エンジニアの中国ブログ

中国の広東省在住、現地企業勤務のエンジニアです。中国生活で体験したことや趣味の話を中心に発信していきます!

【電動鍋焙煎?】鍋型の家庭用電動コーヒーロースターを使ってみた!【自宅焙煎】

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右側が電動コーヒーロースター (ガスコンロに置いてありますが、熱源は電気のためガスは不要です)

 

今回は家庭用の電動コーヒーロースターを紹介したいと思います。(上の写真の右側がその焙煎器です)

これは以前からコーヒー豆の自宅焙煎で使っている片手鍋と原理的には似ているのですが、熱源は電気攪拌はモーターで行うタイプの焙煎機です。

ずっと気になっていたので、思い切って購入してみました。(中国にも興味を魅かれるコーヒーツールがけっこうあります...)

 

電動式の本焙煎機を使い始めてまだ日が浅いのですが、下記の記事で紹介した片手鍋を使った焙煎は一年近く続けているので、その片手鍋の焙煎と比較して気付いたことや注意事項をまとめてみます

 

 

上記のようなコンロを使用した普通の片手鍋の焙煎をもっと楽にしたいと考えている方、安価な電気式の焙煎機に興味がある方は是非ご覧下さい!

 

どんな種類があるのか?|鍋型の電動コーヒーロースター

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引用:タオバオから引用:https://m.tb.cn/h.VC5JwFr?sm=6e37b7


上記は日本のAmazonなどでも入手可能な鍋型の電動コーヒーロースターです。

なぜこの形状に着目しているのかというと、蓋付きの片手鍋焙煎と同様に、ほぼ密封状態で風味を逃さず、均一性も良く焙煎できそうだからです。

 

今回導入した機種は推奨焙煎量が一番手頃 (300g) で、100~240℃の温度設定もできる下の写真の右側の機種を選びました。

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上の写真左の片手鍋は直径16㎝で、右側の今回導入した電動コーヒーロースターは鍋部の直径が22.5㎝とかなり大柄です。

ガスは必要ないのですが、換気扇を利用したいのでガスレンジの上において使用しています。

 

焙煎してみる|どうやって焙煎を調整するのか?


鍋型の電動焙煎機を使ってみた!|コーヒーの自宅焙煎

 

上の動画は今回の電動コーヒーロースターでコーヒー豆を焙煎している様子で、攪拌棒の回転速度は変更できず、温度のみ調整できます。

しかし、出力Maxでも2ハゼが来るのに25分程度は必要なので (1ハゼは20分程度)、事実上温度調整はしません... (Max付近しか使わないでしょう)

上記では焙煎中に蓋は閉じたままで開けていませんが、通気口もあり、特に煙臭くなるということはないです。(煙自体もより短時間の焙煎よりも少なめに感じます。また蓋を開けたら温度が低下してさらに焙煎時間が伸びてしまいます...)

 

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上記は焙煎容器内 (空間部分) の温度で、左が1ハゼ中の温度 (141.5℃)、右が2ハゼ中の温度 (154.5℃) です。

豆部分の温度は焙煎機では挿し込み口が狭かったので計測していませんが、通常の鍋焙煎と同程度であれば、1ハゼ中は190℃付近2ハゼ中は220℃付近になっているはずですので、焙煎機内の空間中の温度は豆部分よりもかなり低めな印象です... (もっと容器内の温度を上げたい...)

 

仕込みの豆を300gから200g程度に減らせば1ハゼまでの時間は短縮できますが、2ハゼまでの時間はあまり短縮できません。(つまり1ハゼと2ハゼの間隔が開いてしまう。この場合、風味は薄い割に苦味が強くでてしまうように感じます...)

豆を減らすと容器内の温度が上昇し難いことが2ハゼが遅い原因ですが、豆自身の蓄熱性も焙煎容器全体の蓄熱性にかなり影響しているようです。

200g程度の焙煎量でも2ハゼに入れない焙煎度を目指すのであれば、もしかしたら丁度良い具合に使えるかもしれません。(まだチェックしていませんが...)

 

また、300g程度の焙煎量だと焙煎後の冷却がかなり大変です。

私の場合は、下記の記事にある冷却器 (コーヒークーラー) を使用しています。

注意点としては、今回の電動焙煎機から下記の冷却器に豆を移す際、豆がポロポロとこぼれ易いので、何か改善策がないかと検討中です...

 

【今回の焙煎条件のまとめ】

  • 生豆の種類              :雲南 (カチモール) の半水洗式
  • 仕込み量                :300g
  • 加熱出力                :Max (設定上240℃)
  • 予熱               :1~2分 (容器内温度50℃程度)
  • 1ハゼまでの時間   :約20分
  • 2ハゼまでの時間   :約25分 (2ハゼに入ったところで焙煎終了)

 

風味は?|まずは中深煎りで確認

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上の写真は今回の電動コーヒーロースターを使用して焙煎した豆です。

1ハゼが約20分、2ハゼが約25分の条件で焙煎した豆で、2ハゼに入った直後で煎り止めました。

見た目は均一に焼けていて、焙煎豆の焼き加減の表面的な均一性に関しては問題無いレベルです。

 

風味を伝えるのは苦手なので、主観的なことを簡潔にまとめます。

  • 1ハゼと2ハゼの間隔が長くなってしまった焙煎豆は苦味が強く、苦味以外の味は薄く感じる (例えば1ハゼが15分、2ハゼが25分程度の焙煎)
  • 1ハゼが20分程度まで延びても2ハゼが来るのが1ハゼから5分程度であれば、風味はまあまあ良い。 (ただし、1週間以上寝かさないと風味が弱いです。松屋式や高木まろやか式などの淹れ方で飲んでいますが、個人的には十分に美味しく飲めます)

 

このような焙煎条件の傾向は、普通の片手鍋を使った焙煎とも傾向は概ね一致します。

自分としての一番の注意点は、風味が強くなるのに要する時間ですね...

通常 (?) の15分程度で焙煎を終える処方の焙煎豆よりも、風味が強くなるのにより時間を要するようです。(15分程度で完了する焙煎の場合は1~2日でも風味はけっこう強くなる印象を持っています)

 

風味の出方の違いは、おそらく今回の電動コーヒーロースターは焙煎条件がマイルドだからでしょう。(豆との相性もあるかもしれませんが...)

もしかしたら、風味の鮮度がより短時間焙煎の豆よりも長持ちする可能性もありますが、そこは未確認です。(飲み切ってしまっていて確認できず...)

 

片手鍋と比較して便利か?

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今回紹介した電動ロースターでは生豆300g程度であれば楽に焙煎できます。

時間をかけて焙煎している分、煙もなだらかに出ている印象で、片手鍋の短時間焙煎よりも煙は少なく感じます。

焙煎条件の微調整はあまりできませんが、使い方次第で便利なツールになると思います。(私は会社に持っていく分を取り合えずこれで焙煎しています...)

もちろん再現性は高いです。

 

ただし、焙煎量が多くなるので、焙煎後の冷却の仕方を工夫する必要があるかもしれません。(篩と団扇ではけっこう大変です...)

私は下記の冷却器を使用しています。

 

今後の予定│異なる焙煎度への展開

まだこの電動ロースターを使い始めたばかりなのですが、今後も継続して使っていくつもりです。

下記の点に関して、本記事をさらに補足していくことを考えています。

  • 異なる焙煎度での出来栄えの確認
  • 蓋部周辺を保温したときの内部温度の変化と焙煎に与える影響

 

下記は同型機のAmazonへのリンクです。興味のある方は確認してみて下さい!

 

以上、ご覧いただき、ありがとうございました!

 

 

参考までに、下記は現在使用している片手鍋にに関しての紹介記事です。昨年から10ヵ月ほどこの鍋を使用しており、その片手鍋を選んだ経緯をまとめました。

 

タイムモアCと1Zpresso JE-plus|コーヒーミルによる挽き豆の粒度の違いを詳しく検証

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以前、Timemore (タイムモア) と1Zpressoのコーヒーミルのそれぞれの挽き豆でコーヒーを淹れると、それらに風味の違いを感じることをお伝えしました。

 

今回はこの違いが起因すると思われる挽いた豆の粒度分布を、篩を使って詳しく調べてみました。

篩としては目開きが20目、30目、40目、50目、100目、200目の6種類と、篩の直径約0.5mmの穴の開いた微粉セパレーターを使用しました。

 

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篩を使って粒度を確認|まずは微粉セパレーター

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まずは上の写真にあるような手持ちの微粉セパレーターを使って挽いた豆を篩ってみました。
この微粉セパレーターは篩の直径が0.5mm程度あり、自分の感覚では篩い分けられる量がちょっと多すぎるので普段は使用していません。(全部篩ってしまうと味的に好みではなく、途中で止めるのも面倒なので...)

※ひとまず以降では、この手持ちの微粉セパレーターで除去した細粒を微粉と呼びます。

 

【試験条件】下記が試験条件です。(挽き豆の粒度は粗挽きです。最近、よく使っているので...)

  • コーヒーミル    :タイムモアC、1Zpresso JE-plus
  • 挽くコーヒー豆の量 :7.5g
  • 挽き豆の粒度    :C (クリック数#27、#32)、JE-plus (クリック数#64)
  • 篩う時間        : 2分 (1分ほどで篩い分けはほぼ完了 (変化が無くなる) していますが、念を入れて長めに篩っています)

 

【試験結果】早速ですが、この微粉セパレーターで篩った結果は下記の通りです。

  • タイムモア C

    ✔ 粒度1 (クリック数 #32):1.0g

    ✔ 粒度2 (クリック数 #27):1.0g

 

  • 1Zpresso JE-plus

    ✔ 粒度1 (クリック数 #64):1.0g

 

以上のように、これら二つのミルで挽いた豆を、微粉セパレーターで篩った結果、含まれる微粉の量は同等です。

使用しているスケールの精度 (0.1g刻み)も良くないのですが、下記のように見た目からもほぼ同じに見えます。

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写真左がタイムモア C (クリック#27)、写真右が1Zpresso JE-plus (クリック#64)

 

微粉セパレーターで篩った限りは、タイムモア Cと1Zpresso JE-plusの挽き豆の違いはよくわかりませんでした。

 

篩った挽き豆をさらに篩ってみる|微粉セパレーターよりも粗い粒度

手持ちの微粉セパレーターでは差が出なかったので、上記で微粉を取り除いた挽き豆を (粒度の粗い量が多い方)、下記の篩を使用してさらに分粒してみました。(直径5㎝の篩で一つ200~300円程度で購入)

  • 20目  :目開き0.90mm
  • 30目  :目開き0.60mm
  • 40目  :目開き0.45mm (手持ちの微粉セパレーターとだいたい同じメッシュ)
  • 50目  :目開き0.35mm
  • 200目:目開き0.074mm

 

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この際は目開きの小さい方を下側にして篩を順に重ねていって、5段重ねにして10分間ほど粉の変化が無くなるまで篩いました。

 

微粉セパレーターで全て分離できていれば、50目の篩に残る挽き豆はほとんどなくなるはずですが、実際には40目をすり抜けて50目の上に残る粒子も若干ありました。

粒子同士がくっついて中々離れないことも考えられ、篩で完全に分離するのは難しいというかもしれません... (このような場合、工業的には水に分散させて分析しますが、今回は趣味の活動なので...)

 

篩った結果は下記の表のようになりました。(200目の篩にはほとんど残っていないので省略しています)

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上の表の結果を写真で見ると下のようになります。

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タイムモアCの粒度で#32と#27では#32の方がJE-plusと似ているように見えますが、それぞれの挽き豆でドリップしてみると、いずれにしろJE-plusの挽き豆で淹れたコーヒーの風味とは違いを感じます。(微粉を除かないでコーヒーを淹れての比較)

というわけで、微粉セパレーターで微粉を取り除いた挽き豆をさらに分粒しても、タイムモアCとJE-plusの挽き豆の間に決定的な違いは見つけられませんでした...

 

篩った微粉をさらに篩ってみる|微粉セパレーターよりも細かい粒度

微粉の量や微粉を取り除いた挽き豆をさらに分粒しても違いがよく分からなかったので、次に取り除いた微粉の方をさらに分粒することにしました。

ここではさらに100目の篩を追加し、下記の三つの篩を使用して微粉セパレーターで分粒した微粉をさらに篩いました。

 

なお、ここではタイムモアCの挽き豆は、粒度がクリック#32の方に限りました。(クリック#27の挽き豆よりも粒度分布がJE-plusに似ていたので)

  • 50目    :目開き0.35mm
  • 100目  :目開き0.154mm
  • 200目  :目開き0.074mm

 

篩った結果は下記のようになり、スケールの性能が低いこともあり数字上は差がありません...

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ただし、200目の篩上に分粒された粉の量に関しては、下の写真のように明らかな差がありました。(0.1g未満なので、手持ちのスケールでは違いはわかりませんが...)

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つまり、100目 (目開き:0.154mm)を通り抜けるような微粉の量に関しては、タイムモアCの方がJE-plusよりも多いことがわかりました。

 

微粉が多いとどうなの?

以上から、タイムモアCと1ZpressoのJE-plusの風味の違いに、100目の篩を通り抜けるような微粉が影響している可能性があることがわかりました。

実際に100目の篩で挽き豆を篩ってコーヒーを淹れてみれば検証できるのですが、手持ちの篩は小さすぎてやってみる気になれません...

※後日、篩をスケールアップして試してみました。

 

【追記】直径10㎝の篩を購入して篩ってみました。

下の写真の右が100目 (目開き:0.154mm)で、左が200目 (目開き:0.074mm)

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タイムモアCを篩って、100目以下の微粉を取り除いたコーヒーを淹れてみました。

はっきりいってJE-plusに近づいたとは思えませんし、不味くなった感じさえあります...

篩って手間をかけるのであれば、抽出の際にお湯をできるだけ動かさない (ぐるぐる回して注がない)、抽出時間を長くし過ぎないように気を付ける程度の微粉対策の方が自分の好みに簡単に近づけられます。

 

ちなみにJE-plusも微粉を取ったら不味く感じられました。

自分としては適当に微粉を残しておかないと物足りないようです...

その調整は面倒に感じます...

 

【風味以外の微粉の影響】

風味以外にタイムモアCとJE-plusで明確な違いとして、挽いた豆のミルの刃の周辺や粉受けへのこびり付き方の違いが挙げられます。

JE-plusの方がこびり付く挽き豆の量が多く、手間がかかります。(タイムモアCの方は叩くとすぐに取れるので、作業が楽です!)

 

下の写真のようにJE-plusの方は挽き豆の粒度によらずこびり付きます。(左側が極細挽き、右側が粗挽き)

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この現象も実は微粉が影響しているのではないかと推定しています。

微粉が比較的多いタイムモアCでは、目に見えないような微粉が実は刃の周辺や粉受けに付着していて、粒径の大きい挽き豆の付着を防いでいるのではないかと考えています。

この考えだと、微粉の少ない高性能ミルほど、上記のような付着が多いというようなことになりますが...

 

少なくとも静電気だけでは説明は難しいです。

タイムモアCの粉受けは樹脂製で、JE-plusはアルミ製なので...

 

また、普通にドリップしたりクレバードリッパーでの抽出ではJE-plusを使った方が淹れたコーヒーの風味的に好みだったのですが、松屋式で淹れてみるとタイムモアCでも好みの味に調整できることがわかりました

風味が好みに調整できると、タイムモアCの方が使い勝手はいいですね...

質感はJE-plusの方が圧倒的に良いのですが…

もちろん微粉は除去していません...

