 クレバーコーヒードリッパー入門|3つの特徴・器具の使い方など | UCC上島珈琲

 

お茶の盛んな中華圏らしく、ティーポットからこのクレバードリッパーの発想を得たのではないかと想像しているのですが、お茶もしっかり淹れられます。

取って付けたように言っているわけではなく、実際に定期的に雲南コーヒーの果肉茶を入れています。(雲南コーヒーの生豆をよく購入していますが、購入する度におまけで付いてくるので...)

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味の方はコーヒーチェリーの果肉なので、酸味のあるフルーティなお茶です。(雲南コーヒーの方も酸味が特徴です...)

お茶は成分がコーヒーよりもシンプルなのでしょうが、濃度の濃い・薄いぐらいを気をつければ、入れ方によって味はほとんど変わらないですね...

 

クレバーコーヒードリッパーの使用時の注意点

ようやく本題ですが、浸漬式のクレバードリッパーでは下記のようなことがよく言われています。

コーヒーの量、浸け込む時間が同じならば、誰が淹れてもほぼ同じコーヒーになるので、個性が出しづらい器具ともいえるかもしれませんが、 

引用:クレーコーヒードリッパー入門|3つの特徴・器具の使い方など | UCC上島珈琲

 

☆ お湯を直接注いでドリッパー内に溜めてからドリップするので特別な技術は不要!
☆ 粉とお湯の量、抽出時間をしっかり計ればだれでも簡単においしいコーヒーが点てられます

引用:クレバードリッパー【HAMACOFFEE[onlineshop]】

 

一言で言えば、浸漬式のクレバードリッパーではコーヒー粉の量お湯に浸す時間の調節だけで味がコントロールできるといった説明が多く見受けられます。

 

一方、透過式のコーヒーの入れ方 (いわゆる普通のハンドドリップ) が安定しない理由に挙げられるのが、お湯の注ぎ方です。

通常のハンドドリップのお湯の注ぎ方には蒸らし、注ぐお湯の太さ、速度、動かし方、土手を崩す・崩さない、ドリッパーを揺らす等、数々の作法があります。

これが初心者にとって、ハンドドリップでは毎回同じようにお湯を注げず、味が安定しない、良い味を作り出せない大きな要因になり易いです。(毎回同じようにコントロールするのは慣れが必要で、豆を変えたら微調整も必要になってくることもあります)

 

しかし、浸漬式にもお湯を注ぐ過程があり、実体験から上記のような注ぎ方について触れないクレバードリッパーの説明は不十分だと思っています。

極端な例として、クレバーでも下記の動画のような入れ方をしてみると分かり易いです。(5:10~ぐらいのところがお湯を注いでいる場面です)


【珈琲】トルネード抽出にトライトライトライ!

 

上記は極端な例ですが、お湯を注いでいる間、コーヒーの粉が動けば動くほど、クレバードリッパーでも味は変わります

味の表現は難しいですが、ここまでやると非常に雑味や苦味が強く、不味いレベルに達します... (動画中のコーヒーのことではありません…念のため)

 

味の変化は本人の感じ方にもよるところも大きいと思いますが、クレバードリッパーを使う場合、一度、お湯の注ぎ方の影響はぜひ自分で確認しておいた方がよいです(これが注意点です)

やはり、味を安定化させたり調節する上では影響する要因を予め把握しておく必要があり、把握していなければ 、自分では同じように入れているつもりでも味はブレる可能性が高いです。(工業製品の品質管理手法と類似です…)

 

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また、クレバーだったらポットややかんからお湯を直接注いでも問題ないというような記載をしているサイトもありますが、私の場合はそれでは味の調整は難しいかなと感じました。

最初は普通の温調付きケトルから直接注いでいましたが、コーヒー用ケトルを使うようになり、さらに面倒くさくなってコーヒー用の温調付きケトルを使うようになってしまいました...

 

コーヒー用の温調付きケトル(右端)はかなり便利ですね。(中国製ですが使用上、全く問題ないです…)

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コーヒー用の温調付きケトルを買う前は、電気ケトルからコーヒー用の細口のケトルにお湯を移し替えて使用していました。

基本的に面倒くさがりなので、もうそのやり方には戻れないです...

温調付きのコーヒー用ケトルはおススメです。

 

 

クレバーで味を調整する際のコツ

最後に一例として、私のクレバードリッパーでの味の調整法を紹介します。

ざっくりまとめると下記のような感じです。

  • お湯の温度:88~92℃ (深煎りのときははもう少し下げる)
  • 豆の粒度:中挽き (自分の使用しているミルのタイムモアCでいうと27クリックぐらい)
  • お湯の注ぎ方粉の真ん中付近にゆっくりとできるだけ低い位置から注ぐ。これが基本です。

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苦味やコクを増したい場合は、注ぐ際に下記の動画みたいな動きを少し取り入れています。ただし、あまり動かさないですね。スッキリとした味と豊かな香りをクレバーには求めているので...


