エンジニアの中国ブログ

中国の広東省在住、現地企業勤務のエンジニアです。中国生活で体験したことや趣味の話を中心に発信していきます!

安藤製靴|ブログ内記事のまとめ

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安藤製靴についての記事に訪問してくれる方が意外と多いので、これまでの記事を整理してみました。(私のブログで取り扱っている内容の中では、検索需要自体は一番多いかも…)

これらは基本的には安藤製靴にすでに興味がある人を意識して書いた記事で、読む順番の指定は特にありません。(3つ目の分解の記事はかなりマニアックなので後回しでいいかもしれません...)

 

安藤製靴のユーザー、ファンとして、もっと知りたいと思ったことや疑問、それらに対して自分で調べたこと、履いた感想などを書いています。

興味がある方は、お好きなところから読んでください!(予備知識学が無ければ最初の記事から)

また、何かのきっかけでここを訪問し、少しでも安藤製靴に興味が湧いた方は、とりあえず最初の下記の記事だけでも読んでみて下さい!

 

 

まずは革靴メーカーの安藤製靴と、かつて自分がメインに履いていたその安藤製靴の革靴 (OR1OR2)を紹介。

また、OR1とOR2に使用している皮革素材であるクロムエクセルの手入れについても、自分で注意している点についてまとめました。

 

丈夫な靴なので、中国の田舎道でも使えるのではないかと持ってきましたが、結局はあまり履いてないです...暑苦しくて…

 

あと記事内にも記載しましたが、注意点としては安藤製靴のタウン向けの靴は、経験上、コバの部分から簡単に浸水します。

 

登山靴にルーツを持つと言っても、防水性は引き継がれていませんので、気になる人は雨の日には注意して履くか、コバ部分の防水処理をした方がいいです。(今は要確認ですがが、昔は修理のときに要望があれば、安藤製靴でもコバの防水処理も対応してくれるとのことでした)

 

やはりノルウェージャン製法=防水という発想は短絡過ぎます。

素材、製法、細部の処理といった色々な要素が絡み合って作られた靴は、単純にproduct by process では語れません。

 

下記サイトの記事のように、文章の流れからうっかり防水性と謳ってしまったようですが、安藤製靴のHP内でも防水性に関しては触れていません... (むしろ、お店で雨の日は避けた方がいいと言われました...もしくは防水処理...)

 

安藤製靴はこだわりの素材・製法で、耐久性の高いブーツを製造しています。モデルの特性によって適した皮革を選定、特注したオリジナル金具を使用することも。耐久性の高さを追求し、分厚く強固な皮革を使用することも。靴の仕上げは、伝統的なノルウィージャンウェルト製法という、重登山用ブーツに用いられることが多い製法を用いており、防水性・耐久性を高めています。製法へのこだわりは、タウンユース向けのローカットブーツにも採用されるほど。

引用:安藤製靴のブーツは知る人ぞ知る名品!おすすめ8選を大公開!|YAMA HACK

 

一方、下記のブログでも雨の日に250を履いた感想が述べられていますが、やはり雨の日はレインブーツの方が...という結論です。(お子さんのようにスニーカー+防水スプレーでもいいのかも...)

日記|ノルウィージャン耐水試験|Reboot (すみません、現在リンク切れです)

 

この方はよく手入れされたG-BOOTSの紹介もされています。(ついにG-BOOTSも生産中止のようで...)


ちなみに、現在、私がメインに履いている靴は同じく安藤製靴製のホットスタッフ。(ORシリーズよりは蒸れにくい...)

ホットスタッフは残念ながら既に生産中止ですが、もう入手できないからといって大事に履くかといえばそんなこともなく (頑丈なので)、ガンガン履いて定期的に手入れをしていきます!

 

www.build-on-strength.work

 

ノルウィージャンウェルトとグッドイヤーウェルト製法の違い|安藤製靴の製法について調べてみた

安藤製靴を語る上で重要な要素の一つであるノルウェージャン製法。

そのノルウェージャン製法について、自分で調べたことをまとめました。

このブログの安藤製靴の関連記事で、一番アクセス数が多い記事です。

 

安藤製靴というよりも、やはり、“ノルウェージャン製法って何なの?”と思う人が少なからずいるということがわかりました。

これは記事にしておいてよかったです。

 

某YouTuber氏が安藤製靴のNeroの紹介動画で、気に入った点がノルウェージャンのL字ウェルトと説明していたのにも驚きましたが、その後、本当にNeroにL字ウェルトが付いたのにはもっと驚きました...

>> L字ウェルトのついたNero|安藤製靴HP

 

そして、グッドイヤーウェルト製法にもL字ウェルトはありますし、防水性に優れたものもあります。(革靴として)

靴の性能・デザインを決めるいくつかの要素の中の製法だけに着眼して、ノルウェージャン製法だから〜がいいと簡単に言うのはハッキリ言って難しいと思います。

ちなみに本文中で最後の方で少し触れたガエルネですが、調べてみるとホットスタッフとコバの構造が同様でした。

下記リンク先のリバースステッチ・グッドイヤーウェルト製法 (ややこしい...)で、私が履いていたNo.145も作られています。(コバの防水処理もバッチリでした。テカテカでしたが...)

 

>> GAERNE 靴の製法 

 

ガエルネも登山靴にルーツをもつ靴メーカーですが、こちらは頑丈かつ防水性も残されています。

反面、歩きやすさは安藤製靴の方が上に感じました。(またバイクに乗るとしたら、多分バイク用の靴はガエルネを選びます…)

 

今回の記事ではかなりマニアックな部分を突っ込んで調べましたが、もっと広い一般的な製法の比較は、例えば下記の方のブログに綺麗にまとまっています。(ノルウェージャンウェルトのところに防水性が高いと書いてあるのが気になりますが...)