 

松屋式のドリッパーやフィルターも購入して活用しています!(ちと高いですが、中国でも入手可能でした)

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ドリップの手法も奥が深すぎてまだまだ理解できていませんが、少しずつ開拓していこうかと思います。

松屋式の他、高木まろやか式も似た方法で、こちらは手持ちの器具で試せると思います。

この辺りの手法は検索すると、すぐに説明しているサイトや動画が見つかるはずです。

 

▼参考

松屋式ドリップ | 株式会社 松屋コーヒー本店

まろやかコーヒー教室  高木まろやか式

 

以上、最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

参考までに下記はタイムモアCに関しての紹介記事です。発売から1年が過ぎ、競合品も続々登場していますが、今でもコストパフォーマンスに優れた入門用におススメのミルです。

 

下記は1ZpressoのコーヒーミルのJE-plusに関しての紹介記事です。このミルを使ってみて、ミルを変えると淹れるコーヒーの風味も変わることに気付きました!

所有感はかなり高く、エスプレッソからハンドドリップまで1台で済ませたい人にもオススメです!

 

1Zpressoのコーヒーミル "JE-plus" の紹介|ミルを変えると風味も変わる!?

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1Zpresso コーヒーグラインダー JE-plus

 

今回は台湾メーカーである1Zpressoのコーヒーミル "JE-plus" を紹介します。

1Zpressoに対しては以前から興味があり、既に所有しているTimemore (タイムモア) のCやG1Sとの比較も交えます。

 

この "JE-plus" というモデルは日本で販売されていないのでご存知の方も少ないと思いますが、1Zpressoのコーヒーミル製品として参考になる部分もあるかと思います。

ちなみに1Zpressoの製品は以前に手動エスプレッソメーカーを下記のように紹介したことがあるのですが、1Zpressoとしてはコーヒーミル (コーヒーグラインダー) の方が主力の会社です。

 

 

1Zpresso - 海外公式サイト

 

1ZpressoにおけるJE-plusのラインナップ中の位置づけ

まず1Zpressoのラインナップはかなり多く、現在購入可能なものは下のようになります。表中の製品以外に、下に挙げたEproとZproという製品もあります。(海外のZproは日本向けのものと刃が異なります。また、Q2にも日本向けのものと刃の異るバージョンが存在します)

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タオバオの1Zpresso旗艦店から引用

 

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タオバオの1Zpresso旗艦店から引用

以上が1Zpressoのコーヒーミルの現在のラインナップで、JE-plusはエスプレッソ向けのモデルになっています。

エスプレッソ向けって何なの?と思われるかもしれませんが、個人的には下記が大前提だと思います。

 

極細で挽けて、かつ実用的な速さでできること

 

JE-plusの場合は上記に加えて挽き目調整が非常に細かい間隔で設定でき、粉受けも底が抜くことができて充填し易くなっています。(抜けない普通の底にもできますが...)

 

個人的には1Zpressoの精巧そうな造りに一番魅かれたのですが、個人的には既にタイムモアのミル (G1SとC) も持っています。

しかし日常的に使ってみたかったので、これらとできるだけ用途がダブらないようなモデルを選びました。(例えば、G1Sの極細挽きは楽とは言えないので、その改善を期待...)

 

スペックからみるG1SとCとの主な相違は下記のようになります。

  • 粒度調整の設定刻みが細かい タイムモアG1SとCが約24段階に対して、JE-plusが約240段階と10倍細かい間隔で設定可能 (実際に効果を感じるかは別の話)
  • 刃が大型 :JE-plusの刃の外径は47mm、タイムモアは38mm (G1SとC共に)。
  • 全体サイズも大型 :JE-plus (重量約850g)、G1S (重量約560g) 、C (重量約430g) 

 

下はメーカーのJE-plusの紹介動画です。(約1分30秒)


1Zpresso-1Z-JEplus-義大利進口六芯大刀盤三軸承上調式手搖磨豆機

 

JE-plusのデザイン|金属中心の精巧なデザインで高い質感

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JE-plusのデザインですが、上の写真のように金属が中心で非常に質感が高いです。

反面、重量は850gほどあるので、ズッシリときますが...

サイズもタイムモアのG1よりも一回り大型です。

 

この辺のデザインに魅かれる人も多いのではないでしょうか?

好みもあると思いますが、所有感は高いと思います。

 

挽いた感想

次はミルにとって肝心な豆を挽いた感触です。

タイムモアのG1SやCと比較してみます。(豆はすべて雲南の中深煎りを使用)

本当は興味ある人が自分で挽いて比べられるのが一番なのですが...

 

ハンドドリップ向け

ハンドドリップ向けですが、挽き目の設定はクレバードリッパー向けにそれぞれ調整しました。(抽出温度もそれぞれ変えて、好みの挽き目を探しました。結構粗目に行き付きました...)

  • JE-plus   :62クリック
  • タイムモアC   :27クリック

実は意外に二つのミルで豆を挽いた感触にあまり違いを感じませんでしたが、JE-plusの方が安定感というか若干ゆとりがあるように感じます... (浅煎りとかであればもっと差が感じられるかもしれませんが...)

 

JE-plusのハンドルは持ち易く、回転半径が長い (てこの原理で長い方が力が少なくて済みます) のも挽いた感触に影響していると思います。

時間で測ってみても、JE-plusの方が数秒早いかどうかです。(15g挽いて)

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上の写真は実際に挽いた豆です。

これ見ても自分にはどう判断してよいのかわからないのですが、JE-plusの方にはもわもわっとした細かい粒子があるようにも見えます。(微粉というべきか...)

これが原因なのかは定かではありませんが、実際に淹れたコーヒーの風味は明らかに異なります。

 

その風味はJE-plusの方がマイルドでズッシリとした風味で香りもやや強め、淹れたコーヒーの自分の好みとしてはJE-plusです。

これはクレバードリッパーでの感想で、温度はJE-plusの方を少し下げて淹れています。(主観や諸条件によっても風味の感じ方は異なると思いますが…)

 

タイムモアCの方は比較的にスッキリとした風味で、明らかにJE-plusとの違いは感じられます。(タイムモアG1Sでも挽き目が27クリック付近で確認しましたが、薄く苦味が強く出る傾向でJE-plusのようなまろやかな感じになりませんでした...)

ただし、ウェーブドリッパーで淹れるとJE-plusの方が非常に苦く感じたりして、淹れ方にも依存するようです。(タイムモアCの方があっさり目に仕上げやすい気がします...)

 

というような感じで、単にミルの挽き目調整だけでは辿り着かない風味の違いが、ミルを変えることで得られるということが今回実感できました。

ドリップは苦手だったのであまり深入りしていませんでしたが、これは自分にとって大きな収穫でした。

同じコーヒー豆で淹れても他の人とは全然違う味を感じている可能性もありますね... (それぐらい違いを感じました...)

 

なお、タイムモアCとJE-plusの挽き豆の粒度分布の違いについては、下記の記事でもう少し詳しく検証しました。

 

直火式エスプレッソ (Kamira) 向け

カミラ (Kamira) は下の動画のような直火式のエスプレッソメーカーです。


カミラ|直火式エスプレッソメーカーでもなめらかクレマが出る!/ Getting creamy crema with Kamira stovetop espresso maker !

 

カミラ向けは、ゲージ圧 (内圧) が1bar程度で抽出開始 (滴下開始) するようにそれぞれ調整しました。(共にエスプレッソ挽きの領域には入っていません)

  • JE-plus        :37クリック
  • タイムモアG1S   :14クリック

普通にミルを立てて挽くとG1Sの方が重く感じるので、適度にハンドルが軽くなるようにG1Sの方はミルを傾けて臼刃に噛み込む豆の量を調節しています。(その分挽ける速度は遅くなりますが...)

そうすると、G1Sで60~70秒で挽けるところが、JE-plusでは50~60秒で挽けました。

 

個人的な感想としては期待したほどの差がなく、少しがっかりです。

JE-plusの方はハンドルが軽い反面、臼刃に噛み込んでいく豆の量がコントロールされている感じです... (どちらかというと、この感触はCの方に似ています)

一方、G1Sの方は挽こうと思えばミルを立ててもう少し速く挽けます。(ハンドルが重いですが...)

 

挽いた豆は下の写真のようになります。

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見た目ではあまり変わらないと思いますが、ホルダーに充填するとJE-plusの方が体積が大きく密度が低く違いがわかります。

また、カミラの内圧の上昇の仕方もJE-plusの方が緩やかで、Maxの内圧もJE-plusの方が低めになります。(抽出時間もJE-plusの方が短くなります...)

 

さらにアメリカーノにして飲んでいて気付いたのですが、JE-plusの方が粉漏れ量が多いです。(下の写真参照。飲み終わりの写真ですみません...)

G1Sは長らく使っていますが粉漏れはほとんどないので、この違いにはすぐに気付きました。

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この結果からJE-plusの方がG1Sよりも細かい粒子が多いことが推定できますが、カミラでの抽出圧力はJE-plusの方が低く、粒度を大きくすることも好ましくありません。(さらに抽出圧力が低下するため)

おそらくはJE-plusの方が粒度分布が狭いのだろうと思います。(粉体の密度が低いこともそれを示唆しています...)

 

風味的にもJE-plusの方が苦みの方が強くでる感じ味になり酸味が薄れますが、おそらくは豆や焙煎度の変更でそれは調節できるでしょう。

ただし、濃厚に抽出することに関してはJE-plusの方が難しいです。(粉漏れを気にしなければできるかも...)

 

手動式エスプレッソメーカー (1Zpresso Y3)

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手動エスプレッソメーカーの1Zpresso Y3での抽出の際も、上記の直火式のカミラと同じような傾向になります。(風味を含めて)

Y3の推奨は挽き目は上記の直火式と同じレベルの細挽きで、極細挽きではないのですが、G1Sの方はさらに細挽きでも粉漏れも少ないです。

ちなみに、極細挽きの方が圧力も高まるのでクレマはより緻密で長持ちし、風味も濃厚になります。

 

JE-plusしか知らなかったら何も問題を感じなかったかもしれないのですが、挽いた豆を圧力をかける抽出器で使用する場合、G1Sの方が使いやすく感じます。

JE-plusの方は細かく挽いた割に圧力がかからないかなという印象です。(タンピング等のスキルがあればカバーできる可能性はあります...)

一方、G1Sでの極細挽きはJE-plusよりも挽くのがやや疲れますが...

 

JE-plusの方は購入してから2ヵ月あまりなので使いこなせてないというのもあると思いますが、マキネッタやエスプレッソ向けではあまり良い点を見いだせていません...

現状はJE-plusをハンドドリップ向けで使用するのが気に入っています

 

挽き目調整のダイヤルの位置

JE-plusは上部に挽き目調整のダイヤルがあるのも特徴ですので、下部の内側にあるよりは挽き目調整しやすいです。

ただし、現在が何周目なのか目盛りからはわかりません...

そのため、微調整はし易いですが、範囲を大きく変えて使用することに対してはそれほど恩恵はないと思います。(どこかにメモを残したりするか、覚えておくかする必要があります)

 

JE-plusの分解とメンテナンス

JE-plusを分解するすると、下のようになります。

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タイムモアよりもJE-plusの部品点数は多く複雑ですが (同社のZproやKproに比べたらややシンプルですが…)、かなり質感が高いのがわかると思います。

上の写真の左上の粉受けはマグネット脱着式で、ネジって外します。

刃は指が切れるような鋭さは無く、その分耐久性が期待できそうです。(例えば煎りの浅い豆でエスプレッソ挽きなんかは刃への負荷も大きいでしょうから... その分、サクサク感は少し犠牲になっているのでしょう)

 

頻繁にここまで分解することはないので、多少部品点数が多くても特に面倒と感じるレベルではないですが...

0点調整を几帳面に0に合わせようとすると、時間を取られるかもしれませんが... (私は0に合わせる派ですが...)

 

分解の様子は下記の動画も参考になります。(中国語のみですが雰囲気はわかると思います)


1zpresso JE plus │ 性價比爆棚好物 一支很值得考慮入手的手磨。

 

普段の手入れに関しては、ミルの筒の内部は付属のエアブラシでシュポシュポするぐらいしかありません。

下のようにJE-plusは回転シャフトを固定する部分が4本あるのと、スキマが狭いので付属のブラシは入りません...

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上の写真の右上はG1Sですが、ブラシで粉を落としたりティッシュでオイル分を拭けたりできるので一番掃除はし易いです。(Cも付属のブラシは入らないです...)

また、豆の投入もG1Sが一番投入しやすいです。(JE-plusは少し工夫が必要です...)

 

また、挽いた直後の粉受け側の刃の周りの汚れ方に関しては、JE-plusが一番粉が付着しています。(粒度によらず)

下の左側がJE-plusで細挽き、右側が中挽きにした直後の写真です。

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当然、粉受けを付けた状態でミルを叩いて落とすわけですが、結構こびり付いているのでなかなか取れないのと、底が外れる粉受けにしている場合は強く叩くと底が抜ける懸念があります。(経験済み)

ここは人によってはストレスに感じるかもしれません...

使っていると少しマシになりましたが... (多分見えない微粉やオイルで粉が付着し難くなるのだと思います...)

 

タオバオの製品レビューをみても粉の付着は1Zpressoの製品は多いようで、"静電王" なんていうコメントもあります...

粉受け部分の粉の付着具合はG1SやCと大差無しです。

そのため、メンテナンスに関してはJE-plusが一番手間がかかりますが、淹れられるコーヒーの風味や挽き味の方が優先順位が高いので、この部分は気にはなりますがとりあえず許容範囲なレベルです... (ただやはり気になっているので、使い勝手の良いタイムモアCを使用した淹れ方も継続して検討中です)

 

まとめ

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1ZpressoのJE-plusを使ってみて、ミルのレビューは難しいなとかなり感じました。

とりあえずいい所だけアピールするのは簡単なのですが、今まで使っているミルとの比較となるとどうやって伝えればいいのか...

挽き目を比較しても見た目なんて大して違いはありませんし...

 

一方、ミルが異なれば挽いた粉も異なり、それぞれに個性があり風味にも影響しますので、単純にスペックでは片付けられない面も大きいです。(感じ方も人それぞれだと思いますので...)

加えて圧力が掛けやすいかどうかといった抽出条件にも影響しますが、これは調節目盛りの間隔の狭さだけでカバーできるものでもありません。(実際に使ってみれば実感しやすいのですが...)

 

確実に言えるのはタイムモアのG1SよりもJE-plusの方が極細挽きでハンドルがやや軽く、Cよりも極細挽きで大幅に挽けるのが速いということですね。

ただし、細挽き、極細挽きの使い勝手としてはG1Sの方がよく、こちらはG1Sを継続して使用しています。

 

一方、ハンドドリップですが、いくつかドリッパーを試してみてJE-plusとクレバーコーヒードリッパーとの相性がよいと感じていて、しかも好みです。

ドリップはもっぱらこの組み合わせで飲むことが多くなりました。

この組み合わせは香りも味もしっかりでるイメージで、しかも味は苦いというよりまろやか...

まさに豆を挽いてお湯を入れるだけで、かなり好みの仕上がりです。

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もしかしたらドリップでも浅煎りだったらタイムモアCの方がいいのかもしれませんが、私の頻度的には稀です。

したがって、現在、タイムモアCの出番が激減しています。(追々、豆の種類が変わったり、何かの気付きがあれば変わるかもしれませんが...)

ちなみにCの価格は中国現地でJE-plusの4分の1しかありません... (これをどう考慮すべきか...難しいです...)

 

というわけで、今回はこの辺で終わりにしたいと思いますが、ミルを変えると味にも大きく影響するというのが今回の一番の気付きです。

機会があれば、是非いろいろなミルで味を確かめてみて下さい!

単純に粗挽き~極細挽きといった表現では片付けられない発見があると思います!

