現地採用エンジニアの中国ブログ

中国の華南地区(深圳周辺)で、現地採用で働き始めたエンジニアです。これから中国で働く方の参考になりそうな情報や趣味の話を発信していきます!

【レビュー】タイムモアC 手挽きコーヒーミル | 質実剛健なエントリーモデル【TIMEMORE】

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以前に下記のTimemore (タイムモア) のコーヒーミル G1を記事にしましたが、思いの外、読んでくれる方も多く、私としても記事にした甲斐がありました。(私のブログとしてはかなり多かったです)

 

 

ところで、最近、実はハンドドリップ用にもう一つコーヒーミルが欲しくなり、TimemoreのCの方も購入してしまいました。(G1Sをエスプレッソ向けに固定)

エスプレッソとハンドドリップ向けの変更のたび、いちいち挽き目調整でダイヤルを大きく動かくのが面倒になったのと、元からあったポーレックスは会社に持っていこうかなと...

 

そういったわけで、今回は前回の記事を読んでくれた皆さまへの感謝の意味も込めて、Timemore C (タイムモア C) のレビューをさせて頂きます。

 

<目次>

 

まずは挽いてみよう!

まずは、コーヒーミルの最も重要な特性である豆を挽く性能について見てみます。

TIMEMORE "C" は過剰な機能・材料を省き、残すべきところ (切れ味) を残して価格を下げたエントリーモデルです。

そのためCの豆を挽く性能に関しては、評判通り上位機種のG1と大差を感じさせないほど良好です。(ただし、全体的にG1よりもミルの剛性が低いためか、挽いているときにやや安定感に劣るような印象です)

 

この切れ味の良さは実際に挽いてみれば一目瞭然なのですが、文章では上手く伝えられなくてすみません...

下の写真はCで挽いたコーヒー豆 (中国雲南産、中煎り) です。

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上の写真で、左端が10クリック (#10) の粒度でエスプレッソ向け、真ん中が15クリック (#15) の粒度でハンドドリップ向け、右端が24クリック (#24) の粒度でフレンチプレス向けに挽いたものです。

なお、タイムモアのミルは内部のダイヤルのクリックで粒度を調節しますが、説明書にある粒度のクリックの目安は下記の通りです。(数字が小さいほど粒度が細かい)

  • エスプレッソ6~12クリック (5以下は刃の破損防止のためメーカー非推奨)
  • ハンドドリップ15~24クリック
  • フレンチプレス25-27クリック

 

挽き豆自体の出来栄えはG1と遜色無く、粒度が揃った挽き豆がサクサクと得られます。

ハンドドリップではお湯の通りも良好で、抽出を調整しやすいです。

 

ただし、さらに粒度が細かくなるにつれて下表のように急に挽くのに要する時間が急激に増加していきます。(このときの条件は中煎りの豆を各15g、安定的にゆっくり挽いたときの時間)

 

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豆の種類によっても異なりますが、だいたい9クリック (#9) もしくは10クリック (#10) のあたりを境に、挽くのに要する時間は急激に増加する傾向です。

この傾向はG1も同様で、設定粒度が細かくなると臼の中に豆がなかなか入っていかないような感触になります。

 

そのため、やはりG1と同じくCもエスプレッソ用途についてはそれほど向いているとは思えません。(時間をかければ細かい豆は挽けますが、粒度の微調整はかなり困難です。粒度が揃っている分、見た目が細かくても圧力は抜けやすいです)

エスプレッソ向けはお試し程度に考えておいた方がよいと思います。

 

清掃と分解|タイムモア C


TIMEMORE | How to clean C Grinder!!!!!

 

ミルの清掃に関しては、Timemore公式チャネルの上の動画が参考になりますので、サラッと見てみて下さい!

私はG1で慣れてしまったので、もう大した手間とは感じていません... (むしろポーレックスを使っていた時よりもミルに愛着ができて、清掃頻度は増えました...)

 

分解に関してはCの場合、G1のようなトルクス型の特殊ドライバーは必要ありません。

通常の+ドライバーで粒度調節ダイヤル周辺の4本のネジを外せば、下の写真のように臼刃一式取り外せます。

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下の写真が限界まで分解した写真です。(+ネジまで外すことは稀だと思いますが...)