個人的に靴の製法を勉強するのはけっこう好きです。

 

 革靴の底付け製法11種類の違いと特徴まとめ【保存版】 | みんくすのぐーぶろ。

 

あと、ノルウェージャンの語句としては下記の通りで、複数の国と言葉とカタカナ読みのため、色々な呼ばれ方があります。(ややこしいですが...)

  • Norwegian/英語/ノルウェージャン、ノルウィージャン
  • Norvégien/フランス語/ノルヴェージャン、ノルヴェイジャン
  • Norvegese/イタリア語/ノルヴェジェーゼ、ノルベジェーゼ

 

検索数から推定すると、カタカナではノルウィージャンが一番ポピュラーかもしれません。(ノルウェージャンは猫として認知されているのかも)

ただし、ドレスシューズはノルベジェーゼを使うことが多いようです。(ドレスシューズへの応用はイタリアで始まったようなので...)

 

あと、まとめきれなかったのが、下記リンク先のリバースウェルト式製法 (外縫い式グッドイヤーウェルト製法)

>> Ladies U-tip Moccasin Shoes|リーガルメイド|REGAL ブランドサイト

 

ごちゃごちゃするので、今回は記事に言及しませんでした... (いつか追記するかも...)

 

どうぞ、ご覧ください!

www.build-on-strength.work

 

ノルウェージャン製法の革靴を分解して構造を理解する|安藤製靴の革靴

安藤製靴の革靴を実際に分解し、その構造を確かめてみました。

ここまで来るとかなりのマニアだと自覚。(分解当時はけっこう暇でしたが...) 

 

こんな検証はネットで探しても他に見つかりませんので、他のマニアにとっても貴重な情報です。(と個人的に思っています)

そして費用もかかったので、個人的にはこれが一番読んでもらいたい記事。

 

具体的には安藤製靴のホットスタッフを分解したのですが、コバや靴底の構造がよく分かってとても満足しました。。(リブがどうなっていうんだろうとか、ずっと疑問でした...)

この後、供養 (?) の意味も込めて、ホットスタッフを購入しました...

 

ちなみに検索キーワード「安藤製靴+分解」で、検索結果はこの記事がずっと一位なのですが、そのキーワードで読みに来てくれる方はいないようです...

期待とは裏腹に、なぜか「安藤製靴OR8」で引っかかってしまい、仕方なく見てくれる方はいるようです... (原因不明です)

このままでは分解されたホットスタッフも浮かばれません... (なんとかせねば...)

 

是非、読んでください!

www.build-on-strength.work

 

安藤製靴の革靴|革靴のサイズ感

上で述べたように、最近、安藤製靴のホットスタッフを購入しました。

久々に安藤製靴の靴を買ったので、サイズに関する自分の考え方について書いてみました。

このホットスタッフが生産中止になったのは非常に、非常に残念です… (ブログやってると検索数なんかもわかりますが、ホットスタッフはたしかに人気無かったようですね...)

 

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以前よりお問い合わせを多く頂戴しているのが、やはり履き心地やサイズ感です。
中々、営業日に来店出来ないお客様が多く、おられるので近い日になってしまいますが、11月3日(日)12時から17時まで営業致しますので試し履き、サイズ確認を行いたいお客様は是非お越し頂きたいと思います。

        引用:安藤製靴HP <お知らせ>

 

安藤製靴のHPを見ると、やはりサイズ感に不安を持つ方は多いようですね。(ついに日曜日に営業ですか...)

まあ、実際に試し履きしても、どの程度革が伸びるかは予測が難しいところです... (失敗経験者です)

少しでも不安な方の情報の足しになればと...

 

どうぞ、ご覧下さい!

www.build-on-strength.work

 

チロリアンシューズのあれこれ|所有靴の紹介や最近の検索動向など...

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中国来てから1年半ほど経過したのですが、日本から新たにケベックレザーver.のOR1を持ってきました。(日本の家に置きっぱなしだったものです)

中国の広東省だと沖縄並みの暑さなので、今までクロムエクセルver.のOR1もあまり履いていなかったのですが、日本に帰国した際にやっぱり履きたくなってしまい、勢いで中国に持ってきてしまいました。黒系が多かったので、茶系で経時変化を楽しもうかという気持ちもあります。

入れ替わりでホットスタッフは会社に持って行って履くことにしました。

 

このケベックver.のOR1はあまり履いていないのでメンテもほとんどしていませんでした。なので、すくい縫いの部分もワックス等は塗り込んでいないので、その辺のケアから始めています。(浸水防止のため)

まあ、でも基本的にオイルドレザーはメンテナンスがあまり必要無いので、コバ以外はメンテといってもブラッシングが中心ですが...

 

その他、チロリアンシューズ全般について軽くネット検索し、結果をまとめています。

検索数でみると、チロリアンシューズというキーワードは安藤製靴に匹敵するぐらい検索ボリュームがあり、そこそこ興味を持っている人はいそうです。

イタリアとかフランス製のチロリアンシューズは検索ボリュームでいうと少なそうな印象です。(価格が手頃なKleman (クレマン) とかは多そうですが、後は割高っぽいし...)

 

チロリアンシューズに興味のある方は、どうぞ、ご覧下さい!

www.build-on-strength.work

 

以上、ご覧いただき、ありがとうございました!