 

なお、現状、JE-plusなどの日本で未発売の製品に関し、1Zpresso - 海外公式サイトからの購入ができないようです。(発送先に日本が含まれていないため)

しかしながら、AliExpressなどの通販でも入手可能ですので、参考までにAliExpressの公式サイトへのリンクを貼っておきます。(Q2、Zproも国内よりも安く入手可能ですが、刃の形状が異なる仕様もありますので、国内版と同じ仕様のものが欲しい場合はご注意下さい)

JA.AliExpress | aliexpress Japan - AliExpress

 

▼1Zpressoの国内モデル (Zpro、Q2) はAmazonでも確認できます。

1Zpresso コーヒーグラインダー Zpro | Amazonでチェックする

1Zpresso コーヒーグラインダー Q2|Amazonでチェックする

 

以上、ご覧いただき、ありがとうございました!

 

 

下記は本ブログのコーヒーミル関連の記事です。(比較的読まれている方から抜粋)

よろしければどうぞ!

 

下記の記事では自分なりの手動コーヒーミルの使い方を紹介しています。タイムモアのSタイプも普通に構えるとハンドルが重いですが、本体を傾けて使用するとスムーズに挽けます。(Sタイプは刃に噛み込まれる豆の量が過剰になりがちで、ハンドルが重くなる傾向がありますので...)

 

下記は現在お気に入りのコーヒーミル、Timemore (タイムモア) のG1についての紹介記事です。G1は同社のフラッグシップモデルに相当します。(個人的には現在は刃をSタイプに変更して使用しています)

 

下記の記事はタイムモアのミルのエントリーモデル、タイムモアCについての記事です。ハンドドリップ用に使っていましたが、新たに1ZpressoのJE-plusも加わったので、使用頻度が減っています... (使い勝手というより風味に対する好みの影響です...) しかし、JE-plusの価格は中国現地でCの4倍になります。コスパに優れたエントリーモデルとしてのCのポジションに変わりありません。

 

下記の記事では、タイムモアCとJE-plusの挽き豆の粒度分布の違いについて、もう少し詳しく検証しました。

 

 

【速報】TIMEMOREがハイエンドのコーヒーミルの新製品「栗子X」を発表|タイムモアX

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Timemoreの栗子X

引用:タイムモアの微信公式アカウントより (https://mp.weixin.qq.com/s/HyIkZmMNYZxFif_lRlmHeQ)

 

本ブログでもTimemore (タイムモア) のコーヒーミルを何度か紹介してきましたが、そのタイムモアのコーヒーミルに今夏、ハイエンドの新製品「栗子X (Chestnut X) 」が登場することになりました。

まだ、販売開始されていないのですが、新製品の発表記事から抜粋して紹介したいと思います。

 

▼参考 (タイムモアの微信の公式アカウントの元記事です (中国語のみ) )

 

タイムモアのコーヒーミルの新製品「栗子X」|Timemore Chestnut X

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Timemoreの栗子Xの特徴

引用:タイムモアの微信公式アカウントより (https://mp.weixin.qq.com/s/HyIkZmMNYZxFif_lRlmHeQ)

 

発表された新製品の「栗子X」の特徴を下記にまとめます。

  • 外観は同社のG1を継承、ただしオール金属
  • 臼刃は新規設計でサイズも刃の外径38mm → 42mmへと大型化
  • 粒度の調整は2段階調節(0.5+1刻み、理論値で240段階に設定可)
  • 同社のNanoと同様な折り畳みハンドル
  • 粉受けはねじ込み式 (精度よく円形ではないボディの形状に合わせてピッタリとハマるとのこと)

 

発売は2020年8月25日頃 (9月15日頃に延期) とのことです。

中国での価格はG1の5割増しぐらいの設定になりそうです。

情報のアップデートがありましたら追記する予定です。

 

注目している点|新規設計の刃

栗子Xの特徴の一つに新規設計の刃が挙げられています。

個人的にはこの部分に一番期待しているので、この点をもう少し深堀りしてみます。

 

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引用:タイムモアの微信公式アカウントより (https://mp.weixin.qq.com/s/HyIkZmMNYZxFif_lRlmHeQ)

 

上の右側が新規設計の栗子Xの刃で、上部のギザギザが特徴的です。

この刃が開発された背景には、タイムモアでも使用中の上の左側のような形状の刃が、既に市場でコモディティ化してしまったことが挙げられています。(タイムモアのSタイプではなく、ノーマルの刃のことです)

 

具体的に私が調べた例を下に挙げます。(左上のTimemore Cの刃は自分の所有しているもので、他はタオバオからの引用です)

 

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ご覧の通り、他の中華圏のメーカーも同じ形状の刃を使用し、手挽きのコーヒーミルを上市しています。(ステンレス材というのも共通で、当然のようにベアリングと組み合わせて使用しています)

 

タイムモア以外のブランドについて
  • 1Zpressoは台湾メーカーでエントリーモデルQ2の日本での評判もかなりよいです。私も上位機種を一台所有しています。(他記事で紹介)
  • Hero は中国のブランドでS03は日本のAmazonにも掲載があるので選定。
  • minosはコーヒー系の某YouTuber氏がコマンダンテに匹敵する挽き目と紹介していたので選定。

 

本当にコモディティ化していますね...

特に1ZpressoのQ2の刃はサイズも明記されているのですが、外径が38mm、内径が29.5mmと計ってみるとタイムモアCと全く同一サイズです...

 

1ZpressoのQ2は日本でも導入され、多くのレビューで高い評価を受けています。

しかし、一番重要なミルの刃がタイムモアCと同様なので、挽く性能に関してはタイムモアCと1ZpressoのQ2は大差無いような気が...

むしろ、タイムモアCのコストパフォーマンスがいかに高いのか、間接的に実証されているような気さえします…

 

評価が高いとは言っても他社と差が無いようでは今後のビジネスで勝っていけないので、今回の栗子Xのような新しい刃の開発も必要とされていたということでしょう。

この新しい刃が非常に楽しみです!

 

感想、栗子Xへの期待

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引用:タイムモアの微信公式アカウントより (https://mp.weixin.qq.com/s/HyIkZmMNYZxFif_lRlmHeQ)

 

個人的には取り扱い性の良さを維持したまま、挽く性能をどこまで向上できたのかが気になります。

他社のハイエンドのミルは重さや太さの点で取り扱いがよさそうなミルは少なく、現行のタイムモア製品はそういった点で優位性があると思います。

 

粉受けや刃の周辺への粉の付着もかなり少ないのもメリットです。(CもG1Sも共に)

また、分解してもタイムモアの製品はシンプルでメンテもし易いです。

そういった良い点を残しつつ、挽く性能でどこまで他社のハイエンドに迫れるのか、そこに注目したいと思います。

 

タイムモアX、取り合えず予約しました。

 

そして、比較対象のミルも既にスタンバイしています。

中国在住の地の利を生かして中華コーヒーミルを特に吟味してみようかと...

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中華コーヒーミル (左から1Zpresso Je-plus、Timemore G1S、Timemore C)

 

Youtubeにも公式動画が挙がっていました。(情報は微信の方が詳しいですが...)


TIMEMORE Manual Hand Grinder Chestnut X Release 2020

 

 

 以上、ご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

下記は本ブログのコーヒーミル関連の人気記事です。よろしければどうぞ!

 

下記の記事では自分なりの手動コーヒーミルの使い方を紹介しています。タイムモアのSタイプも本記事で紹介しているように、本体を傾けて使用するとスムーズに挽けます。(Sタイプは刃に噛み込まれる豆の量が過剰になりがちで、ハンドルが重くなる傾向がありますので...)

 

下記は現在お気に入りのコーヒーミル、Timemore (タイムモア) のG1についての紹介記事です。G1は同社のフラッグシップモデルに相当します。(個人的には現在は刃をSタイプに変更して使用しています)

 

下記の記事はタイムモアのミルのエントリーモデル、タイムモアCについての記事です。ハンドドリップ用に使っています。

 

 

【コーヒーの自宅焙煎】焙煎後の豆の冷却装置を導入|コーヒークーラー

今回はコーヒーの自宅焙煎に関してのトピックで、特に焙煎後の豆の冷やし方に関する話です。

下記の記事にも書きましたように以前から蓋付きの片手鍋を使用して、自宅でコーヒーの焙煎をしています。

 

 

焙煎に使用している器具としては次の二つです。

  • 蓋付き片手鍋
  • 目開きの異なる二つの篩 (焙煎後の豆の冷却用)

 

片手鍋は下の写真のようにアルミ製の雪平鍋と、激しく降ってもズレ難い (縁が深くハマる) 蓋の組み合わせです。

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篩の方は目開きが6目200目の組み合わせ

目が細かい200目の篩を下にして二つの篩を重ね、焙煎後の豆を6目の篩に打ちあけます。

そして、重ねた篩よく振って豆を冷却すると同時にチャフを分離します。

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最近、一度の焙煎量が200g以上になってきたのと、焙煎度も深煎り程度まで焙煎することも増え、焙煎後の豆を冷却するのが大変になってきました。

そこで、今回は焙煎直後の豆の冷却方法を見直し、効率アップを図りました

 

冷却効率をアップするために考えたこと

まず冷却効率をアップするために考えたのは、篩の直径を大きいものにサイズ変更することです。(現行は直径30cm、以前は20㎝を使用)

しかし、使い勝手の面からサイズ変更は一旦保留しました。

 

次に考えたのが篩にさらにドライヤーや掃除機を使用して豆を冷やすことです。

で、例えば篩をもう一枚追加して下のようなイメージを考えたりしていました...

 

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そして、タオバオでドライヤーやサーキュレーターといった器具を探していたところ、下のようなそのまんま焙煎用の冷却器具があることに気付きました... (写真はタオバオからの引用)

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この冷却装置は篩を2枚重ねて、下からファンを回して吸引する仕組みです。

篩の直径も20cmとそれほど場所を取るわけでもありません。

価格も4500円程度とそれほど高価でもないので、さっそく購入してみました。(耐久性等は不明ですが...)

 

冷却器を実際に導入してみた|篩2段重ね+吸引ファン

実際にタオバオで上記の冷却器 (コーヒークーラー)を買ってみました。

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容量は豆500gとありましたが、500g入れるとかき混ぜることができそうもないのでおそらく400g程度が限界です。(かき混ぜないとチャフがなかなか落ちないので...)

肝心の冷却時間は240g程度であれば、2分程度で手で触って冷たく感じるぐらいになります。(まだMax240g程度までしか焙煎はしていません...)

 

下は実際に使用しているところです。

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この中国製の冷却器、とりあえずまだ10数回の使用ですが、問題なく使用できています。

このまま、故障もなく使えていけるのであれば、自分の中ではかなりヒット商品ですね。

今後、何か問題があったり、気付いたことがあれば追記していきます。

 

ご参考までに、下記は自分で撮影した冷却している際の動画です。


【自宅焙煎】焙煎後のコーヒー豆を冷却器で冷やしている様子【2倍速】

 

上の動画だと温度計を挿しているのでヘラで攪拌できませんが、普段はチャフ落としも兼ねてヘラも使用してもっと攪拌しているので、もっと温度の低下は速いです。

一段目の篩を手で回転させながら、ヘラで攪拌するような感じです。

 

ちなみに、上の動画だと2ハゼのピークから35℃まで下げるのに3分ほどかかっています。

あと動画のピントがイマイチでどうもすみません...

 

まとめ

まとめると、冷却器を導入したメリットに関しては下記のようになります。

 

メリット

  • 短時間で手間をかけずに冷却できる
  • 豆によっては完ぺきではないがチャフも除去できる
  • チャフの飛び散りが少なくなる
  • 焙煎豆の香りが良くなったように感じる (気のせいかもしれませんが...)

最後の香りに関しては錯覚かもしれませんが、一応ネットで自分と同じようなコメントがないか探してみました。

 

お尋ねの通り、焙煎後は出来るだけ速く冷却するのがベストです。
速く冷やすことによって香りのあるコーヒーが出来ます。
冷却終了した焙煎豆はしっかり冷たくなっていることが大切です。

焙煎後の急冷 - みんなの声| ワイルド珈琲

 

上記のように焙煎器や焙煎豆を販売しているワイルド珈琲さんのコメントが見つかりましたので、あながち間違っていないかもしれません...

興味のある方は自分で急冷して比較してみて下さい。

また、冷却器導入のデメリットに関しては下記の通りです。

 

デメリット

  • 購入費用
  • 置き場所の確保 (篩だけよりは仕舞難い)

メリット、デメリットをトータルで考えて、今のところ良い買い物だったかなと思っています。

 

ご参考までに、下記はAmazonのリンクですが日本でも同じようなコンセプト製品はありました。(下記は一例です)

ただし、日本では全般的に価格が高めです...

それでも興味のある方は、Amazonなどで「コーヒークーラー」などのキーワードで探してみて下さい。

 

コーヒークーラー

コーヒークーラー

  • メディア: Amazon.co.jp

    【商品の説明】焙煎豆の状態が一番良い時に、焙煎機より豆を取り出し急速に冷却すめ機器です。また、チャフも同時にきれいに取れる装置になっています

 

 

以上、最後までご覧いただき、ありがとうございました!

 

 

以降は本ブログのコーヒー関連のおススメ記事です。よろしければどうぞ!

 

下記は、コーヒーの焙煎用器具として片手鍋を初めて知った話です。ずいぶん遠回りしてしまいました...まさに灯台下暗しでした...自宅焙煎に興味のある方は是非ご覧ください! (焙煎後に本記事の冷却器を使用しています)

 

下記の記事で紹介している片手鍋が現在焙煎に使用しているもので、上記の記事で紹介している片手鍋よりも鍋底が薄いタイプです。(価格も安いです)

 

下記の記事では自分なりの手動コーヒーミルの使い方を紹介しています。焙煎したてのコーヒー豆を自分で挽くのは、一番コーヒー豆の香りを楽しめる瞬間だと思います。自宅焙煎までしなくても、自分で豆を挽くだけでもコーヒーの楽しみ方の幅がかなり広がると思います。

 

 

【1Zpresso Y3】手動式エスプレッソメーカーの紹介|金属仕様で質感も高いハンディタイプ

最近、中国在住の地の利を生かし、中国や台湾のコーヒー道具をちょくちょくチェックしています。

特に台湾系はYoutubeにも多くの動画があったりしますので、中国語の勉強も兼ねて見ています。

そして、ついつい購入してしまったのが、1Zpressoという台湾企業の手動式エスプレッソメーカー "Y3" です。

 

1Zpresso - 公式サイト (コーヒーミルが有名で、日本でも一部販売しています)

 

以前から機械式のエスプレッソマシンに興味はあるものの、なかなか購入には踏み切ることができずにいました。

その理由をざっくり挙げると、

  • メンテ、故障が不安 (何かあったら中国語で応対しなければならない)
  • 良い機種を入手しても電源仕様が異なるので日本に持ち帰って使えない (いつの日か中国から去る日を想定...いつ帰るのか未定なのですが...)

といったところです。

 

そんな折、たまたま目にしたのがの1Zpressoの ”Y3” です。


【ENG SUB】1Zpresso Y3 手壓咖啡機-金屬特仕版 - 1Z - Y3 Portable Coffee maker (Stainless Steel powder container)

 

見ての通り、”Y3” はポンプ式のハンディタイプのエスプレッソメーカーなのですが、この手の器具にしては珍しく金属パーツを多用していて、質感が高く頑丈そうなところにも魅かれました。(1Zpressoの売り方も金属仕様を前面に出しているので、たぶんそこに魅かれる人が一定数はいるのでしょう)

価格も日本円で8,000円程度と、他のハンディ型と比較しても高くなく、むしろ安い部類です。(姉妹機種でプラスチックを多用した軽量なアウトドア向けの "Y3.3" だと、5,000円を切る価格でさらにお手頃です)

 

これらのスペック等の詳細は下記の公式サイトが詳しいです。 

Y3 Coffee Maker - 公式サイト

 

というわけで、今回は手動式エスプレッソメーカー1ZpressoのY3を紹介します。

手軽にエスプレッソを入れることに興味のある方は見てみて下さい。(加圧弁を外したりすると、手軽ではありませんが...)