見慣れてしまったのか、それほど部品が多いとは感じません。

ポーレックスのようなセラミック刃と比べてCの金属刃は鋭いので、取り扱い時には注意が必要です。

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優れた切れ味を有し、かつ粒度が揃う仕組み

Timemore G1も持っているので自信をもって言えますが、豆を挽く性能に関してはCは上位機種のG1と遜色ありません。(エスプレッソ挽きがイマイチなのも一緒...)

 

優れた切れ味

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まずはCの切れ味が優れている理由ですが、使用している刃の形状・サイズ・材質 (ステンレス) が上位モデルと同じだからです。違いはチタンコーティングの有無のみです。(上の写真の左がCの刃で、右がG1の刃です。仕様をみる限り、このCの刃は現行Nanoや一世代前のG1と同じ刃のようです)

さらに、G1のチタンコーティング刃をCにセットして数回使用してみましたが、明確な違いは感じられませんでした。(メーカーの説明ではより省力で挽けるとの記載でしたが...)

 

ちなみに、中国現地でスペアの臼刃の販売価格は約2,000円、C自体は約4,500円で、Cの原材料費に占める臼刃のコスト比率はかなり高そうです。(価格は2019年10月現在のタオバオ調べ)

エントリーモデルといっても、切れ味に決定的な影響をもつ臼刃には良いものをケチらずに使用しているようです。

 

ちなみに、2019年10月現在、日本製ポーレックスの価格も中国の方が安くて、Cと同程度の価格です。(日本におけるポーレックスの価格は、日本でのポーレックスのブランド力の強さなどを反映しているのではないかと思います。昔はもっと安かったですし…)

 

粒度が揃う仕組み

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次に粒度が揃う仕組みですが、上の写真に見られるように上下の二つのベアリングで軸をガッチリと固定しているためです。(左が臼刃側で、右が投入口側です)

ポーレックスのように臼刃側しか固定できないと、軸のブレが大きくなり、挽き豆の粒度がバラツキやすくなります。(ゆっくり回せばいく分マシになりますが...)

 

ただし、G1のベアリングは "JAPAN" の表記がありますが、Cの方はその表記が無いので、おそらくコストダウンのため中国製になっていると思います。

上の写真の右側がハンドル側のベアリングで、G1と違い樹脂の下に隠れていて、こちらの交換は無理そうです。(樹脂部を取り外せないので…)

 

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引用:タオバオのTimemore直営店の製品説明から (左がタイムモア C、右がタイムモア G1)

 

また、Cの製品説明で引用されている特許はG1と同じ下記の特許であり、Cが上級モデルであるG1と同じ設計思想に基づいている製品であることもわかります。

 

CN205795545U - Manual bean grinder - Google Patents

 

その他、G1と大きく違うところ

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上の写真のようにCは使用している樹脂部品が多いです。(赤い部分が樹脂で、ポリカーボーネート樹脂です)

なので、アルミ削り出し部品やクルミの木なんかを使用しているG1の方が当然のごとく質感は高いです... (そもそも価格が倍以上異なっていますから...)

 

また、上の写真で左上の内部写真をみて貰えば分かるように、Cはシャフトのベアリング部を樹脂で本体内側に3点止めしていて、かなり外側 (豆の投入口) に近い場所です。

このため、豆の投入時に樹脂部に当たり易く、気を付けないと豆が飛び跳ねます。(これはシャフト上部もベアリング固定している構造的なデメリットかも…)

ただし、G1はもっと奥まったところで、剛性の高いアルミの2点止めなので、豆が飛び跳ね難いです(下記の製品説明にもあるようにG1の方は意図された設計です)

 

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 タオバオの製品説明から引用

さらに、G1の蓋なんかは金属音も立てずに “シュポッ” としっとりと閉まったりして (高級車と大衆車のドアのような違い)、細かいところでG1は高級感が光ります。(全体的にG1の方が剛性も高く感じます)

