エンジニアの中国ブログ

中国の広東省在住、現地企業勤務のエンジニアです。中国生活で体験したことや趣味の話を中心に発信していきます!

【Kamira】直火式エスプレッソを淹れる手順【最近の気付き】|Kamira espresso maker

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下記の記事で以前にご紹介した直火式エスプレッソメーカーのカミラ (Kamira) ですが、最近気付いたことがありました

今回はその点も踏まえ、直火式エスプレッソを淹れる手順を動画で紹介します。

 

▼参考:以前のカミラに関する記事

 

最近気づいたこと|抽出時のチャネリング防止の方法

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上記は昨年購入した中国製のマニュアル式エスプレッソメーカー (こちらも近いうちに記事で紹介予定!)

 

最近気付いたこととは、チャネリング防止の方法です。(切っ掛けは、昨年購入した上記のマニュアル式のエスプレッソメーカーです)

簡単に言うと、チャネリングとはエスプレッソの抽出時に抽出液が勢いよく飛び出してくる現象のことです。(コーヒーの粉の層の一部にお湯の通り道ができてしまっていると考えられます)

 

チャネリングが起きるとコーヒーの粉の層の全体にお湯が浸みないので、薄いエスプレッソになってしまいます。

チャネリングを防止するために、マシンやマニュアル式のエスプレッソではコーヒーの粉の充填時にダマを解す作業をします。(タンピングよりも、このダマ解しの方が重要ではないかとさえ感じます…)

 

参考までに下記の動画内で、菓子楊枝でダマを解す作業を含めた一連のコーヒー粉の充填作業を紹介しています。(カミラではなく、マニュアル式のエスプレッソの場合です)

 


【エスプレッソ】バスケットへの粉の充填の様子【2倍速】

 

直火式のカミラでも、抽出圧が3bar以上の高圧に達するためにチャネリングは起きやすく、防止のためタンピングする必要がありました。(逆に言うと、チャネリングが起きない場合は、あまり圧がかかっていないかもしれません...)

ただし、タンピングはメーカーも推奨していませんし、バスケットに深さのあるカミラのような形状では、タンピングで押し圧を均一に掛けることも比較的に難しいです。

 

しかし、マニュアル式のエスプレッソメーカーを使ってみて、このダマ解しの充填方法はカミラでも有効ではないかと試したところ、効果はバッチリでした!(タンピング無しでも)

そのため、今回、この方法を取り入れて動画形式にカミラで直火式エスプレッソを淹れるところをまとめてみようと思い立ちました。

 

ちなみに直火式エスプレッソであるカミラは、上記のマニュアル式のエスプレッソメーカーのようにエスプレッソの条件である9barの圧力は掛けられません...

しかしながら、直火式の予熱の要らない手軽さや、コーヒーの種類 () によってはカミラの方が美味しく淹れられるといったメリットがあり、カミラはまだ活躍中です。

※例えば、浅煎り豆の通常のエスプレッソ抽出では9barに拘ると "酸っぱ苦 (渋) プレッソ" になりがちで、低圧×長時間抽出のカミラの方が風味的に好みです。

 

カミラに使用する粉の粒度とダマの解し方

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カミラで使用している粉の粒度は上記の写真のような感じで、細目の細挽き、もしくは粗目の極細挽きぐらいです。(もちろん、上記のマニュアル式エスプレッソメーカーで使用するほど細かくはありません)

このぐらいの粒度だと最高で3~4barの圧力が掛かり、カミラの特徴が生きてきます。

 

粉を挽くのに、私の場合はTIMEMOREのPlusシリーズの手挽きミルを使用しています。挽き目は粒度設定ダイヤルで11クリック周辺を使用しています。(TIMEOREのPlusシリーズは細かい粒度でも非常に快速で挽けます!)