以前から使っている直火式のエスプレッソメーカーとも比較してみます。

 

※なお本ブログのエスプレッソと呼んでいるコーヒーは、抽出条件等、イタリアエスプレッソ協会 (INEI) の定義するエスプレッソ (espresso) には必ずしも当てはまりません。

 

1Zpresso Y3の外観と分解した様子

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外観は上記のような感じで、金属パーツを使用している関係で本体だけで約700gもあるのでそれほど持ち運びには向いていません。
オプションの架台を含めて頑丈で、両手で体重を掛けても全然平気です。(豆を細かく挽き過ぎて詰まったときに実感しました...)

 

分解すると下のようになります。

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造りは結構シンプルだと思います。

左下に写っている金属のバスケットがコーヒーを詰める部分で、連発でコーヒーを淹れたいときはこのバスケットのスペアを購入した方がスムーズです。(バスケットを詰め替えて連続で抽出する)

 

その金属のバスケットを分解すると下記のようになります。

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このバスケットは加圧弁が付いたもので、過去にはボトムレスフィルターのタイプも余興的な意味合いで限定販売されましたが現在は販売されていません。

この加圧弁のおかげで挽き豆のメッシュやタンピングなどの面倒な調整に時間をかけずに、お手軽にクレマがモリモリのエスプレッソが楽しめます。

 

また、右上の三つ穴の開いた加圧弁を外すとボトムレスほどではありませんが、開放系に近くなります。

この加圧弁を外した方が挽き豆のメッシュ調整やタンピング調整さえうまく行けば、香りの出方がいいような印象ですが (錯覚かもしれませんが...)、それらの調整は手間と慣れが必要です。

 

先にに少し述べておきますが、個人的には加圧弁が付いたまま使用してもクレマもとても滑らかでエスプレッソも美味しく感じられます。(濃厚なのにまろやかな苦味を感じられます)

この点についてはまた後でご説明します。

 

使用する際の注意点

大まかな使い方は上のメーカーの動画を見てもらえばわかると思いますので、使ってみて気付いたポイントを挙げてみます。

 

パーツの加温 (予熱)

手動のポンプ式はヌルくなりやすいので、以下の3点は使用前の加温 (予熱) はしておいた方がいいと思いました。(少しお湯を多めに沸かして使用しています)

  • コーヒー粉を充填するバスケット
  • 本体の筒 (特に下部の金属部)
  • カップ

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ポンプの筒の水抜き

使用後、この筒の水はプッシュして完全に抜いておきます。

抜いておかないとこの内部の水が混ざって、ヌル~いエスプレッソに仕上がります...

個人的にはこの水抜きをうっかり忘れることが何回かあり、意識的にチェックするようになりました。

 

分解する順番

逆流防止弁が付いているため、使用後に負圧になっている場所があります。

簡単に分解するには上から分解していきます。(押す部分が付いている上部の蓋を一番先に外します)

 

以上が使用時の注意点で、取り扱い自体はそれほど難しくはありません。

 

加圧弁ってどうなの?

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上にも書きましたが、以前にフィルターバスケットのボトムレス仕様も限定販売したこともあるようです。

現在は加圧弁仕様が標準ですが、加圧弁を外してボトムレスに似た感じで使うことも可能です。

 

加圧弁を外した場合は挽き豆のメッシュ調整とタンピングで圧力調整をしなければなりませんが、これは結構大変でまだ使いこなすというレベルには至りません。

詰まったり、シャバかったり...

 

香りの出方は加圧弁を使わない方がいい感じですが、加圧弁を使ってエスプレッソを淹れてもジワジワと香ってくる印象で、個人的にはボトムレスは労力に見合わないかなと... (蒸らし時間で香りや濃さはある程度調節できます)

ただし、加圧弁を使わない場合でも挽き豆のメッシュ調整や軽目のタンピングはしていて、最後の微調整を加圧弁に任せる感じで淹れています。(加圧弁がついていると、液がバスケットに満たされるまでの間 (+蒸らし時間) にどんどん粉が圧力で締まっていくので、強いタンピングは不要です)

 

加圧弁を使ってもクレマはとてもクリーミィで、飲み終わるまで残っています。

このエスプレッソは想像以上にクリーミィかつ濃厚で、砂糖を入れて飲むとデザート感覚です。

比べると、直火式エスプレッソのカミラの方はあっさり、スッキリした印象です。

 

掃除|注意するのは粉を詰めるバスケットだけ

使用後の掃除についてですが、下記の動画からわかるようにかなり簡単です。


1Zpresso Y3 手壓咖啡機-金屬特仕版 粉杯清潔教學- 1Z - Y3 Portable Coffee maker (Stainless Steel powder container)

 

コーヒーの粉や液体はステンレス製のバスケットの中から本体部分には漏れません。

そのため、本体がコーヒーで汚れるということもなく、通常は水洗いで十分です。

 

ステンレス製のバスケットはコーヒーの油分が付着すると思いますので、たまに洗剤で洗っています。

下記のようにコーヒーのカスもケーキ状なので楽に取り除けます...

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その他、ポンプの中の筒は40~50回に一回オリーブオイルでのメンテナンスが推奨されています。(潤滑のため)

まだ、実施したことがないですが、下の動画のような感じで実施します。(一番、右側がオイルで、オイルを吸った後、余分なオイルを洗い流しています)


1Zpresso 壓桿潤滑教學

 

直火式のマキネッタと比較|Kamira (カミラ) 、モカエキスプレス

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マキネッタとY3を比較し、自分の好みをまとめてみます。(主観100%です)

表現の語彙力もかなり乏しいですので、ご参考までに...

簡単にいうと、今回のY3が一番どっしりした感じの風味で、いい意味で香りも強い印象です。

また、下記は3→1の順に自分の好みになっています。

 

風味 (ブラックもしくは砂糖を入れて飲むなら)

  1. Y3 (クレマがあると濃厚なのにマイルドなのがわかります)
  2. カミラ
  3. モカエキスプレス

 

風味(アメリカーノにして飲むなら)

  1. カミラ (カミラの方がすっきりして好きです)
  2. Y3 (カミラと比べてディープな風味、気分次第でこちらでもOK)
  3. モカエキスプレス

 

風味(ラテにして飲むなら)

  1. カミラ、Y3 (Y3はまだ検討の余地が大きいですが...)
  2. モカエキスプレス (3cupしか持っていないのでミルクとのバランスが好みでない)

 

お手軽さ

  1. カミラ
  2. モカエキスプレス
  3. Y3 (事前に温めたり、極細挽きに挽くのが少し手間です)
  4. ベルマン CX-25 (大量の湯を沸かす時間、ネジの開閉、掃除...)

 

現状、モカエキの出番はほぼ無く、極たまに氷ぶっかけアイスコーヒーに使う程度です。

CX-25に関しては完全に出番は無く、一度しかコーヒーを淹れていませんので風味の評価からも外しました... (現状はただのコレクションになっています)

 

まとめ|良いところ、悪いところ

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以上、1ZpressoのY3を使ってみての感想をまとめてみます。

 

自分としては手動式に興味はあったのですが、いきなり高価なレバー式に行くのは自分自身が躊躇したこともあり、この1ZpressoのY3を購入しました。

 

一言で感想を言うと、カミラとは違うエスプレッソをこれはこれで楽しめているので購入してよかったかなと思っています。

 

参考までに、下記に良いと思うところと悪いと思うところもまとめました。

 

良いところ

  • 手軽にマシンを使わずにエスプレッソが淹れられる
  • マキネッタとは明らかに別の風味で、異なるエスプレッソが淹れられる
  • 価格もリーズナブル (約8,000円)
  • 金属パーツ多用で質感が高い (実際の耐久性評価はこれから見ていく)

 

悪いところ

  • 日本で入手性が悪い
  • 抽出圧力が見えないので、再現性やコントロールがアバウトになりがち (慣れれば大丈夫そうですが...)
  • クレマが厚いのでラテアートは難しい?
  • 予熱しないとヌルくなりやすい

 

以上、ご覧いただき、ありがとうございました!

 

 

下記の記事では、お気に入りの直火式エスプレッソメーカーのカミラを紹介しています。自宅焙煎した新鮮なコーヒー豆を使用すると、直火式ながらなめらかなクレマがつくれます。(当然、今回のY3ほどのクレマはでませんが...)

 

 

下記の記事では自分なりの手動コーヒーミルの使い方を紹介しています。焙煎したてのコーヒー豆を自分で挽くのは、一番コーヒー豆の香りを楽しめる瞬間だと思います。

 

下記は現在お気に入りのコーヒーミル、Timemore (タイムモア) のG1についての紹介記事です。G1は同社のフラッグシップモデルに相当します。(2020年6月現在)

 

 

下記の記事はタイムモアのミルのエントリーモデル、タイムモアCについての記事です。ハンドドリップ用に使っています。

 

下記は、自宅用のコーヒー焙煎器具として片手鍋を初めて知った話です。器具を探してずいぶん遠回りしてしまいました...まさに灯台下暗しでした...  今回の手動式エスプレッソメーカーに使用したコーヒー豆も自宅焙煎した新鮮な豆なので、クレマもモリモリで風味も良好でした!

 

 

【差すだけ】TIMEMORE手動コーヒーミルの電動化【メリットは?】

普段、TIMEMORE (タイムモア) の手動コーヒーミルを使用していますが、今回はその手動コーヒーミルの電動化にトライしてみたので、その感想と課題をまとめたいと思います。

今まで、手動コーヒーミルの電動化なんて邪道だと思っていたのですが、下の動画を見てしまったら何だか無性にやってみたくなってしまいました...

実は心の奥底にこういう使い方に対する欲求があったのかもしれません…

 

【きっかけの動画】


[HARIO]SmartG Electric Handy Coffee Grinder[EMSG-2]

 

 

どうやって電動化するのか?|まずは有り合わせでトライ

まずは手動コーヒーミルの電動化に関してWebで調査してみました。

下記のサイトは機器の条件等もよくまとまっているので、引用させてもらいます。

 

 

このサイトによると、推奨ドリルの条件は例えば下記のようなものがあります。

  • 最大トルク:7N・m以上
  • 電圧        :7.2V以上

 

残念ながら上記を満たすドリルは身近なところになく、会社にあった下記のBOSCH社製の電動ドライバーGO2.0が動力として唯一の候補でした。(実際にはドリルもあったのですが、古く汚く試す気になれませんでした...GO2.0の方はほぼ新品だったので少し拝借)

 

【BOSCH社製、GO2.0】

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基本スペック

  • 最大トルク:5N・m
  • 電圧        :3.6V

 

スペックを除けば、サイズといい外観のカラーリングといい私の使用しているタイムモアのG1に合いそうで、このときはちょっと興奮しました。(スペックが重要なのは言うまでもありませんが...)

ドライバー取り付け部の六角穴は標準的な6.35mmのタイプで、これもG1にそのまま使えそうなサイズでした。

そして、とりあえず組み合わせてみたところが下の写真です。

 

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やはり取り付けは何のアダプターも必要なく、差すだけでぴったりとセットできました。(ちなみにタイムモアのCだと六角シャフトが一回り細いので、アダプターが必要です)

この状態で電動ドライバーのスイッチを押すだけで豆が挽ける状態です。

というわけで、このBOSCHのGO2.0とTIMEMOREのG1の組み合わせで電動化をテストしてみることにしました。

 

電動化のテスト

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上でTIMEMOREのG1と書きましたが、普段はエスプレッソ向きのG1Sの刃を使用しています。

そのため、今回のテストではエスプレッソ向きのG1Sの刃と、ハンドドリップ向けのG1の刃を共に電動化で試してみることにしました。(普段のハンドドリップはTIMEMOREのCを使用)

 

<テスト方法>

  • 使用するコーヒー豆    :雲南コーヒー (中深煎り、自宅焙煎品)
  • 挽く豆の量                   :15g
  • 手動と電動化との比較:手動は通常のペースで挽いた場合と比較

 

<エスプレッソ向けG1Sの刃で試した結果>

  • 挽き目:14クリック (細挽き、直火式エスプレッソのカミラで通常使用する設定)
  • 手動    :71秒、75秒、77秒 (計三回計測して大差無し)
  • 電動 :134秒 (一回のみ。一回目でモチベーションが大きく低下したため)

 

上記の結果を見てわかるようにG1Sの電動化では逆に時間がかかる結果となりました。

G1Sの刃は高速で豆を挽ける分、豆の噛み込み量が多いため、非常にモーターが止まり易いです。

そのため、ミルを傾けて刃に噛み込まれる豆の量を調整しながら、だましだまし挽いた結果です。

やはり、ドライバーのトルク不足が遅くなる原因です。

 

しかし、トルクを大きいドライバー・ドリルを使用したとしても、電動化で速く挽くとミルを持つ手にかかる負荷もその分増加します

上のトライの感触からは楽に挽けそうなイメージは湧きませんでした。

そもそもG1Sは手動の状態でもミルを傾け、持ち手にかかる負荷を減らして使用しています...

 

<ハンドドリップ向けG1の刃で試した結果>

  • 挽き目:26クリック (中挽き、ハンドドリップで通常使用する設定)
  • 手動    :43秒、45秒 (計二回計測して大差無し)
  • 電動 :29秒、33秒 (計二回計測して大差無し)

 

上記のようにG1の電動化の方が時間が10秒強ほど短縮できる結果となりました。

G1の方がG1Sよりも 豆の噛み込み量は少ないですが、それでも電動化の方ではミルを傾けて使用しないとトルク不足で途中で止まってしまいました。

こちらは元々手にかかる負荷が少ない刃と挽き目でのテストなので、ドライバーをパワーアップすれば、楽に挽けるかもしれません。

ただし、一人分挽く程度ではメリットは薄く感じます。(ハンドドリップ向けの方は、元々手動でも大して負荷に感じていないので...)

 

また、参考までにG1とG1Sの刃の比較は下記の記事でも検証しました。

 

微粉量の比較 (手動と電動化)

ハンドドリップ向けの方は一応はうまくいったので、手動と電動化で微粉の量を比較してみました。

電動化の方は手動よりもかなり高速で挽いているので、その影響を確認するためです。

確認方法としては下記のような微粉セパレーターを使いました。(安かったので買ってしまいましたが、普段は出番なしです)

 

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この微粉セパレーターを使って、G1の刃で挽いた豆を比較してみました。

この使い方は粉を入れて振るだけですが、私の振り方で60秒ほど振ると微粉はそれ以上分離できなくなるような感じですが、さらに30秒追加して90秒振って比較しました。

この微粉セパレーターのフルイの目開きは不明ですが、下みたいな感じで分別できます。

 

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結果は下記の通りです。

<手動>2回実施

  1. 投入量/微粉量/微粉の割合 :15.1g /1.9g/12.6%
  2. 投入量/微粉量/微粉の割合 :14.9g /1.8g/12.1%

 

<電動化>2回実施

  1. 投入量/微粉量/微粉の割合 :15.0g /1.7g/11.3%
  2. 投入量/微粉量/微粉の割合 :15.1g /1.8g/11.9%

 

見た目は電動化の方が少し良いように見えますが、バラツキも大きい実験なので有意差ではないと考えています。

ちなみに微粉を10%以上も取ってしまったら味が全く変わってしまい、私には物足りなく感じます。

そのため、この微粉セパレーターは使用していませんでした... (微妙に微粉の一部を戻して使うのも何だなと思い...)

