久々のブログ更新で、2019年初めての記事になります。
今年もよろしくお願いします!
前回の記事投稿から2ヶ月以上間が空いてしまいましたが、ドタバタしていて、落ち着いてパソコンが使える環境ではありませんでした。(言い訳...)
深センから東莞へ引越し
実は仕事の都合で生活拠点を深セン市から東莞市に移しました。
東莞市は下の地図にあるように、深セン市の北に位置し、私が現在住んでいる場所は東莞市の中でもさらに北の恵州市の近くになります。
🄫中国まるごと百科事典 http://www.allchinainfo.com/
中国では都市の発達度合いを示すのに、その都市のGDPで比べることがよくあります。
それに倣って、深センと近接する都市のGDP (2017年度) を比較してみると、次のようになります。
深セン :約38兆円
東莞 :約13兆円
恵州 :約7兆円
香港 :約36兆円
見てわかるように東莞は深センの約3分の1で、恵州はさらに東莞の約半分という具合。
ちなみに香港のGDPは世界で34番目で、深センはその香港を上まわるGDPです。
また、深センや東莞の属する広東省全体だとGDPは約153兆円で、世界12位の韓国と同じくらいになります。
ピンとこない方もいるかもしれませんが、簡単にいうとGDPが低いほど田舎ですね。
また、道路に砂埃が舞い、外食は美味しいところがめったにありません...
しかもGDPの低い都市のさらに田舎にいるので、深センと比べるとかな~りの田舎で、生活に慣れるのに時間がかかりそうです。(そもそも中国生活にまだ慣れたとは言い切れませんが...)
ちなみにこの付近のマンションの価格は、同じ広さで比較すると、深センの10分の1くらい。(日本円で1,500万円くらいば、80~100平米くらいのマンションが買えます)
新規工場の立ち上げ
そんな田舎に来たのにはそれなりの理由があります。
最近の深センでは人件費高騰や様々な規制が、メーカーにとって問題になってきています。
私の会社ではそういった問題を懸念して、田舎の東莞の方で新規な工場を立ち上げることにしました。
本来、私は研究開発の担当ですが、当面の間、工場立ち上げをサポートしつつの研究開発をすることに。(中小企業なので人が足りません...現在経験者をスカウト中ですが...)
現在の感触だと、2~3年は東莞メインの田舎生活になりそうです...
現地採用エンジニアの待遇
といっても大変なことばかりではありません。
新規工場の立ち上げ経験は言うまでもなく、報酬の面でもプラスがあったりします。
実は、新規工場は製造専門の別会社として設立し、その別会社の株式を出資金無しで私に配分してもらう契約になっています。(配分比率は内緒です...)
会社に利益がでれば当然配当金がもらえ、上場や売却の際には大きなリターンが期待できます。(これは必ずしもうまく行くとは限りませんが、モチベーションの一つにはなります)
これまで現地採用エンジニアの待遇に関して書いたことがありませんでしたが、ちょこっと書いてみようと思います。
私の場合、中国現地の中小企業で働いていますが、待遇は会社規模とはあまり関係ありません。(待遇は社長との交渉次第で柔軟に決まります。当然、気前のいい社長もいますし、ケチな社長もいるので一概にはできません。私の知る限り、たぶんうちの社長は気前がいい方です。株の配分もありましたし...)
また、中国の会社は人を簡単にクビにするのではと思う方もいるかもしれませんが、それも一概には言えません。(日本よりも解雇基準が緩いのは確かだと思いますが...)
例えばうちの会社では転職を繰り返しているような人は採用しませんし、なるべく長く働いてもらいたいというのが社長の考え。(そのせいか、親類やその知り合いの社員も結構います)
中韓の会社は1~2年で外国人エンジニアを使い捨てにするなんて噂もありますが、契約期間にしても私の場合は10年契約です。(もちろん途中で辞めてもサッカー選手みたいな違約金は発生しませんが、10年後なんて全く予想がつきません...)
外国人就労ビザよりも長い契約期間が意味があるのかというツッコミはしないでください。(先方のできるだけ長く働いて下さいという気持ちとして受け取りましたので)
まあ、私のような中小企業で働く場合、日本でも同じかもしれませんが待遇は良くも悪くも社長次第。
ネットにあるような不確かな情報で判断せずに、実際に自分で確認することが大切です。
というわけで、今回は久々なのでこの辺で終わりにしたいと思います。
以上、ご覧いただきありがとうございました!