現地採用エンジニアの中国日記

中国の華南地区(深圳周辺)で、現地採用で働き始めたエンジニアです。これから中国で働く方の参考になるような情報を発信をしていきます!

取得方法とランク分けの実際の目安|中国の就労ビザ (Zビザ)【2018年現在】

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<目次>

 

 

中国の就労ビザ (Zビザ) の申請に必要な資料は4つ

今回は中国の就労ビザ (Zビザ) の申請に必要な手続きと資料をまとめてみます。(2017年から運用が開始された新制度に対応しています)

資料の準備にはかなり時間を取られるので、予め申請の流れを把握して、手が付けられるところから準備を始めた方がよいと思います。

中国のZビザの取得に必要なものは下記の通りで、日本側ではこれらの4点の資料を中国ビザ申請センターに提出し、発行申請する必要があります。

  1. 中国査証申請表
  2. パスポート ()
  3. 証明写真
  4. 外国人工作許可通知

 

資料の提出後、問題がなければ4営業日ほどでビザは取得できます!(通常費用は8,400円でしたが、割増金を支払えば納期短縮も可能でした)

() パスポートと一緒に①パスポートの顔写真のあるページのコピーと、②イミグレのスタンプが押してある最近のページのコピー (各1部) も提出しました。(私はその場でコピーしましたが、混んでいて時間がかかったので、あらかじめコピーを用意しておいた方がよいでしょう)

 

“外国人工作許可通知”は準備に時間がかかる

中国の就労ビザ(Zビザ) の申請に必要な資料 (下記の1~4) について、もう少し詳しく説明します。

  1. 中国査証申請表  (中国ビザ申請センターからダウンロード可能)

  2. パスポート (有効期限が6ヶ月以上あること)

  3. 証明写真 (指定規格有り、要確認)

  4. 外国人工作許可通知 (最も重要で発行に手間がかかる)

 

1,2の資料の準備は特に難しくないです。

3の証明写真に関しては独自の指定規格がありますので、必要な方は各自で確認してください。

ちなみに私は下記リンク先のカメラのキタムラで証明写真を作成しました。

カメラのキタムラでは中国の指定規格は把握しているので、詳しい説明の手間は省けました。

下のリンク先は渋谷店となっていますが、他の店舗でも中国ビザの写真規格は共有されています。

後述の外国人工作許可通知を申請する際に、写真の電子ファイルも必要になりますので、同時に作成した方が都合がよいです。

 

blog.kitamura.jp

4の “外国人工作許可通知” ですが、これが最も重要かつ取得が面倒な資料です。

これは中国側で発行してもらう必要があり、外国人来华工作管理服务系统に発行を申請する必要があります。(Webでの手続きになります)

2018年4月現在、外国人工作許可通知の申請に必要な資料は下記の通りで、基本的に中国語での資料作成のため、受け入れ先の企業に準備・協力してもらうことになります

 

外国人工作許可通知の申請に必要な資料

外国人工作許可通知の申請に必要な資料は1~10になります。(初めての申請の場合)

  1. 外国人工作許可通知の申請書 (中国語)
  2. パスポートのコピー
  3. 職歴証明書 (中国語翻訳が必要)
  4. 学位証明書 (外務省の公印確認→中国大使館の認証→現地で中国語翻訳)
  5. 犯罪経歴証明書 (外務省の公印確認→中国大使館の認証→現地で中国語翻訳)
  6. 関連資格の証明書と翻訳
  7. 最近6か月以内の健康診断書 (所定の書式有り)
  8. 雇用契約書(中国語)
  9. 写真 (所定のJPG形式の電子ファイル)
  10. 補足資料 (必要があれば)

 

特に準備に手間のかかるのが、学位証明書犯罪経歴証明書健康診断書です。

 以下で、それぞれについて説明します。

 

学位証明書

まず学位証明書についてですが、これは卒業した学校から入手して下さい。(中国語表記があればベストだと思いますが、日本語でOKです。また英語表記でも中国語表記の代用にはならず、現地で翻訳を求められます)

入手した学位証明書は開封せずに外務省に持っていき、公印確認を申請します。(申請日の翌日には公印確認は完了します)

下記リンク先に外務省の公印確認に関する説明や手続きが記載されています。必要な方は各自でご確認下さい。

 

www.mofa.go.jp

外務省で公印確認してもらった学位証明書を、次に中国ビザ申請センターに提出し、中国大使館の認証をもらいます。

外務省は無料ですが、中国の認証は有料で、1通につき8780円が必要です。( 急ぐ場合は更に割増料金が必要ですが、通常申請で3日後には認証は完了します )

私の場合は大学と大学院の計2通を申請したので、費用は計17560円( =8780円×2 )でした。

中国ビザ申請センターのHPでは予約ができるようなシステムになっていますが、予約しても全く無意味で、オフィスで並んで申請を待つしかなかったです。( 東京オフィスの場合 )

上記の手続きは、地方在住の場合、かなり面倒だと思いますが、代行業者による申請や受け取りも可能です。( もちろん家族や知人でもOKです )

