中国に来てから中々落ち着かず、久々のブログ更新&中国トピックになります。
この記事では就労ビザ (Zビザ) を取得後、中国に入国してからの手続きについてまとめました。
中国の就労ビザの取得に関しては、下記の記事にまとめてあります。
外国人臨時宿泊登記表(境外人员临时住宿登记表)の取得
まず外国人は中国に入国後24時間以内に、外国人臨時宿泊登記表の手続きをする必要があります。
ホテルを仮住所にする場合は、ホテルに依頼すれば臨時宿泊登記表を取得してもらえますが、他の場合は自分で手続きをする必要があります。
これまで、この手続きは各地の公安派出所でおこなうことになっていましたが、今年の7月から外国人臨時宿泊登記表はWeChatで行うようになっていました。(深センの場合です。赴任する地域によって異なる可能性もありますので、必要な方は各自で調べてみて下さい)
入国した当日、そんな状況も知らずに私は会社の同僚と公安に赴きましたが、WeChatで手続きするようにと公安窓口で指示されてしまいました...
今後もますますスマホで済ませられることが増えていくのでしょうね〜。
WeChatの手続きについては、下記のリンク先に説明があります。
外国人工作許可証の申請
次は外国人工作許可証の申請についてですが、まずは日本で受けた健康診断の結果を現地の病院で認証してもらいました。
“日中友好医院の診断書であれば認証不要では?”とも思いましたが、申請サポート会社の指示に大人しく従い、下記の病院で認証をしてもらいました。
この際に検査記録の現物もここに提出します。(返却はされません)
認証に必要な期間は2営業日で、下記のようなタイトルのついた証明書がもらえます。
この証明書がもらえたら、会社と申請サポート会社にお任せで外国人工作許可証が得られました。(本人は申請も受け取りも行く必要もありません。もともと申請自体はwebですが...)
私の場合、外国人工作許可証は申請から発行までに5営業日かかりました。
また、先の外国人工作許可通知の取得時に提出した資料の現物は、許可証の受け取りの際に提出する必要がありました。
下記がZビザの申請の資料集めから長いことかかってようやく取得した外国人労働許可証の写真です。(分類はAランクですが、初回申請のため有効期間は1年間)
ちなみに裏面の右下のQRコードをWeChatでスキャンすると、顔写真、所属会社、職位等までしっかりと表示されました。
また、右上にはランクが記載されています。
在留許可証の申請
最後は公安出入国管理局での在留許可証の申請になります。
この申請手続きはZビザの有効期限の入国後30日以内に済ませる必要があります。
この手続きは本人が行く必要がありますが、基本的に会社と申請サポート会社にお任せでした。
なお顔写真が必要になりますが、撮影日の証明が必要らしく、用意していった写真は使えませんでした。(その公安の建物内の撮影場所で取り直しました)
発行までの期間は8営業日でした。(有効期間は1年)
以上、長い時間がかかって、ようやく中国で仕事をするための手続きが完了しました。(長かった...)
感想として、これらの手続きは外国人の受け入れに慣れている会社でもなければ、現地の申請サポート会社に頼らざるえないのではないかと思います。(手続きや法律なども変わりやすいので)
最後、補足ですが、中国側の住所が定まったら日本の外務省に在留届を忘れずに提出しましょう。(法律で義務付けられています)
下記は外務省の当該サイトへのリンクです。
以上、最後までご覧いただき、ありがとうございました。
下記は私が中国に来てから、しばらくの間、作ってもらっていた中国人の普段の食事です。(中華というと円卓のイメージの方も多いと思います)
興味のある方は是非読んでみて下さい!
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まず、下記の記事では、私が中国に来てから使用しているVPNサービスを紹介しています。状況がどんどん変わっていくので、適時内容をアップデートしています。
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