現地採用エンジニアの中国日記

中国の華南地区(深圳周辺)で、現地採用で働き始めたエンジニアです。これから中国で働く方の参考になるような情報を発信をしていきます!

中国でも気兼ねなく履ける堅牢な革靴、安藤製靴の革靴

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安藤製靴のチロリアンシューズ "OR1" | 皮革はクロムエクセル、2010年購入

<目次>

 

安藤製靴の革靴の紹介

今回は好きな革靴の話です。
革靴といっても普段はスーツを着る仕事ではないので、もっぱらカジュアルに履ける安藤製靴というメーカーの革靴です。

安藤製靴は1959年創業の歴史の長いメーカーで、店舗は東京の錦糸町にあります。

昔は登山靴中心のビジネスだったようですが、皮革製の登山靴の需要減少に伴い、現在はそれ以外のアウトドア向けにも製品を展開しています。

ノルウェージャン製法という登山靴の製造に使われていた製靴法で、安藤製靴は堅牢なアウトドアシューズを製造しています。

また、安藤製靴は使用する材料にもこだわっており、皮革の品質管理は厳しく、基準に見合うものが入手できないと製造を遅らせたり、販売中止になったりします。

 

このような安藤製靴の職人気質のモノづくりのスタンスにも惹かれ、私はここの靴をいくつか所有しています。(最初に購入したのは15年ほど前になります)

安藤製靴の靴を買うまではあまり靴に興味もなく、履き潰すような気持ちで靴も選んできましたが、ここの靴を履いて以来、手入れしながら長く使っていく " 育てる ” 面白さを知りました。

安藤製靴の靴は、手入れしながら長く使っていきたい人に応えるための十分な耐久性と品質を持っています。(残念ながらフォーマルなデザインの製品はありませんので、スーツに合わせるのは難しいです。デザインの好みは人それぞれですが…)

ちなみに安藤製靴のHPはこちらです。→ 安藤製靴ホームページ

ここのホームページは全く洗練されておらず、10年以上デザインも変わっていません。

" 自分がマーケティングすればもっと売れるはず ”と思ったファンも多いことでしょう。(事業を拡大する気もあまり無いのかもしれませんが…)

 

そんな安藤製靴の靴はかなり頑丈で、複数所有しているとなかなか " 育って ” くれません。

しかし、今回の中国転居こそ安藤製靴の靴を " 育てる " チャンスだと思っています。(少し田舎に行けば悪路は多いし、人ごみに行けば踏んだり蹴られたりで、靴に掛かる負荷は日本より大きいです)

引き続き、中国でも安藤製靴の靴を育てていきます!(華南地区は緯度が沖縄と近いので、暑くてブーツは履く機会が無いかも... 短靴でも結構暑い...)

 

以降、記録の意味も込めて、私の持っているチロリアンタイプの "OR1" とブラッチャータイプ (外羽根式) の "OR2" を紹介します。

また、簡単ですがお手入れの方法も紹介します。

革靴に興味のある方は、是非ご覧ください!

 

チロリアンタイプのOR1 & ブラッチャータイプのOR2

今回のOR1とOR2は、共に皮革はクロムエクセルを使用していた旧型になります。

クロムエクセルとは米国のホーウィン社が古くから製造しているオイルドレザーで、足に非常に馴染易く (柔らかく伸び易い) 、独特の光沢がある鞣し皮革です。

クロムエクセル自体は有名で他所に詳しい説明もあるので詳細は省きますが、近年、品質低下が原因で安藤製靴の要求水準を満たしたものの入手が難しく、安藤製靴では使用を中止しています。(OR1やOR2は現在は別のオイルドレザーで製造されています)

クロムエクセルは伸び易かったり、ヘロヘロになり易かったりと欠点もあるので、私としては他のオイルドレザーでもOKですが、特徴のある皮革なのでまたいつか復活して欲しいです。

 

以下、写真が続きます。

まず最初はチロリアンタイプの OR1から紹介します。

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OR1|この光沢はクロムエクセル独特です。 

 

 

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OR1|コバのデザインも特徴的で、工芸品みたいでデザイン的に好きです。

 

 

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OR1|やや水平方向から

 

 

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OR1|前方から 

 

 

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               OR1|斜め後ろから

 