かといって、Cの黒いアルミ製のボディでも安ぽっさを感じることはなく、ミルとして必要十分です... (細かい点は2つのミルを直接比較してみないと気付かなかったと思います)

 

樹脂の多用はコストダウンのため仕方ないと思いますが、重量的にはG1が約560gCが約430gと軽量化のメリットもあります。

また、Cは挽き豆を受ける桶の内部が樹脂製で (上の写真の右上)、静電気による粉の付着も心配しましたが、特に気になるほどでもなかったです。(アルミ製のポーレックスやG1とそれほど大差無し。ただ細挽きだと少し気になるかもしれません)

 

サイズ

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サイズはポーレックスと比較すると上の写真のような感じで、ミルの直径は外径でポーレックスが47mm、Cが52mmで、若干Cの方が太いです。

 

一度に挽ける豆の量はポーレックスが約25gに対し、Cは約20gです。(G1は約25g、Nanoは約15g)

蓋を外したときに上の写真の右下のようにシャフトが上に出っ張っていないCの方が、豆をスムーズに入れられます。(シャフトとスプーンにぶつかり難いので)

ただし、Cは上部のベアリング部を固定している樹脂に豆が当たると飛び跳ねることがあるので、その点は少し注意した方がいいです。

 

手の小さい人であれば、持ち易さはポーレックスの方がよいのかもしれませんが、挽く際の手にかかる負荷は断然Cの方が小さいので、ポーレックスで問題なく持てている人であれば、Cは問題なく取り扱えると思います。

 

質実剛健なタイムモアのCがおススメな人

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豆を挽く性能に関しては、Cは上位モデルと遜色ありません。(両方購入し、使用した上での感想)

挽きたての豆で淹れたコーヒーだけでなく、豆を挽く過程でも香りや挽く感触を楽しめると思います。(ゆとりを持って挽けるので)

 

上位モデルに比べて材料や部品の噛み合わせなどの質感は劣りますが、むしろ気兼ねなく使える感じがします。(G1だと塗装剥げる心配とかしてしまったりするので...)

最初の方にも書きましたが、 "C" は過剰な機能・材料を省き、残すべきところ (切れ味) を残して価格を抑えたモデルです。

 

一番注意する点としては、やはりエスプレッソ挽きしたいかどうかだと思います。

 

試しに挽いてみる程度であればいいですが、Cで日常的にエスプレッソ挽きしたいとなると後悔するかもしれません。(深煎り近辺の柔らかい豆だったら何とかなるかもしれませんが、それだったらポーレックスでもそれほど悪くないです)

そういう方の場合、NanoSなどのエスプレッソ向けの刃を使用したミルを選んだ方がよいと思います。<< タイムモア NanoS  (Amazonで見てみる)

G1Sが日本に導入されれば、G1Sもおススメです (G1SとNanoSは同一のエスプレッソ向けの刃を使用していますので、エスプレッソ向けを検討の場合は下記の記事もご覧下さい!)

 

 

やはり、Cはハンドドリップやフレンチプレス主体に使う人の方が、心地よく使えるはずです。(マキネッタ (モカエキスプレス) に使うぐらいの細挽きも大丈夫です)

使っていて気になるのは、豆を投入する際に少し飛び跳ねることがあるくらいです。

 

ハンドドリップフレンチプレス主体で、ポーレックスクラスのミルと比較して、シンプルに1ランクもしくは2ランク上の挽き心地を求めている人、こういう方であればTimemore Cはかなりおススメです!

 

ご参考までに、下記は本ブログのG1/G1Sに関しての記事です。G1/G1Sも見てみたい方はこちらもどうぞ!

【レビュー】TIMEMORE G1/G1S | デザインよし!切れ味よし!の手挽きコーヒーミル - 現地採用エンジニアの中国ブログ

 

 

以上、ご覧いただき、ありがとうございました!

 

 

下記は参考までにタイムモア Nanoに関しての他のサイトの記事です。写真がカッコいいのでリンクを貼らせてもらいました。(見習いたいです...)

 

 

 

下記は本ブログのコーヒー関係の記事です。よろしければご覧ください!