 

また、微粉を分けたコーヒー粉はもう一度微粉と混ぜ合わせてコーヒーを入れましたが、やはり味の方は手動と電動で区別できませんでした。

微粉に関しては、今回のテストした条件では影響は無かったようです。

金属刃だとこれくらいの速度アップでは微粉の増加はほぼ無いといっていいのかもしれません。

 

逆にポーレックスのようなセラミックス刃だと速度アップで微粉が増えそうな気もしますが、電動化で軸の振れも少なくなるので、その点は良い方向にも働く要素もありそうです。

もしかしたらポーレックスのようなミルの方が電動化の恩恵が大きいのかもしれません...

 

参考までに、以前にポーレックスを使用して、豆の挽き方を検証した際の記事を下記に挙げておきます。(もちろん手動ですが...)

 

ポーレックスの電動化

上のような成り行きでポーレックスの電動化について調べたところ、なんとよく見ていたハマ珈琲さんの動画リストにありました...

 


コーヒーミルアダプター五角穴のご紹介

 

動画内では強力そうなインパクトドライバーを使っていますね...

楽とは言っても、ミルを持つ手はそれなりに疲れそうな印象です。(特に細挽きや極細挽きは...)

片手鍋の自宅焙煎では下の記事のようにかなり参考にさせてもらいましたが、これに関しては魅かれませんでした。(自分で電動化の検証をしてみて少しイメージが変わった...)

 

 

まとめ|電動化テストの今後

今回使用したBOSCH電動ドライバーでは、やはりパワー不足というのは確認できました。

もっと強力なタイプが必要です。(ドライバーというよりドリルか...)

ただし、強力なタイプを使用するとしてもミルの持ち手が不安になりました。

 

TIMEMOREクラスのミルでは、そもそも手動でもハンドドリップ向けであればそれほど苦労もないので、どうせなら細挽きや極細挽きを電動化でもっと軽やかに挽いてみたいです。

すると、電動化の際は持ち手の負荷は現状の数倍になると思います。(数倍高速で挽くとすれば)

 

今回のテストの感触からは、細挽きや極細挽きはそれほど期待できないかなという印象を持ちました。(結構、持ち手の負荷アップという意味で...)

手動コーヒーミルの電動化に拘るなら、素直に電動ミルを買った方がいいのかなと感じています。
 
そのため、さらなる手動コーヒーミルの電動化の検証は実施未定です。(モチベーション低下のため)
よい勉強になりましたが... (気分的にはすっきりです)
 

追記|パワーの強い電動ドリルドライバーを買ってしまいました...

上で気分はすっきりと書きましたがタオバオで度々電動ドライバーが色々とおススメで表示されるため、ついつい気になってパワーアップした電動ドリルドライバー を買ってしまいました... (AIは凄いですね

 

ドリルドライバーとは
  • 電動ドライバーよりもパワーが強い。
  • トルク調節機能 (トルククラッチ) がついているため、穴あけ用のドリルにもビス締め用のドライバーにも使える。

 

価格が3000円未満だったのもポイントで、下記のようなドリルドライバーです。(インパクトドライバーはミルへの打撃が怖いので避けました)

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このドリルドライバーの主なスペックは下記の通りです。 (価格の割に立派だと思います...)

 

基本スペック

  • 最大トルク:35N・m (調節可能)
  • 電圧        :12V
  • 回転数  :0~400rpm (無段階調整)
 
最大トルクは設定が高すぎると、詰まったりしたときにミルを壊してしまうおそれがあるので、9N・m程度にセットして使用しました。(このぐらいのトルクでもドライバーが豆に負けて止まるようなことはありませんでした)
 
今回は下記のように自分で動画も撮ってみました。 
 
上の動画でのテスト条件は下記です。
  • ミルはTIMEMOREのG1S
  • ミルの粒度調整のダイヤルは14クリック
  • 中深煎りの豆を18g使用
 
直火式のカミラによく使う挽き豆の条件です。
上の条件で購入した電動ドライバーを使用すると、手で挽くよりも30秒以上早く挽けました。(手で楽に挽くと70~80秒くらいかかる)
 
これはメリットですが、下記ようにデメリットもあります。
 
デメリット
  • 騒々しい
  • 排熱がやや匂う (オイルのようななんとも言えない工業的な匂い)
  • ミルを持つ手が非常に疲れる (予想通り)
  • 豆の飛び散り対策は必要 (お試しなら必要ないですが…)
 
排熱とは下のように後方部の穴から出てきます。
モーターを冷やすための仕組みですが、モーターにパワーがあるのでこのような仕組みは必要でしょう...

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また、G1よりもG1Sのような豆を噛み込みやすい刃の方が電動ドライバーの高速回転に付いてこれるようで、挽ける速度がアップしやすいかなと感じました。(電動化にもミルとの相性があるようです...)
その代わり電動ドライバーで挽いている間、ミルを持つ手にその分の負荷がかなり掛かりますが...
 
 
ここまでやってみて、やはり手でジョリジョリと香りを楽しみながらリラックスして豆を挽くのが楽しいとあらためて実感しました...
  
 
以上、ご覧いただき、ありがとうございました。
 
 
下記は今回使用したTIMEMOREのコーヒーミルG1の紹介記事です。よろしければ、合わせてどうぞ!

 

こちらは上のG1よりも安価なタイプのTIMEMOREのCについての記事です。

 

下記は自分なりの手挽きのコーヒーミルの使い方をまとめた記事です。取り合えず挽くのが大変なときは、ミルを傾けて刃に噛み込まれる豆の量を調節してみた方がいいです。挽くのが大変だから電動化というのはおススメしないですね... (あくまでトライしてみての自分の印象ですが...)

 

 

【浸漬式】クレバーコーヒードリッパーの使い方のコツ【初心者が気付きにくい注意点】

今回は浸漬法というコーヒー抽出方法に関連したトピックです。

簡単に言えば浸漬法は挽いた豆をお湯に付けおきしてコーヒーを抽出する方法で、初心者でも安定して (味がブレずに) コーヒーが淹れられると評判です。

 

▼参考 (コーヒーメーカーの公式サイトから引用)

『クレバー コーヒードリッパー』の場合、手順さえ守れば、誰でも安定した味に淹れられるというところが最大のメリットかもしれません。

引用:クレーコーヒードリッパー入門|3つの特徴・器具の使い方など | UCC上島珈琲

※クレバーコーヒードリッパーは浸漬法のドリッパーの一つです

 

☆ お湯を直接注いでドリッパー内に溜めてからドリップするので特別な技術は不要!
☆ 粉とお湯の量、抽出時間をしっかり計ればだれでも簡単においしいコーヒーが点てられます

引用:クレバードリッパー【HAMACOFFEE[onlineshop]】

 

なぜ誰でも安定して淹れられるのか?

はたして本当に安定なのか?

また、実際のところ、安定して不味かったらどうすればよいのか?

 

今回は、実際に自分で使用しているクレバーコーヒードリッパーの紹介がてら、自分なりに考えたこと (注意点やコツ) をまとめたいと思います。

 

クレバーコーヒードリッパーとは?

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クレバーコーヒードリッパーは特殊ポリエステル樹脂製 (耐熱温度:100℃)で、既に200杯以上使用していますが、汚れ等の付着もなく良好に使えています。(コーヒーミルのタイムモアCの色に合わせて赤色を購入しました)

 

クレバーコーヒードリッパーは台湾発のコーヒードリッパーで、上の写真のような一見は普通のコーヒードリッパーです。(公式サイト:https://handybrew.com/index-jp.html)

以外かもしれませんが、中華圏 (中国、台湾、香港) のコーヒー道具には結構魅かれるものも多くて、まめにチェックしています。(特に台湾はコーヒー好きも多そうです)

クレバードリッパーの概要は既に色々なサイトにあるので省きます。(例えば下記のサイト)

 

▼参考

 クレバーコーヒードリッパー入門|3つの特徴・器具の使い方など | UCC上島珈琲

 

お茶の盛んな中華圏らしく、ティーポットからこのクレバードリッパーの発想を得たのではないかと想像しているのですが、お茶もしっかり淹れられます。

取って付けたように言っているわけではなく、実際に定期的に雲南コーヒーの果肉茶を入れています。(雲南コーヒーの生豆をよく購入していますが、購入する度におまけで付いてくるので...)

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味の方はコーヒーチェリーの果肉なので、酸味のあるフルーティなお茶です。(雲南コーヒーの方も酸味が特徴です...)

お茶は成分がコーヒーよりもシンプルなのでしょうが、濃度の濃い・薄いぐらいを気をつければ、入れ方によって味はほとんど変わらないですね...

 

クレバーコーヒードリッパーの使用時の注意点

ようやく本題ですが、浸漬式のクレバードリッパーでは下記のようなことがよく言われています。

コーヒーの量、浸け込む時間が同じならば、誰が淹れてもほぼ同じコーヒーになるので、個性が出しづらい器具ともいえるかもしれませんが、 

引用:クレーコーヒードリッパー入門|3つの特徴・器具の使い方など | UCC上島珈琲

 

☆ お湯を直接注いでドリッパー内に溜めてからドリップするので特別な技術は不要!
☆ 粉とお湯の量、抽出時間をしっかり計ればだれでも簡単においしいコーヒーが点てられます

引用:クレバードリッパー【HAMACOFFEE[onlineshop]】

 

一言で言えば、浸漬式のクレバードリッパーではコーヒー粉の量お湯に浸す時間の調節だけで味がコントロールできるといった説明が多く見受けられます。

 

一方、透過式のコーヒーの入れ方 (いわゆる普通のハンドドリップ) が安定しない理由に挙げられるのが、お湯の注ぎ方です。

通常のハンドドリップのお湯の注ぎ方には蒸らし、注ぐお湯の太さ、速度、動かし方、土手を崩す・崩さない、ドリッパーを揺らす等、数々の作法があります。

これが初心者にとって、ハンドドリップでは毎回同じようにお湯を注げず、味が安定しない、良い味を作り出せない大きな要因になり易いです。(毎回同じようにコントロールするのは慣れが必要で、豆を変えたら微調整も必要になってくることもあります)

 

しかし、浸漬式にもお湯を注ぐ過程があり、実体験から上記のような注ぎ方について触れないクレバードリッパーの説明は不十分だと思っています。

極端な例として、クレバーでも下記の動画のような入れ方をしてみると分かり易いです。(5:10~ぐらいのところがお湯を注いでいる場面です)


【珈琲】トルネード抽出にトライトライトライ!

 

上記は極端な例ですが、お湯を注いでいる間、コーヒーの粉が動けば動くほど、クレバードリッパーでも味は変わります

味の表現は難しいですが、ここまでやると非常に雑味や苦味が強く、不味いレベルに達します... (動画中のコーヒーのことではありません…念のため)

 

味の変化は本人の感じ方にもよるところも大きいと思いますが、クレバードリッパーを使う場合、一度、お湯の注ぎ方の影響はぜひ自分で確認しておいた方がよいです(これが注意点です)

やはり、味を安定化させたり調節する上では影響する要因を予め把握しておく必要があり、把握していなければ 、自分では同じように入れているつもりでも味はブレる可能性が高いです。(工業製品の品質管理手法と類似です…)

 

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また、クレバーだったらポットややかんからお湯を直接注いでも問題ないというような記載をしているサイトもありますが、私の場合はそれでは味の調整は難しいかなと感じました。

最初は普通の温調付きケトルから直接注いでいましたが、コーヒー用ケトルを使うようになり、さらに面倒くさくなってコーヒー用の温調付きケトルを使うようになってしまいました...

 

コーヒー用の温調付きケトル(右端)はかなり便利ですね。(中国製ですが使用上、全く問題ないです…)

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コーヒー用の温調付きケトルを買う前は、電気ケトルからコーヒー用の細口のケトルにお湯を移し替えて使用していました。

基本的に面倒くさがりなので、もうそのやり方には戻れないです...

温調付きのコーヒー用ケトルはおススメです。

 

 

クレバーで味を調整する際のコツ

最後に一例として、私のクレバードリッパーでの味の調整法を紹介します。

ざっくりまとめると下記のような感じです。

  • お湯の温度:88~92℃ (深煎りのときははもう少し下げる)
  • 豆の粒度:中挽き (自分の使用しているミルのタイムモアCでいうと27クリックぐらい)
  • お湯の注ぎ方粉の真ん中付近にゆっくりとできるだけ低い位置から注ぐ。これが基本です。

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苦味やコクを増したい場合は、注ぐ際に下記の動画みたいな動きを少し取り入れています。ただし、あまり動かさないですね。スッキリとした味と豊かな香りをクレバーには求めているので...


【ひつ研5th】 コーヒーの淹れ方 ショートver

 

  • 浸漬時間:4〜5分と長めです。長めの方が浸漬法の特徴が出やすく、香りもコーヒーに移り易いです。そのため、最近は浸漬時間を4~5分とるのを前提で、他の条件を調整するようになりました。

ちなみに上記のように長めに浸漬するので、ドリッパーには蓋をしておくのですが、蓋を開けた瞬間の香りは最高です。ここが強烈過ぎて、嗅ぎすぎるとコーヒーの香りがわからなくなりますが…... 落ち着いてから嗅いでみてもコーヒーの香り自体が通常のドリップより出やすいのがわかると思います。(たぶん豆がお湯と接している時間が長いので...)

 

下の写真は蓋を外して、カップの上で抽出する様子です。(蓋をして5分放置後にドリッパーをカップにセットした状態が一番右端の写真。放置中はカップにセットしません)

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※使ったフィルターを捨てるときにも思わず嗅いでしまうくらい香りがよく出ます...

 

クレバードリッパーを使用して気付いたこと

コーヒー豆にはお湯に溶けやすい成分 (ただ浸漬するだけで溶けていく成分)と溶け難い成分 (粉に動きを与えないと溶け難い成分、たぶん高分子量成分) の両方が含まれているのを、はっきりと実感できます。(たまにクレバーでいれているお茶では実感できません...)

コーヒー豆の香りは、浸漬時間を長くとればとるほどコーヒーに移っていくのも実感できます。(普通のドリップでコーヒーの香りが出なくて悩んでいる人は、蒸らしや抽出の時間を長くすることも考えた方が良いのかもしれません...)

 

もし、クレバーコーヒードリッパーに興味の湧いた方は下記をチェックしてみて下さい。(現在、日本国内での取り扱いがあまり多くないようです......現状ではYahoo ショッピングが一番掲載が多いようです)

私が使用しているのはSサイズで通常200mlぐらい注いでいます。(仕上がりは170ml程度。上の写真が200ml注いだ状態です)

 

下記のハマ珈琲さんのように、個別のコーヒー屋さんでも取り扱っているところはあります。

クレバードリッパー【HAMACOFFEE[onlineshop]】

 

以上、ご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

以降では本ブログのコーヒー関連の他の記事を紹介しています。よろしければどうぞ!