続きまして、ブラッチャータイプのOR2になります。

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OR2|色はバーガンディです。

 

 

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OR2|コバ部分のデザインはOR1と共通です。

 

 

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OR2|横から

 

 

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OR1 & OR2|二つ並べて真上から

 

 

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OR1 & OR2|室内で撮ると色味が若干異なります。

 

 

クロムエクセルの手入れ

“ 育てる " と言っても、クリームやオイルを使用した手入れはほとんどしません。

クリームやオイルを使い過ぎると、このクロムエクセルという皮革はすぐにヘロヘロになって光沢も失われ、" 育つ "というよりは、汚く経年変化します (経験済み)。

オイルやクリームの使い過ぎが良くないことは、どんなオイルドレザーにも共通することですが、クロムエクセルは特にその影響が顕著に表れます。

これらのクロムエクセルという皮革は最初からオイルをたっぷりと含んでいるで、さらにオイルを含ませると一気にヘロヘロになります。(使う加減の見極めも難しいです)

そのため、手入れはブラッシングと乾拭きが中心です。

革靴好きはクリームやオイルを使用して、手入れをしたくなりますが、我慢が必要です。

たまにポリッシュを使用しますが、安藤製靴でおまけに付けてくれるKIWIのポリッシュは、黒、茶、ニュートラル (透明) のみでバーガンディ色がありません。(ポリッシュはオイル成分が少ないケア用品です) 

バーガンディのOR2にKIWIの茶色のポリッシュを使用していると、光の当たり方によってはかなり茶色に見えてしまい、なんとなく気に入りませんでした。

また、KIWIのニュートラルのポリッシュを使用していると、だんだんと色がぼやけて白っぽくなっていき、それも気に入りませんでした。(その色落ちを楽しめる人はよいのかもしれませんが…)

そこで、ある時期から下記のサフィール製のポリッシュを使用することにしました。

[サフィール] SAPHIR ビーズワックスポリッシュ (Amazon.co.jp)

 

サフィールのポリッシュにはバーガンディ色もあるので、まずはこれを購入しました。

色の面はもちろん満足だったのですが、なんと予想外のメリットもありました。

そのメリットとは靴に埃が付きにくくなったことです!

クロムエクセルの皮革は、ただでさえしっとりとしていて埃が付きやすかったのですが、KIWIのポリッシュがそれをさらに助長していたのが、サフィール品との比較でよくわかりました。

なぜサフィール品の方が埃が付きにくいかというと、溶剤が乾燥した後の固形分がサフィール品の方が固いためです。

固いためか、効果の持続性もサフィール品の方が長いです。(これは乾拭きした後の布の汚れ具合から判断できます。KIWI品を使用した方が色落ちが早いです)

ただし、サフィール品の方が塗りにくいということはなく、むしろKIWI品よりも塗り易いぐらいです。

この辺は含まれている溶剤量、もしくは皮革に吸収される油分量で調整しているのでしょう。(溶剤は結局は乾燥することから、油分については皮革に吸収されると表面に残るワックス分は固くなることから)

ワックス成分の配合と共に、この辺りは各社のノウハウでしょう。

ちなみにこの種のポリッシュによく使用されるカルナバワックス自体は常温では非常に硬く、水にも溶剤にも溶けにくいものです。そのため、カルナバワックス以外に様々な混ぜ物が必要です。(実は仕事でカルナバワックスなどをいじってたことがあります。たぶん靴よりも詳しいはず...)

というわけで、私は黒用にもサフィール品を購入してしまいました。(ポリッシュを使用した手入れの頻度も減るし、埃も付きにくくなるので)

他の効果としてサフィール品をクロムエクセルに使用したとき、KIWI品よりもギラギラ感が抑えられた光沢になります。(私の使ってみた限りでは、他のオイルドレザーに使用した場合は、光沢についてはそれほど違いを感じないです)

上のOR1とOR2の写真はサフィール品で磨いた後のものです

KIWI品よりもサフィール品の方がやや価格が高いですが、サフィール品はその分の価値はありますので、おススメです。

 

以上です。ご覧いただき、ありがとうございました。

 

下記は安藤製靴の製法に関して、少し突っ込んで調査した記事です!

www.build-on-strength.work

 

安藤製靴の靴を実際に分解し、内部構造を確認しました!

www.build-on-strength.work