【ひつ研5th】 コーヒーの淹れ方 ショートver

 

  • 浸漬時間:4〜5分と長めです。長めの方が浸漬法の特徴が出やすく、香りもコーヒーに移り易いです。そのため、最近は浸漬時間を4~5分とるのを前提で、他の条件を調整するようになりました。

ちなみに上記のように長めに浸漬するので、ドリッパーには蓋をしておくのですが、蓋を開けた瞬間の香りは最高です。ここが強烈過ぎて、嗅ぎすぎるとコーヒーの香りがわからなくなりますが…... 落ち着いてから嗅いでみてもコーヒーの香り自体が通常のドリップより出やすいのがわかると思います。(たぶん豆がお湯と接している時間が長いので...)

 

下の写真は蓋を外して、カップの上で抽出する様子です。(蓋をして5分放置後にドリッパーをカップにセットした状態が一番右端の写真。放置中はカップにセットしません)

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※使ったフィルターを捨てるときにも思わず嗅いでしまうくらい香りがよく出ます...

 

クレバードリッパーを使用して気付いたこと

コーヒー豆にはお湯に溶けやすい成分 (ただ浸漬するだけで溶けていく成分)と溶け難い成分 (粉に動きを与えないと溶け難い成分、たぶん高分子量成分) の両方が含まれているのを、はっきりと実感できます。(たまにクレバーでいれているお茶では実感できません...)

コーヒー豆の香りは、浸漬時間を長くとればとるほどコーヒーに移っていくのも実感できます。(普通のドリップでコーヒーの香りが出なくて悩んでいる人は、蒸らしや抽出の時間を長くすることも考えた方が良いのかもしれません...)

 

もし、クレバーコーヒードリッパーに興味の湧いた方は下記をチェックしてみて下さい。(現在、日本国内での取り扱いがあまり多くないようです......現状ではYahoo ショッピングが一番掲載が多いようです)

私が使用しているのはSサイズで通常200mlぐらい注いでいます。(仕上がりは170ml程度。上の写真が200ml注いだ状態です)

 

下記のハマ珈琲さんのように、個別のコーヒー屋さんでも取り扱っているところはあります。

クレバードリッパー【HAMACOFFEE[onlineshop]】

 

以上、ご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

以降では本ブログのコーヒー関連の他の記事を紹介しています。よろしければどうぞ!

 

下記の記事では自分なりの手動コーヒーミルの使い方を紹介しています。焙煎したてのコーヒー豆を自分で挽くのは、一番コーヒー豆の香りを楽しめる瞬間だと思います。クレバードリッパーで浸漬後に蓋を開けた瞬間の香りもすばらしく良いですが、挽きたての豆の香りはまた違った良さがあります。

 

下記の記事は現在お気に入りのTimemore (タイムモア) 社のコーヒーミルについての記事で、特にエントリーモデルのタイムモアCについての記事です。クレバードリッパーにも使用して、通常ハンドドリップに使用するぐらいの粒度であれば手にかかる負荷をほとんど感じないぐらい快適に速やかに挽けます

 

下記はTimemore (タイムモア) のG1についての紹介記事です。G1は同社のフラッグシップモデルに相当します。こちらは刃をエスプレッソ向けに変更し、直火式エスプレッソメーカーに使用しています。

 

下記はタイムモアのミルのハンドドリップ用とエスプレッソ用の刃の違いを検証した記事です。ここではタイムモアのG1とG1Sで比較していますが、他のモデルと刃の形状は同一なので、傾向は他のモデルにも当てはまると思います。

 

 

下記はタイムモアSLIMというコーヒーミルについての記事で、中国の新興企業であるタイムモアのミルを、ドイツの老舗ザッセンハウスが (うっかり?) パクってしまったという話です。

 

下記は、タイムモアのコーヒーミルの普段のメンテナンスについての記事です。普段はほとんどブラシを使った掃き掃除しかしてないです...

 

下記は自宅焙煎を始めた頃の話です。初めから片手鍋に出会っていればとも思いますが、懐かしい思い出です。コーヒーの自宅焙煎は慣れればコスパもよく、非常にハマると思います。

 

下記は片手鍋に出会う前の記事で、コーヒーの焙煎器具として煎り上手や手網を比較した記事です。しかし、現在、片手鍋が一番気に入っています

 

下記は、コーヒーの自宅用の焙煎器具として片手鍋を初めて知った話です。ずいぶん遠回りしてしまいました...まさに灯台下暗しでした...自宅焙煎に興味のある方は是非ご覧ください!

 

下記の記事で紹介している片手鍋が現在焙煎に使用しているもので、上記の記事で紹介している片手鍋よりも鍋底が薄いタイプです。(価格も安いです)

 

あっさりが特徴と言われる雲南コーヒーですが、クレバードリッパーで入れると香りも際立ってきます。お茶感覚で何倍も飲めそうな感じに仕上がります。ラテや食事の後によく飲んでいます。

 

下記はお気に入りの直火式エスプレッソメーカーのKamira (カミラ) についての記事です。クレマを上手くつくるにはコーヒーミルでの粒度調整と焙煎豆の鮮度が非常に重要です。(絶賛おススメできるマキネッタです!)

 

下記はカミラのフィルターホルダーへのコーヒーの充填性を改善するために、なんちゃってファンネルをつくった話です。