 

下記の記事では自分なりの手動コーヒーミルの使い方を紹介しています。焙煎したてのコーヒー豆を自分で挽くのは、一番コーヒー豆の香りを楽しめる瞬間だと思います。クレバードリッパーで浸漬後に蓋を開けた瞬間の香りもすばらしく良いですが、挽きたての豆の香りはまた違った良さがあります。

 

下記の記事は現在お気に入りのTimemore (タイムモア) 社のコーヒーミルについての記事で、特にエントリーモデルのタイムモアCについての記事です。クレバードリッパーにも使用して、通常ハンドドリップに使用するぐらいの粒度であれば手にかかる負荷をほとんど感じないぐらい快適に速やかに挽けます

 

下記はTimemore (タイムモア) のG1についての紹介記事です。G1は同社のフラッグシップモデルに相当します。こちらは刃をエスプレッソ向けに変更し、直火式エスプレッソメーカーに使用しています。

 

下記はタイムモアのミルのハンドドリップ用とエスプレッソ用の刃の違いを検証した記事です。ここではタイムモアのG1とG1Sで比較していますが、他のモデルと刃の形状は同一なので、傾向は他のモデルにも当てはまると思います。

 

 

下記はタイムモアSLIMというコーヒーミルについての記事で、中国の新興企業であるタイムモアのミルを、ドイツの老舗ザッセンハウスが (うっかり?) パクってしまったという話です。

 

下記は、タイムモアのコーヒーミルの普段のメンテナンスについての記事です。普段はほとんどブラシを使った掃き掃除しかしてないです...

 

下記は自宅焙煎を始めた頃の話です。初めから片手鍋に出会っていればとも思いますが、懐かしい思い出です。コーヒーの自宅焙煎は慣れればコスパもよく、非常にハマると思います。

 

下記は片手鍋に出会う前の記事で、コーヒーの焙煎器具として煎り上手や手網を比較した記事です。しかし、現在、片手鍋が一番気に入っています

 

下記は、コーヒーの自宅用の焙煎器具として片手鍋を初めて知った話です。ずいぶん遠回りしてしまいました...まさに灯台下暗しでした...自宅焙煎に興味のある方は是非ご覧ください!

 

下記の記事で紹介している片手鍋が現在焙煎に使用しているもので、上記の記事で紹介している片手鍋よりも鍋底が薄いタイプです。(価格も安いです)

 

あっさりが特徴と言われる雲南コーヒーですが、クレバードリッパーで入れると香りも際立ってきます。お茶感覚で何倍も飲めそうな感じに仕上がります。ラテや食事の後によく飲んでいます。

 

下記はお気に入りの直火式エスプレッソメーカーのKamira (カミラ) についての記事です。クレマを上手くつくるにはコーヒーミルでの粒度調整と焙煎豆の鮮度が非常に重要です。(絶賛おススメできるマキネッタです!)

 

下記はカミラのフィルターホルダーへのコーヒーの充填性を改善するために、なんちゃってファンネルをつくった話です。

 

【味に影響?】スチームで作ったフォームミルクに混入する水の量【なめらかさにも影響?】

スチーマー付きのマキネッタであるベルマンCX-25を買って後悔したことは以前に少し書きました。(思ったよりもとても面倒くさい...)

 

もう手放すことはほぼ決めているわけですが、せっかく入手したのでブログの記事ネタぐらいにはしようと思います。(もしくはコレクションとして残すか?)

しかし、ベルマンCX-25はウェブ上で検索ボリュームが少ない割には紹介記事と販売サイトが多いため、普通にCX-25の紹介っぽい記事を書いても当ブログではそれらに太刀打ちできそうになく、人知れず埋もれたままになるはずです... (検索されずに...)

そもそもテーマも「ベルマンCX-25をおススメしない理由」なんてぐらいしか思い浮かばない...

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【機能しなかった組み合わせで記念撮影】左がベルマンCX-25で、右がカミラです。CX-25をスチーマーにしてラテをつくるつもりでしたが非常に面倒なので止めました計画中断... 他でフォームミルクは作れるのでもうベルマンの出番はないでしょう...

 

 

 

なので、ベルマンCX-25というよりは、これを使って自分の興味のあるちょっとした検証をテーマにすることにしました。

そのテーマというのは、直火式スチーマーともいえるベルマンCX-25の特徴も生かし、スチームでつくったフォームミルクに混入する水の量の検証です... (スチーム由来の水)

私はこの水がフォームミルクの味や粘度 (さらさら感やなめらかさ) にも影響があるのではないかと考えてます。

これはこれでマニアックなテーマですが、ウェブ検索しても答えが出てこなかったのでいつの日か誰かの参考になるかもしれません...

 

興味のある方は、どうぞご覧ください!

 

参考までに、下記はYouTubeにあるCX-25を使ったフォームミルクの作成動画の一つです。


#4【今日のラテどうでしょう】スターバックスVIAを使う理由

 

軽快でスマートな紹介動画が多い中、上の動画ではCX-25を使う際の苦労がある程度分かるかと思い、選定しました...

簡易的なコーヒーを使っているところも共感できます。(CX-25でエスプレッソを入れて、さらにフォームミルクの作成するのは想像しただけでも面倒で、私はトライしたこともありませんが...)

あと、スチーミング終了後、スチームのノズルの部分のミルクを直ぐに拭き取らないと熱でこびり付いて掃除がかなり面倒...

 

なおエスプレッソに関しては最初から高温抽出になってしまうCX-25を使う気が無かったので、一度、試しに淹れてみただけです... (同じ直火式であれば抽出温度が大雑把でも調整ができるカミラの味の方が好みなので)

 

コーヒー系のYouTuberの山下氏にもフォームミルクの質問してみました。 (山下氏は動画アップだけでなく、実際にラテアート教室なども主宰されている方です)

ラテアートはこの方の動画をメインに自習しています... (初心者のぶつかりそうな課題ごとの動画が多数あります)

 


【今年中にマスターせよ】フォームミルクを復習!

 

質問:上記のYouTube動画で下記のような質問をしたところ、

山下さんの技術とマシンでフォームミルクを作ったとき、どのくらいの量の水がミルクに加わっているのでしょうか?(スチーム由来の水分のことです) この水の量もフォームミルクの出来に関係あるのではないかと思いました。 変な質問ですみません...

 

解答:ありがたくも下記のような解答をもらいました。

水分量の調整はできないですからね。 マシンそれぞれの個体差ですので、どれくらいかはわかりかねます。 毎回かなりの差は出ているかと思います。 フォームミルクに水の量は味に影響はあります。 家庭用では少し薄くなりやすいです 業務用ではわずかですがスチームの水分量調整がほとんどのマシンで可能です。

 

というわけで、スチームを発生する装置によってフォームミルクに混入する水の量に違いがあり、味にも影響しそうです。

取り合えず、ベルマンCX-25の例だけでも検証してみようと思いました...

 

今回は実際にはミルクの代わりに水を使用して検証しました。(もはや掃除も面倒だし...)

ピッチャーには水を200g入れ、スチームで約65℃まで温めたときの時間の増加した水分量を記録しました。(ラテ用フォームミルクは通常この温度近辺で使用すると思います)

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スチームの作成条件としては下記の2条件です。

ベルマンCX-25に3分の1ほどの水を入れて、まずコンロの火に掛けます (バルブ開、4~5分で沸騰するぐらいの火の強さ)。その後、さらに、

 

【条件1】バルブを閉め、火を弱めて約1分30秒加熱

【条件2】バルブを閉め、火を弱めて約3分加熱

【条件3】バルブを閉め、火を弱めて約6分加熱 (安全弁は作動していません)

※条件1→条件3の順にスチームのパワーは強くなっていきます。条件1では200gの量では渦を作るのが難しいくらい弱いです。

 

なお、スチーム中は、スチームバルブ全開、コンロの火は付けたままです。

結果は下記の通りです。

 

【条件1】所要時間124秒、水分増加量12g (全体212g)

【条件2】所要時間55秒、水分増加量12g (全体212g)

【条件3】所要時間36秒、水分増加量11g (全体211g)

 

上記を見て分かる通り、水の増加量はスチームの強さによらず、12g程度でした。

元が200gなので約5%増加したことになりますが、予想したよりも多かったです。

これを元に電動ミルクフォーマーの方で、200gのミルクに10gの水をいれた処方でフォームミルクを作ってみましたが、味が薄くなった感じになりますが、ミルクはさらさら感が増します。(さらさら感はラテアートする際にはメリットです)

 

▼参考:なお使っている電動ミルクフォーマーはハンディタイプではありません。

 

下が私が普段使っているミルクフォーマーとそれで作ったフォームミルクを使用したラテです。(直火式のカミラとの組み合わせで作っています)
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ラテアートにこだわるのであれば、この辺の水の量に関しても気にする必要があるかもしれません。(特にフォームミルクのもったり感が気になる場合は...)

しかし、味的には水は追加は好ましくはなさそうです。(薄くなるのが私でもわかります...)

上記の半分、200gのミルクに5g程度の水であれば、それほど味的な変化は感じませんが、さらさら感の増し方も微妙です...

 

スチーム由来の水の量としては他のスチーマーと比較はできませんが、確実にフォームミルクの味やさらさら感に影響していることが確認できました。

一方、味的には電動ミルクフォーマーの方が水で薄まらないので良好に感じます。

ラテアートし易いか、し難いかという観点や、(スチーム) セットアップ後のフォームミルクの作成時間という観点では、もちろんスチーマーに分があります。

 

自分の状況から考えると、エスプレッソマシンを使っておらず、ラテアートを上手にはなりたいけども極めたいとまでは思っていません。(そこそこ楽しめればOK)

ベルマンCX-25のおかげで自分としては有意義な検証ができましたが、ベルマンCX-25そのものに関してはスチーマーとして、やはりそれほど必要性は感じられません... (自宅でコーヒーを楽しむ分には......キャンプ等で数人分のコーヒーやラテを作りたい人には合うかもしれませんが…)

 

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正直、ベルマンに関しては買わずにモヤモヤするより、買って後悔した方がスッキリしてよかったかなという印象です。

メルカリとかを見ても、多くのベルマンCX-25が出てくるので、同じように使わなくなった人も多いのではないかと思います。

一昔前よりも中古品が売買しやすくなっていることもあり、ベルマンCX-25に興味がある人は積極的にチャレンジしてみてもいいかもしれません。

 

以上、ご覧頂き、ありがとうございました!

 

 

以降では本ブログのコーヒー関連の他の記事を紹介しています。よろしければどうぞ!

 

下記はお気に入りの直火式エスプレッソメーカーのKamira (カミラ) についての記事です。クレマを上手くつくるにはコーヒーミルでの粒度調整と焙煎豆の鮮度が非常に重要です。(絶賛おススメできるマキネッタです!)

 

下記はカミラのフィルターホルダーへのコーヒーの充填性を改善するために、なんちゃってファンネルをつくった話です。

 

下記の記事では自分なりの手動コーヒーミルの使い方を紹介しています。焙煎したてのコーヒー豆を自分で挽くのは、一番コーヒー豆の香りを楽しめる瞬間だと思います。特にカミラ用に豆を挽くときは細挽きなので、一段と豊かな香りが楽しめます!

 

下記は現在お気に入りのコーヒーミル、Timemore (タイムモア) のG1についての紹介記事です。G1は同社のフラッグシップモデルに相当します。

 

下記はタイムモアのミルのハンドドリップ用とエスプレッソ用の刃の違いを検証した記事です。ここではタイムモアのG1とG1Sで比較していますが、他のモデルと刃の形状は同一なので、傾向は他のモデルにも当てはまると思います。

 

下記の記事はタイムモアのミルのエントリーモデル、タイムモアCについての記事です。ハンドドリップ用に使っています。

 

下記はタイムモアSLIMというコーヒーミルについての記事で、中国の新興企業であるタイムモアのミルを、ドイツの老舗ザッセンハウスが (うっかり?) パクってしまったという話です。

 

下記は、タイムモアのコーヒーミルの普段のメンテナンスについての記事です。普段はほとんどブラシを使った掃き掃除しかしてないです...

 

下記は自宅焙煎を始めた頃の話です。初めから片手鍋に出会っていればとも思いますが、懐かしい思い出です。自宅焙煎は慣れればコスパもよく、非常にハマると思います。

 

下記は片手鍋に出会う前の記事で、焙煎器具として煎り上手や手網を比較した記事です。しかし、現在、片手鍋が一番気に入っています

 

下記は、コーヒーの焙煎用器具として片手鍋を初めて知った話です。ずいぶん遠回りしてしまいました...まさに灯台下暗しでした...自宅焙煎に興味のある方は是非ご覧ください!

 

下記の記事で紹介している片手鍋が現在焙煎に使用しているもので、上記の記事で紹介している片手鍋よりも鍋底が薄いタイプです。(価格も安いです)

 

あっさりが特徴と言われる雲南コーヒーですが、カミラで抽出すると濃厚で飲みやすいコーヒーが淹れられます。雲南コーヒーとカミラの組み合わせは非常に良好です!とはいってもハンドドリップでも美味しく飲めています!

 

 

【続実験】マキネッタでクレマを出すのにナチュラル式ロブスタは有効か?【マニア向け】

前回の記事に出てきたロブスターつながりで、今回は再度コーヒー豆のロブスタ種 (中国語:罗布斯塔种) についてのトピックです。

本音を言うと、2020年4月現在、しばらくおうちカフェの需要が高まりそうなのでコーヒー関係の記事を増やそうかと目論んでいます... (内容がマニアック過ぎるのは重々承知ですが、趣味なので...)

 

▼参考 (時系列的に前回の記事)

 

▼参考 (内容的に前回の記事) :下記はインドネシア産のコーヒー豆である水洗式ロブスタWIBを試してみた記事で、マキネッタのカミラを使用してクレマのでき方を評価しています。

 

今回は上記の記事で使用した水洗式ロブスタではなく、ベトナム産のナチュラル製法のロブスタを試してみた結果をまとめます。

この記事は上の記事の補足内容になりますが、ナチュラル製法のロブスタを使用して直火式エスプレッソを抽出し、クレマの出来を確認しました。(抽出に使用したのは同じく直火式エスプレッソメーカー (マキネッタ) のカミラです)

最近ハマっているラテアート用に上手く使えることを期待しましたが...

 

【結論】ナチュラル式ロブスタ、もう買いません... 面倒だしマズイ... (もちろん主観ですが…)

追記) …と思っていたのですが、最近は浸漬法で淹れると結構美味しく飲めるかなという気がしています…

興味のある方はどうぞご覧ください!

 

今回に使用したロブスタ種 (生豆) については下記の通りで、品質というよりは製法に着目して選びました。(少なくとも小売りではナチュラル製法のロブスタは取り扱いが少なく、あまり選択肢がなかったです)

  • 産地 :ベトナム
  • 等級 :1級 (基準は知りませんが...)
  • 処理法:ナチュラル
  • 価格 :約200円/500g  (水洗式WIBの半分以下の価格です...)

 

生豆の外観は下の写真のような感じで、水洗式と比較すると均一性はかなり劣ります。

焙煎する前に8%ほどピックアップして除去しました。(黒かったり、白かったりする豆や形状がイビツな豆を素人ながら選別...)

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下が除去した欠点豆です。(本当に異物に見えます... )

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別の日に使った部分には木片も見つかりました...

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焙煎後もかつて見たことがないほど、かなりムラムラな仕上がりでした... (片手鍋を使った焙煎でここまでムラになったことはありません...何度か焙煎してみたのですがムラムラは改善せず...)

ちなみに中深煎りを狙い、とりあえず150g程焙煎しました... (さらに焦げた豆はピックアップして除去しました...)

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生豆を見てから焙煎まで、結構テンションが下がりましたが、まずはこんな感じでナチュラルのロブスタを焙煎豆を準備しました。(品質にはそれほど期待はしていなかったんですが...)

 

気を取り直して、焙煎二日後に使ってみました。 (まずは100%ロブスタで...)

普段だったら豆を手動コーヒーミルで豆を挽いている間はコーヒーの香りを楽しむ優雅なひと時なんですが、ロブスタは違いました...

なんと例えてわかりませんが、匂いははっきりいって微妙です... (香ばしさは感じられるのですが、嗅ぎなれないのか、良い匂いには感じられません)

 

コーヒーミルを開けてみて、さらにビックリ...