なお、代行業者に依頼する場合の費用は、上記の申請費用に加えて代行費用が1通につき約10000円ほど必要です。( 私の調べた限りでは )

私は代行業者に依頼することも検討しましたが、結局、自分で手続きしました。(後で説明する犯罪経歴証明も含めて計3通の認証が必要で、代行業者に依頼すると3万円ほど費用が余計にかかるので止めました)

自分で手続きする場合は、外務省で公印確認が完了した学位証明書を、そのまま中国ビザ申請センターに持ち込んで認証申請できるようなスケジュールを組むと、多少は時間が節約できるかもしれません。

 

犯罪経歴証明書

犯罪経歴証明書に関しては発行してもらえる警察署が限られていて、自分の住んでいる地区の県警本部のみでの発行になると思います。

また、犯罪経歴証明書に関しては本人による申請が必要ですが、受け取りに関しては代理でもOKでした。( 申請の際に指紋を登録させられますので、本人が直接発行先に出向いての申請が必要です )

学位証明書と同様に外務省の公印確認や中国大使館の認証が必要になりますが、こちらの手続きも代行業業者への委託が可能です。

参考までに下のリンク先には、神奈川県在住の場合の犯罪経歴証明書の申請方法が記載されています。

ちなみに犯罪経歴証明書の申請には外国機関から発行された書類 ( 申請の理由となるようなもの ) が必要になりますが、私の場合は就職予定企業の採用通知のコピーを使用しました。

 

www.police.pref.kanagawa.jp

 

健康診断書

健康診断書については下記の記事にまとめたので、ここでは割愛します。

 

www.build-on-strength.work 

 

今回のトピックに関しては以上となりますが、就労ビザの資料集めには思った以上に手間がかかりました。(加えて費用も...)

なお、ビザ更新時にはこれらの面倒な資料は必要無いそうなので、ほっとしました...(そうは言っても、中国なので実際の更新時にどうなっているかわかりませんが…)

 

 以下、追記しました。('18 7/13)

外国人工作許可通知の申請

外国人工作許可通知の取得のため、上記の資料を揃えた上でスキャンして電子ファイルにし、外国人来华工作管理服务系统 (Service system for foreigners working in China)にWebサイトからオンライン申請します。

外国人工作許可通知の取得までの必要期間の目安は下記の通りです。(現地の申請サポート会社に直近の状況 (2018年6月現在)を聴取しました)

 

  • 受け入れ企業の上記サイトへの登録:1~2営業日 (登録済であれば省ける)
  • 予備審査:5営業日 (ここで、A類/B類などに分類される)
  • 本審査:A類の場合は2~5営業日、B類の場合は7~10営業日

 

外国人工作許可通知は電子ファイルでもらいます。(中文と英文)

日本でZビザ申請の際、中文と英文共にプリントアウトして提出しました。

 

外国人労働者のランク分け (A類、B類) の実際の目安

現地の申請サポート会社から、現状のA類、B類の典型的な例を聴取しました。(あくまで目安です。下記の項目は必須ではありません)

 

<A類>

  • 大学院卒業以上 (修士以上の学位)
  • 10年以上の職歴
  • これまでの職歴と中国での職務がマッチしている (例えば、それまで研究開発でキャリアを積み、中国でも研究開発の職務につくなど)

 

<B類>

  • 大学卒業以上
  • 2年以上の職歴
  • 60歳未満

 

上記のようなケースに明らかに適合する場合、ポイント計算をしていないのかもしれません。(ぶっちゃけ最も重要なのは所得 ( = 収める税金が高い ) と学歴だそうです)

また、申請者にとってのA類のメリットは外国人工作許可通知/外国人工作許可証の審査期間が短いことと、次回のビザ更新時には有効期限が3~5年程度の長期にできるでしょうとのことでした。(私は上記の典型的なA類でした)

ただし、審査期間が短くても、実際に大変なのは書類収集なので、あまりメリットはありません。

さらに、ビザの有効期限が長期にできるとしても、更新時の手続きは簡略化されているそうなので、毎年更新してもそれほど手間ではないようです。(最初のビザ申請時が一番大変)

そのため、A類のメリットは申請者にとって、大したものではないようです... (実際に他に何かメリットがあったら、また追記します)

 

以上です。ご覧いただき、ありがとうございました!

 

 

追記('18 9/6)

外国人労働者のランク分けに関して、青島市の具体的な例がJETROのHPに掲載されていました。やはり所得が高ければ学歴によらず、それだけでA類に分類されることもあるようです。(興味のある方は、下記のリンク先をご参照ください)

青島市、外国人就労許可で所得基準による分類を開始-一部の人材は65歳までの延長申請が可能に- | ビジネス短信 - ジェトロ

 

また、参考までに、下記の二つの記事では、①外国人工作許可通知の審査の際、加点される日本の大学の調査結果、②就労ビザ(Zビザ)取得後に中国に入国してからの手続きを、それぞれ報告しています。

ご興味ある方は、こちらも是非ご覧ください!

 

外国人工作許可通知の審査の際、加点される日本の大学調査結果

www.build-on-strength.work

 

②就労ビザ(Zビザ)取得後、中国に入国してからの手続き

www.build-on-strength.work