 

▼参考:TIMEMOREのPlusシリーズについての記事

 

ダマの解し方は、カミラのバスケットに充填する前にミルの粉受けの中で、菓子楊枝を使って作業しています。

粉受けが傷付かないように、敢えて竹製の菓子楊枝を選んでいます。

 

直火式エスプレッソを淹れる手順 (動画)

以上を踏まえ、コーヒーの粉の計量から直火式エスプレッソの抽出までを、下記の動画にまとめました。(約5分)

 


Kamira espresso with creamy crema|滑らかクレマがある直火式エスプレッソをカミラで淹れる手順

 

<動画の目次>

  1. 豆の充填      0:05~
  2. 水のセット  1:53~ 
  3. 抽出              2:44~
  4. 仕上がり      4:46~

※前半の1と2は、2倍速になっています。

 

慣れれば簡単に直火式エスプレッソが淹れられると思います。(予熱も不要で、粉の充填も通常のエスプレッソよりも楽です)

最近では特に中~浅煎りの直火式エスプレッソを淹れるのが気に入っています!

 

下記の記事で紹介した方法で、中~浅煎りの豆を自宅でも簡単に焙煎できるようになったことも大きな要因です。

▼参考

 

直火式ラテも練習中!

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現在は圧力計付きの直火式スチーマーを入手し、直火式カミラと組み合わせてラテも淹れたりしています。

実はこの直火式同士の組み合わせに憧れていました...


直火式スチーマー (ベルマン CX-25SP) の扱いにまだ慣れていないので、慣れたらこちらも紹介しようかと思います。

以前に圧力計の付いていないタイプ (ベルマン CX-25) を購入しましたが、やはり圧力計付きの方が便利そうなので買い直しました......圧力計がないタイプはメルカリ等で放出予定)

 

以上、ご覧いただき、ありがとうございました!

※ブログの更新が遅いですが、Twitterの方でもコーヒー関係の内容をちょこちょことツイートいるので、よろしければフォローして下さい!

 

 

以降では本ブログのコーヒー関連の記事をいくつか紹介しています。よろしければどうぞ!

 

下記の記事では、お気に入りの直火式エスプレッソメーカーのカミラを使い方を中心に紹介して、本記事よりも基本的な内容も書いてあります。

 

下記はカミラのフィルターホルダーへのコーヒーの粉の充填性を改善するために、なんちゃってファンネルをつくった話です。

 

下記は、ロブスタ種のコーヒー豆を使用したときのクレマのつくり易さを、直火式エスプレッソメーカー (マキネッタ) であるカミラで検証した話です。

 

下記はカミラを使ってラテアートをした話です。絵に関してはまだ未熟ですが、味の方は自分ではかなり満足しています。カミラの楽しみ方のオプションが一つ増えました。

 

下記は現在の自宅焙煎で焙煎器として使用している片手鍋に行きついた経緯などをまとめています。(現在は電子レンジ中心ですが...)

 

下記は現在使用している片手鍋とその選定基準などに関しての記事です。(片手鍋にも材質やサイズなど色々と選択肢があります)  昨年から10ヵ月ほど、現在の鍋を使用しています。

 

下記は電動の鍋型焙煎機についての記事です。鍋焙煎が気に入っているので、同じような感じで焙煎できそうな電動焙煎機を買ってみました。焙煎条件は限定されますが、まずまずの買い物でした。(マイルド条件な焙煎では使いやすいです)

 

下記の記事では焙煎器具として電子レンジを使用しています。短時間で焙煎する際には鍋焙煎では芯残りや表面の焦げが課題になりますが、電子レンジではそれらは問題になり難く、クリアな風味の焙煎が可能です!

 

下記は現在お気に入りのコーヒーミル、Timemore (タイムモア) のG1についての紹介記事です。G1は同社のフラッグシップモデルに相当します。(同社のミル全般の紹介もあります)

 

カミラとも相性のよいTIMEOREのPlusグレードのミルに関して、下記の記事にレビューをまとめました。(カミラと組み合わせるのはかなりおススメです!)