挽いた粉がミルにびっしり付いています。(ちなみにコーヒーミルはタイムモアのG1Sです...)

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これも初めての経験で、今までこんな風に粉がミルにびっしり付いたことはありません。

ナチュラルのロブスタは含水量が少ないんでしょうか?(ちなみに焙煎は2ハゼが聞こえ始めてから数秒の時点で止めています...)

もしくは微粉ができやすいのか... (カミラの抽出圧の上がり具合は他の豆と大差なかったので、微粉が多いという訳ではなさそうですが...)

 

普通はこんな感じです... (よく飲んでいる雲南コーヒー (カチモール) です)

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コーヒーを抽出する前からいい予感はしません...

まあ、豆によってミルへのこびり付き具合が、こんなに異なるのは発見でしたが...

 

▼参考 (タイムモアのG1S)

 

そしてカミラで抽出してみました。

ラテが前提なので、味をしっかり出すため、沸騰音がしてからレバーを閉めています。(ちなみにアメリカーノにするときは沸騰音がする前に閉めています...)

▼参考

 

肝心の100%ナチュラル・ロブスタのクレマはこんな感じです。(左が抽出直後で、右が3分放置後です)

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100%ロブスタのクレマの量にしても、経時での減少の仕方も他の豆と大きな違いはありませんでした...

今のところ確認できた限りでは、クレマの量に効果が大きいのはコーヒー豆の焙煎後の鮮度 (おおよそ焙煎後2~3週間以内が良好)と、抽出時の圧力 (高い方が良好) です。

 

少しがっかりですが、そのままラテにしてみました...

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ラテの絵はだいぶ安定してきましたが、これはロブスタは関係ありません。

日々、練習しています...

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ちなみにフォームミルクは下記の方法で作っています。

冷蔵庫から牛乳を出してから3分程で作成でき、上記でロブスタを3分放置したのはフォームミルク作成の所要時間です。

▼参考

 

100%ナチュラル・ロブスタの直火式エスプレッソは、直接鼻で嗅いだ香りも、口に含んだ際の香りにしても良いとは感じませんでした...

ただし、苦くて飲めないとかいうことはなく、ミルク無しで飲んでみても味自体は意外とすっきりしています。

この辺は水洗式のロブスタにも通じるところですが、カミラでの抽出自体がすっきりする傾向にあるのかもしれません...

 

雲南コーヒーとブレンドも試してみましたが、ロブスタの配合量を30~40%程度に抑えれば、ロブスタの風味としてはあまり感じなくなりました。

ただし、普通にハンドドリップだと上記の分量でも苦みがきつく感じ、蒸らし時間次第ですが、10~20%であれば程好い苦味が加わるように感じました。

ブレンドに関しても水洗式ロブスタでも同じような感じなので、焙煎前後のピックアップ等の手間を考えると、ハンドドリップの味の調節に使うとしても水洗式を選んだ方がいいかな...(水洗式は価格が倍以上ですが、豆自体の品質もよかったです)

 

まとめると、マキネッタで直火式エスプレッソを入れる際、ナチュラル式のロブスタを使用してもクレマが特別にどうにかなる兆しも見えず、風味も好みではありませんでした。

さらに欠点豆を除去するのも面倒です。(一方、最近のアラビカ種の豆であればハンドピックはほとんど必要無いように見えます...)

 

ナチュラル式ロブスタ、もう買わないと思います!(あと300g以上の生豆が残っている...)

 

 

以降では本ブログのコーヒー関連の他の記事を紹介しています。よろしければどうぞ!

 

下記はお気に入りの直火式エスプレッソメーカーのKamira (カミラ) についての記事です。クレマを上手くつくるにはコーヒーミルでの粒度調整と焙煎豆の鮮度が非常に重要です。

 

下記はカミラのフィルターホルダーへのコーヒーの充填性を改善するために、なんちゃってファンネルをつくった話です。

 

下記の記事では自分なりの手動コーヒーミルの使い方を紹介しています。焙煎したてのコーヒー豆を自分で挽くのは、一番コーヒー豆の香りを楽しめる瞬間だと思います。特にカミラ用に豆を挽くときは細挽きなので、一段と豊かな香りが楽しめます!

 

下記は現在お気に入りのコーヒーミル、Timemore (タイムモア) のG1についての紹介記事です。G1は同社のフラッグシップモデルに相当します。

 

下記はタイムモアのミルのハンドドリップ用とエスプレッソ用の刃の違いを検証した記事です。ここではタイムモアのG1とG1Sで比較していますが、他のモデルと刃の形状は同一なので、傾向は他のモデルにも当てはまると思います。

 

下記の記事はタイムモアのミルのエントリーモデル、タイムモアCについての記事です。ハンドドリップ用に使っています。

 

下記はタイムモアSLIMというコーヒーミルについての記事で、中国の新興企業であるタイムモアのミルを、ドイツの老舗ザッセンハウスが (うっかり?) パクってしまったという話です。

 

下記は、タイムモアのコーヒーミルの普段のメンテナンスについての記事です。普段はほとんどブラシを使った掃き掃除しかしてないです...

 

下記は自宅焙煎を始めた頃の話です。初めから片手鍋に出会っていればとも思いますが、懐かしい思い出です。自宅焙煎した新鮮なコーヒー豆を使うとカミラのなめらかなクレマも非常につくり易いです

 

下記は片手鍋に出会う前の記事で、焙煎器具として煎り上手や手網を比較した記事です。しかし、現在、片手鍋が一番気に入っています

 

下記は、コーヒーの焙煎用器具として片手鍋を初めて知った話です。ずいぶん遠回りしてしまいました...まさに灯台下暗しでした...自宅焙煎に興味のある方は是非ご覧ください!

 

下記の記事で紹介している片手鍋が現在焙煎に使用しているもので、上記の記事で紹介している片手鍋よりも鍋底が薄いタイプです。(価格も安いです)

 

あっさりが特徴と言われる雲南コーヒーですが、カミラで抽出すると濃厚で飲みやすいコーヒーが淹れられます。雲南コーヒーとカミラの組み合わせは非常に良好です!

 

 

【マキネッタでラテアート】直火式エスプレッソのカミラでラテアートをやってみた!

前回、電動の泡立て器を使用したラテアート可能なフォームミルクの作り方をご紹介しました。(下記の記事です)

 

この記事ではカプチーノ向きのモコモコ泡を作るための泡立て器をちょっとした工夫をして使うことにより、ラテアート可能ななめらかなフォームミルクを作る方法を紹介しています。

その後、ちょくちょくそのフォームミルクとインスタントコーヒーを使用してラテアートの練習をしていたのですが、入門者の登竜門であるハートは下の写真ぐらいの出来栄えにはなってきました。

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自分としては何とか許容レベルにはなったので、自分で焙煎した豆と直火式エスプレッソメーカー (マキネッタ) のカミラを使用して、ラテを作ってみることにしました。(これまでは自分で焙煎した豆を使うのがもったいなかったので、インスタントコーヒーを使用)

 

 

インスタントコーヒーは簡単に準備できるのですが、マキネッタで淹れたエスプレッソ (※) とフォームミルクを合わせるとなると、それはそれで課題も出てきます。

※業界の定義しているエスプレッソとは違いますが、メーカーがエスプレッソと呼んでいるので本ブログではエスプレッソと呼ぶことにします。(というか本音を言うと、直火式でもエスプレッソで検索する人が多いので、そちらに合わせています...)

今回は、その課題と対策をまとめたいと思います。(対策しきれないところもありますが...)

 

 

段取りが難しい (手間がかかる)

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フォームミルクの作成には約3分カミラのエスプレッソ抽出には約2分かかりますので、要領よくそれぞれ用意する必要があります。

放置すれば時間と共に冷めていきますし、フォームミルクは分離し、エスプレッソのクレマは消えていきます。

フォームミルクを作る時間はもう少し短縮できないこともないですが、攪拌時間が少ないとややなめらかさが犠牲に... (シンプルにハートを描くだけであれば、フォームミルクがそれほどなめらかでなくても可能)

 

また、クレマを重視するのであれば、エスプレッソの抽出圧力を高めでもう少し時間をかけた方がいいのですが、とりあえず普通にお湯割り (アメリカーノ) にして飲む抽出条件でトライしています。(圧力高めで抽出したクレマの方がやや消えるのは遅いです...)

フォームミルクの作成とコーヒー抽出の同時進行は、ややこしいのでので今は見送っています...

 

コーヒー抽出の後半に出てくる大きい泡をできるだけ入れない

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カミラで抽出する際、クレマの後に出てくる大きい気泡のことです。(上の写真のような泡。左側の写真では比較的低圧で抽出しているのでクレマ自体も出ていません)

抽出後半に出てくる気泡サイズの大きい泡はやや固いのでラテアートの邪魔になりますし、ラテにしても大きい気泡として残るので見栄えは悪くなります。

現状では多少混入しても取り合えず気にしていませんが...

 

深煎りにするとクレマが出難い

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上の写真は左が抽出直後で、右が放置して3分後です。

大きい気泡が入ってしまった部分は無くなるのも早く、エスプレッソが露出してしまいます。(大きい気泡はラテアートの邪魔にもなるので (絵がゆがむ)、なるべく入れないようにするつもりです)

また、使っているカップの容量は300mlと大きく、このためクレマが薄くなりやすいというのもあります...

 

味的にはミルクと合わせる場合、深煎りが王道なのでまずは深煎りの焙煎豆を使用してラテアートにトライしています。

ただし、深煎りだと焙煎豆の膨張度が大きいため比重が軽く、ホルダーに詰められる豆の量が減り、さらに充填作業そのものもより時間がかかって面倒になります。(充填量については、例えばダブルのホルダーを使用時に充填量が17g→16gぐらいに減ります)

 

充填量が減るためか、深煎り豆はクレマの出もやや悪い気がします。(使用する豆やコーヒーミルによっても異なるかもしれません…)

また、ラテアートだと口の広いカップを使用するので、その分クレマも広がり薄くなってしまいます... (この辺は直火式エスプレッソでは仕方がないのかもしれませんが...)

 

クレマを少しでも多く出したい場合、中深煎りくらいの焙煎度で、圧力高め (安全弁が吹く手前をキープする感じで) で抽出した方がいいのかもしれません。(苦みやコクがもの足りなかったらロブスタ (※) をブレンドするとかして...)

抽出温度については低めの温度の方がクレマがやや長持ちする印象です。

※水洗のロブスタWIBは前回試したので、ナチュラルのロブスタを現在探しています。(ロブスタWIBはカミラで試すと、そこまで苦みやコクが補完される訳でもなかったので...100%ロブスタでもそれなりに飲めるような感じ...)

 

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カミラで入れたエスプレッソで初めて作ったラテ

以上、まとめると段取りとクレマが課題になる訳ですが、クレマが無くても簡単なラテアートは楽しめるので、まずは味と手軽さを優先して、カミラでのラテアートにトライしています。

ただし、上の写真程度の薄いクレマでもあった方がラテアートはし易いのは感じます。(ミルクの液面の滑りが良くなり、流動感が増します)

 

余分なフォームミルクの泡を予めコーヒーに混ぜ込んでクレマに見立てる処方もYoutubeに公開されていますが、このやり方ではコントラストはよくなりますが、絵の描き易さ自体は変わらない感じです。(ミルクの泡はクレマよりも硬いような印象...)

▼参考動画 (動画中のラテアートが奇麗なのは作者の技量によるところが大きいと思います)


エスプレッソマシン無しで簡単ラテアート

 

自分でラテアートをやってみて、絵の出来を除けば、現状でも味と手軽さは自分の中では十分に満足いくレベルです。(普通にカミラでエスプレッソを入れる手間に、3分間のフォームミルクを作る手間が加わるだけで、洗い物もフォームミルクを作る容器が増えるだけです(最近はピッチャーも使っていませんので...))

 

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上の写真の右端のカップが電動ミルクフォーマーの容器で、そのままラテアートに使用

左端の350mlのピッチャーは電動ミルクフォーマーのおまけに付いてきたもので、真ん中の600mlのピッチャーは別途購入したものです。(中国製なので800円ぐらい)

350mlよりも600mlサイズの方が倒して注ぎ口を水面に近づけやすく使いやすいですが、電動ミルクフォーマーの容器から移し替えるのも面倒なのであまり使わなくなりました。(見ての通り、電動ミルクフォーマーの容器は口が尖がっていないので細かい絵には向いていませんが、ハートぐらいであればOKだと思います)

 

そんなわけでセットアップや片付けの手間まで考慮すると、カミラを使用したラテアートの手軽さに勝るのはインスタントコーヒーのラテアートしか無いような気もします... (味は別にして)

 

ラテアート (ハート) を練習するのに参考にしている動画を参考までに挙げておきます。

YouTubeにも無数にラテアート動画があるので迷いましたが、しばらく家から出れなかった時期に多くの動画を視聴し、自分にとってピンと来たのを選びました。

水で練習する人もいるようですが、私はそこまでしていません... (スチームの練習には必須と思いますが、絵を描くだけなのでカップを持ってイメージトレーニングで済ましています...上達は遅いかもしれませんが...)

 

初心者としてハートを描く際に簡単に意識している (しようとしている) 点をまとめると下記になります。(実際はどこかがおろそかになりがちですが...)

  • 水面を丁寧にミルクを混ぜながら上げていく (ドバっとなりがちで結構難しい...ピッチャーを使っていないので...)
  • 水面を挙げてから注ぎ始めるまでの時間 (もったりしたミルクの場合、全ての作業を早くしないと液面が固まりやすいです...)
  • フォームミルクを注ぐ位置、高さ、勢い (特に勢いが難しい...)
  • カップを傾ける角度と角度の戻し方 (忘れがち)
  • 注ぐ際の押し込み (押し込まないと丸くなってしまう...)

 


ピッチャーを振らないハートの書き方・注意点 ラテアート latteart デザインカプチーノ

 


『全公開』ラテアートのハート解体新書

 


【プロが教えるラテアート】ハートの作り方 ~ LatteArt Heart

 

基本的に絵を失敗しても全部飲んでいるので、練習はそれほど捗りません。

ただ、自宅焙煎した豆を使って、カミラで淹れたエスプレッソで作ったラテは自分としてはかなり満足しています。

 

▼参考 (自宅焙煎に関する記事)

 

YouTubeの動画を見てもハートに関する動画の視聴数に比べ、たいていその他のアートの視聴数はガクッと落ちています。

これはやはりハートで満足する人や、ハートだけで断念する人が大半なのではないかと思います。

自分としては普通のハートがもう少しスムーズにできるようになったら、もう一つぐらいは何か別の絵柄をマスターしたいですね。(リーフやレイヤーハートがいいなあと思っています)

 

下の写真は気持ちだけ先走ってレイヤーハートの練習をしてみた記録です...

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現状のベストショットです... (進歩だけはなんとなく伝わるかと...)

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まあ、絵に関してはゆっくり練習していこうかと考えています。(動画を見て見様見真似ですが...)

毎回300mlカップに満タンだと飲み干すのも大変なので...

同時にフォームミルクに関してももう少しなめらかなミルクの作成条件を検討中でして、色々と楽しみながら勉強している感じです。(本当は教室とか行きたいんですが、日本みたいに色々とある場所に住んでいません...)

 

今までカミラを入れたエスプレッソはお湯割り (アメリカーノ) にして飲むことが大半だったのですが、ラテも自分なりにかなり美味しく作れることがわかりました。(絵は別の話...)

(強制) 自宅待機させられなかったら気付かなかったかもしれません... (&YouTubeのおススメ)

カミラの楽しみが一つ増えた感じです。

 

材料費も牛乳とコーヒー代だけなので経済的で、一杯60円ぐらいでラテが飲めます。(そのうち牛乳が約50円、コーヒーの生豆が約10円)

ちょっとしたネタにもなるので、機会があったらぜひやってみてください!(中国ではコーヒーの自宅焙煎しているだけでも変わり者のような受け取られ方をされている気もしますが...)

 

以上、ご覧いただき、ありがとうございました!

 

 

以降では本ブログのコーヒー関連の記事を紹介します。よろしければどうぞ!

 

下記は自宅焙煎についての記事で、現在の片手鍋での焙煎に行きついた経緯などをまとめています。

 

下記は片手鍋に出会う前の記事で、焙煎器具として煎り上手手網を比較した記事です。しかし、現在、片手鍋が一番気に入っています

 

下記の記事では、今回のラテでも使用しているお気に入りの直火式エスプレッソメーカーのカミラを紹介しています。自宅焙煎した新鮮なコーヒー豆を使用すると、直火式ながらなめらかなクレマがつくれます。

 

下記はカミラのフィルターホルダーへのコーヒーの充填性を改善するために、なんちゃってファンネルをつくった話です。

 

下記は、ロブスタ種のコーヒー豆を使用したときのクレマのつくり易さを、直火式エスプレッソメーカー (マキネッタ) であるカミラで検証した話です。(これは水洗のロブスタを使用した話で、今後、ナチュラルのロブスタも試してみようと思います)

 

下記の記事では自分なりの手動コーヒーミルの使い方を紹介しています。焙煎したてのコーヒー豆を自分で挽くのは、一番コーヒー豆の香りを楽しめる瞬間だと思います。

 

下記は現在お気に入りのコーヒーミル、Timemore (タイムモア) のG1についての紹介記事です。G1は同社のフラッグシップモデルに相当し、カミラには刃を変えたG1Sをいつも使用しています。

 

下記はタイムモアのミルのハンドドリップ用とエスプレッソ用の刃の違いを検証した記事です。ここではタイムモアのG1とG1Sで比較していますが、他のモデルと刃の形状は同一なので、傾向は他のモデルにも当てはまると思います。

 

下記の記事はタイムモアのミルのエントリーモデル、タイムモアCについての記事です。ハンドドリップ用に使っています。

 

下記はタイムモアSLIMというコーヒーミルについての記事で、中国の新興企業であるタイムモアのミルを、ドイツの老舗ザッセンハウスが (うっかり?) パクってしまったという話です。

 

下記は、タイムモアのコーヒーミルの普段のメンテナンスについての記事です。普段はほとんどブラシを使った掃き掃除しかしてないです...

 

下記はあっさりが特徴と言われる雲南コーヒーの紹介です。現在、私のお気に入りの銘柄です。(カミラのラテにも使っています)

  

【ラテアート前提】コツが不要なミルクフォーマーとフォームミルクの作り方【初心者でも挑戦可能】

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最近、中国政府の方針に基づき、引きこもり生活を送っていました。

思いがけず時間もできたので、今まで気になっていたラテアートに手を出してみました。(エッチングではなく、フリーポアと呼ばれるフォームミルク (フォームドミルク) を注ぐだけでハートやリーフを描く方)

といっても完全に素人なので、今回はラテアートの基本となるフォームミルクの作り方を、まずはよく検討してみました。(エスプレッソマシンは持っていないので使いません。ハンディタイプのミルクフォーマーで苦労した方にも参考になるかもしれません...)

 

一応、引きこもり中に2週間ほどラテアートに挑戦し、その結果が下の写真です。(コーヒーはクレマの作れるマキネッタ "カミラ" でエスプレッソといきたいところでしたが、練習なので取り敢えずインスタントコーヒーを使用中…)

▼2020年3月8日現在

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絵の方は練習がまだあまりできていないですが、フォームミルクとしてはそれなりのものが得られるようになった感じがしています。

上の写真から、ミルクとコーヒー部分のコントラストの鮮明さや、ミルクのやや流れるようななめらかな感じがなんとなくわかりますか?(初めが酷くて、自分でそう見えているだけかもしれませんが…)

 

ちなみに上のラテに使った一杯分の材料は、インスタントコーヒー 3g、お湯 30g、牛乳 200gといったところです。

エスプレッソマシンを使わない自宅でのラテアートに興味のある方はどうぞご覧ください!

調べた限りでは他のサイトに載っていない本当にコツが不要なフォームミルクの作り方を紹介します。

 

 

今回は下記の3種類のミルクフォーマーでフォームミルク作りにトライしてみました。

ハンディタイプのミルクフォーマー:HARIOクリーマー

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入手経緯: 以前に日本から持って来ていた。たまにモコモコの泡を作ってコーヒーに浮かべるのに使用していました。(ラテアートはとても無理なぼったりとした泡)

ただし、中国に来てから後で挙げる別の電動式ミルクフォーマーを購入したので、こちらは既に使っていない状況。

YouTube動画でこの類のミルクフォーマーを使ってラテアートしているのをみて、自分でもやってみようと....

なお、HARIOのミルクフォーマーは強力なので、上の写真の右のように羽根の部分はコイル状の金属を外して使用しています。(それでも強力ですが...)

▼参考

ミルクフローサーでのフォームドミルク作り | ラテアート.com

 

スチーマー付きマキネッタ:ベルマンCX-25

Coffee Machines | BELLMAN (公式サイト)

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入手経緯: 最近、しばらく暇があるのを見越して日本で購入し、中国に持参。ちなみに中華圏である台湾製ですが、中国で買っても日本で買っても値段はさほど変わりません...

ベルマンCX-25はけっこうサイズも大きく、重いです...

フォームミルクを作るためのスチーマーの付いた直火式エスプレッソメーカー (マキネッタ) で、他で見たことが無い仕様のためかなり期待していましたが…

▼参考


【新コーナー】第一回!今日のラテどうでしょう

 

電動式ミルクフォーマー:Hero金剛ミルクフォーマー

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入手経緯: たまたまタオバオのオススメで目に入り、学生の頃に使っていたマグネチックスターラー (磁力で撹拌子を回す攪拌治具/下の写真参照) と原理が同じで懐かしくなって購入。

撹拌子は上の写真の右下の二種類でフォームミルクを作る際には右側のギザギザの羽根を使います。

メーカー推奨の牛乳の仕込み量は150~250mlで、容器の内側に目安の線が刻まれています。(容器の容量自体は800ml程度です)

 

▼参考:マグネチックスターラー (学生の時に実験に使っていました)

ja.wikipedia.org

この電動式ミルクフォーマーは温めと撹拌が同時にでき、しかも容器も水で丸洗いできて掃除もとても簡単と、コンセプト的にも気に入りました。

牛乳でカプチーノ用のモコモコの泡をつくるか、単に牛乳を温めるために使用していましたが、上の2つのミルクフォーマー (ハンディとベルマン) を検討してみて、なんだ、こっちでできるんじゃないのか?と考えるに至り、検討に加えました。(単純ですが、一工夫しました)

結果は大正解。

 

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次にハンディタイプのミルクフォーマーとスチーマーの自分で感じた問題点を挙げます。

ハンディタイプのミルクフォーマーの問題点

  1. 必要以上に気泡を巻き込まないように攪拌するのが難しく、練習が必要
  2. 攪拌中にどんどんミルクが冷めていく (湯浴を使うなど対策が必要)

特に1番目に挙げた攪拌のコントロールが難しく感じ、もう少しで完成というところで、ボコボコと泡が入ったりするとかなりショックです...

あと、冷めたラテも好きではありません...

 

スチーマーの問題点

  1. セットアップに時間がかかる (少なくとも8分程度は必要)
  2. 泡入れと攪拌にはやはり練習が必要
  3. 分解洗浄も手間
  4. スチーム由来の水のミルクへの混入 (下記の記事で検証しました)

 

 

まず、直火式スチーマーに特有の問題なのかもしれませんが、セットアップが面倒です。

また、使い終わったら分解が必要ですが、これも手軽とは言えません。

練習以前にハードルが上がり、暇があっても使う気持ちが削がれます...

 

さらに、CX-25の場合、コーヒーだけ飲むのにもスチーム分の水を入れなければならないので、水が沸くのにかなり時間を要します。(そして後片付けはさらに面倒...)

同じ直火式エスプレッソメーカーであるカミラと違い、なぜか使いこなしてやろうという気持ちが湧いてきません...

正直に言うと、スチームを "プシュー" とやってみただけでもう満足なので、引き取ってくれる人を探したいと思います...

 

というわけで、上記二つのミルクフォーマーには納得がいかず、コツや練習が不要で手軽なフォームミルクの作成方法を考えてみました。

 

HARIOのハンディのミルクフォーマーを試しているうちに気付いたのですが、こんなのHeroの電動でやればいいんじゃないの?と...

で、やってみたのが下の動画です。


【ラテアート前提】超簡単なフォームミルクの作り方【初心者向け】

 

そうです、電動のフォームミキサーを単純に傾けて使うだけです...

最初は普通に立てて使用を開始し、泡が入ってから1~2秒で傾けます。

そして、攪拌の音を聞きながら、泡が入らない角度でそのまま静置します。

回転している牛乳の中心付近に大きい泡が溜まってくることがありますが、ほっておいて問題無いです。 (大きい泡は攪拌終了後に容器を振れば簡単に消せるので)

 

【注意点】この電動ミルクフォーマーでは一度に200~210g程度のミルクを使用しています。150~160g程度ではミルクフォーマーを傾けても空気を巻き込んでしまい、フォームが多くなりすぎる傾向です。そのため、やや量が多めですが、上記の量で使用しています。

 

後は温度が上がってくるまで攪拌を続けるだけで、3分弱で70℃程度になると自動停止します。(牛乳は冷蔵庫から出してから直ぐにスタート時は10℃位。攪拌時間を稼ぐため、冷えた牛乳を使うのがおススメ)

自動停止する前に、手感でもう少し低めの温度でストップすることも可能です。

なお、70℃まで引っ張るとぼってりし易くラテアートが難しくなる感じですが、飲むときは熱々が好きなのでその辺が悩ましいところです...

 

ベルマン CX-25を買う前に気付きたかった...

 

対策1.さらに攪拌

昇温しない攪拌のみのモードに切り替えて攪拌継続。(実際はあまりやっていないです。ハートだけならそこまでなめらかさに気を使わなくてもできそうなので...)

 

対策2.容器を揺すって、トントン

普通にスチームを使ってフォームミルクをつくるのによく使われる方法で、揺すったり、容器の底でテーブルをトントンと叩いたりして、大きい泡を潰します。

ちなみに容器からピッチャーにフォームミルクを移し替えて使用していますが、そのピッチャーは、必要であれば事前にお湯を入れるなどして温めておいた方がいいと思います。(ミルクを移す前にお湯は捨てる)

ちなみに温めのミルクで冷たいピッチャーに移すと、ミルクの粘度が増して注ぎ難くなります。

 

というわけで、大きい泡が残った場合、実使用上は揺すってトントンとして、今のところは完成としています。(それほど残ったことはないので...)

これで、素人レベルで使うには問題なくきれいなフォームミルクが得られています。

 

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取り合えず、UHT殺菌の牛乳しか近場で売っていないので、試したのはUHT殺菌の牛乳しか試していません...

脂肪分は0でも3.5%でも泡立ちには影響なく普通に使えますが、牛乳の銘柄により大きい気泡の残り方が若干異なる印象です。(あとはラテにした後の泡のなめらかさ (口当たり) が牛乳によって若干違う感じがします)

結論としては、試した牛乳の中ではフォームミルクが得られなかったことはありません。

たぶん何でも使えますので、味で選んだ方がいいです...

 

追記)牛乳を30~40Lぐらい消費したところで、微妙なフォームの分離の速さなどに違いを感じるようになってきました。

具体的に~がいいと言えるほど一般化できていませんが、牛乳による違いはあるようです。

フォームの分離対策としては、途中で昇温を切って攪拌時間を延ばしています。

 

※ポイントは温度です。とろみが出る温度まで昇温すれば、どの牛乳でも泡が保持されていると思います。ハンディのミルクフローサーで泡が抜けるという人は、そもそも温度が低めだと思います。(ただし、泡が少なすぎても粘度が低くても泡が抜けやすいです。その場合はもう少し泡を入れてみた方がいいです)

 

目的は達成、あとは絵の練習

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上記のように、電動ミルクフォーマーを使えばラテアート可能なフォームミルクを自宅で簡単に得ることができます。

ラテアートの絵自体は練習するしかないでしょうが、それはそれで楽しみだと思います。(フォームミルクが一度に約200gできるので、おなかいっぱいで一日に何度も練習できませんが...)

今後、しばらくはインスタントコーヒーを使って絵の練習をしてみるつもりです。(現状は下の写真のレベルです...)

▼2020年3月15日現在

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▼2020年4月20日現在 (レイヤーハートの練習中...)

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電動ミルクフォーマーの入手方法は?

中国在住の方はタオバオで "HERO打奶泡机" で検索すると直ぐ出てきます。

価格は4,000円弱でした。(中国は似たような製品が色々とあるので、これに拘る必要もないと思いますが...)

 

日本在住の場合、現在、同型の機種はAmazon等では入手できないようです。

また、個人で輸入しても電源の仕様が異なるので使用できません。

そのうちに日本でも同じようなコンセプトで使える機種を探してみるつもりですが、現時点では不明です。

上のフォームミルクの作り方に興味を持たれた方は、各自で似たようなミルクフォーマー探してもらうしかないです...

現状、私から見て使えるかもなという印象を持っているのは下のリンク先の機種です。(少しでも探索の手掛かりにしてもらえればと...)

 

また、下記は直火式エスプレッソメーカーのカミラを使ってラテアートをした話です。今回の方法でフォームミルクを作成しています。絵に関してはまだ未熟ですが、味の方は自分ではかなり満足しています。カミラの楽しみ方のオプションが一つ増えました。

 

以上、ご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

以降は本ブログのコーヒー関連のおススメ記事です。よろしければどうぞ!

 

下記は、コーヒーの焙煎用器具として片手鍋を初めて知った話です。ずいぶん遠回りしてしまいました...まさに灯台下暗しでした...自宅焙煎に興味のある方は是非ご覧ください! (現在、ラテに合わせるために深煎りの練習中ですが、深煎りもやり易いと思います...)

 

下記の記事で紹介している片手鍋が現在焙煎に使用しているもので、上記の記事で紹介している片手鍋よりも鍋底が薄いタイプです。(価格も安いです)

 

下記の記事では自分なりの手動コーヒーミルの使い方を紹介しています。焙煎したてのコーヒー豆を自分で挽くのは、一番コーヒー豆の香りを楽しめる瞬間だと思います。特にカミラ用に豆を挽くときは細挽きなので、一段と豊かな香りが楽しめます!

 

下記は現在お気に入りのコーヒーミル、Timemore (タイムモア) のG1についての紹介記事です。G1は同社のフラッグシップモデルに相当します。

 

下記の記事はタイムモアのミルのエントリーモデル、タイムモアCについての記事です。ハンドドリップ用に使っています。

 

下記はお気に入りの直火式エスプレッソメーカーのKamira (カミラ) についての記事です。クレマを上手くつくるにはコーヒーミルでの粒度調整は非常に重要です。

当然、このカミラで淹れたエスプレッソのラテも試す予定です!

 

下記は手動のポンプ式のエスプレッソメーカーの紹介です。たぶんクリーミィなクレマのおかげなのでしょうが、濃厚かつあまり苦さを感じさせないエスプレッソが抽出できます。砂糖を使うとデザート感覚です。1Zpressoという台湾メーカーにも興味があり導入しました。